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Lemotrio 1st Concert [演奏会]

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春に新人演奏会を聴いたお嬢さんがアンサンブルを結成されたとのことで、今日は初めての演奏会でした。


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メンバーは次のような方々です。

Flute 津崎 このみ さん(右)
 沖縄県出身。桐朋学園芸術短期大学芸術科卒業、専攻科修了。現在研究生。

Violin 亀井 友莉  さん(中央)
 東京音楽大学卒。 同大学大学院在籍。
 "高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト" メンバー。

Cello 清川 水鳥 さん(左)
 福岡県出身。東京音楽大学を経て同大学大学院に在籍。

ピアノ伴奏は
 野原 舞花 さん
 東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院伴奏専科に在籍

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場所は日暮里の「日暮里サニーホール」でした。


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ホールはホテルラングウッドの4階にあります。
二つある演奏会場のうち小さい方の「コンサートサロン」。
定員は 100名です。


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プログラムは次のような内容で、休憩なしの一時間でした。

 1. J. パッヘルベル:カノン
 2. F. J. ハイドン:フルート、ヴァイオリン、チェロのための6つのトリオ第2番 ト長調 HOB.4-7
 3. J. ハルヴォルセン:パッサカリア
   以前諏訪内さんとウィスペルウェイの演奏で聴きました。
 4. E. マガリフ:コリブリ(ハミングバード)
         コリブリというのはロシア語で、 英語ではハミングバード。
         ハチドリのことで、フルートのフラッター・タンギングが使われています。
 5. A. ピアソラ:リベルタンゴ
         この編成のために作曲科の方にオリジナルにアレンジしてもらったのとのことでした。
 6. E. モリコーネ:モリコーネ・メドレー
 7. マリア・カネコ・ミラー:モスキート ブルー
   この編成のためのオリジナル曲。
   蚊が入ってきて眠れない様子を曲にしたものだそうです。
   次の動画で演奏を聴くことができます。ヴァイオリンは作曲者のようです。

 2015.12.24 追記
 アンコール You Raise Me Up
       オリジナル:シークレット・ガーデン
       作曲:Rolf Løvland


会場はこのような編成でもよく響く構造で、むしろ響きすぎるかと思うほどでした。
「カノン」の最初のチェロからしてよく響いていました。
反面響きがぎゅっと押し込められてしまうとでもいうような聞こえ方で、場合によっては吸音材などで響きを抑えることも必要ではないかと思えました。

演奏についてはそれぞれプロとして仕事もしていらっしゃる方々ですので、細かいことは言わないでおきましょう。
ただ、アンサンブルとしてのまとまりはもうちょっとという感じでした。

若いということは可能性があるということ。
おじさんとしてはそれはとても羨ましい事です。





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「活躍する若手演奏家たち」:東京六人組 @市川市文化会館 [演奏会]

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今日演奏会が行われる事を知ったのは先月で、すぐチケットを取りました。
会場は初めてのところだったので、先月、他の撮影を兼ねて場所を確認しました。


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今日はビジネスホテル泊で、今 iPad で更新していますのでひとまず曲目などを記録しておきます。

  1. フランセ:恋人たちのたそがれ
  2. ドビュッシー(寺嶋陸也編):牧神の午後への前奏曲
  3. デュカス(浦壁信二編):交響詩「魔法使いの弟子」

      休憩

  4. プーランク:六重奏曲
  5. ワルツ特集
       久石譲:人生のメリーゴーランド 〜「ハウルの動く城」
       ハチャトゥリアン:ワルツ 〜 「仮面舞踏会」
       チャイコフスキー:花のワルツ 〜 「くるみ割り人形」
  6. ラヴェル(川島素晴編):ボレロ

  アンコール
    クリスマスソング・メドレー


終演後はサイン会が行われました。


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「牧神の午後への前奏曲」になると少し緊張がほぐれた様子で、ハーモニーの美しさが際立ってきました。
フルートからオーボエに旋律を渡す箇所など、どこからオーボエに代わったのかわからないほどでした。

曲はよく知られているものの構成は単純である「魔法使いの弟子」では、各楽器の音色の特徴をよく表現していて、このアンサンブルの魅力を十分に発揮した演奏でした。


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期待したプーランクは録音を聴いているかと思うほどよくまとまっていて、オクタヴィアレコードの録音のバランスそのままのように思え、堪能できました。

「ボレロ」は期待した持ち替えはピッコロとエスクラだけでしたが、オーボエは一本で頑張ってダモーレやサックスの音を模倣していました。
冒頭のリズムは、オーボエの 荒 さんがリードケースのようなものを叩き、ホルンはマウスピースを手の平で叩くという、金管楽器では普通は禁じられている事をやっていました。箇所によってベルを指で叩いていました。

期待したトロンボーンとの持ち替えは見る事ができず、ホルンのベルも普通の金属でした。
サイン会で伺うと、今回は YAMAHA との事でした。
CD での最後はやはりホルンでやっているとの事でした。

間が二小節しかないので、他の楽器も実演での持ち替えは困難との事でした。


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良い演奏会でした。

MC は 荒 さんがメインで務められ、曲の合間に各奏者にインタヴューするという形式で進められました。

荒 さんが地元市川のご出身との事で実現した演奏会だそうですが、企画を持ち込んだときは
   管楽器はお客が集まらない、200人も入るかどうか
と言われたそうですが、400席の小ホールはほぼ満席でした。

楽器ごとに「やっていらっしゃる方は?」との問いかけがあり、客席で手が挙がっていました。
ピアノがやはり一番多かったようです。


最初はホルンの 福川 さんのリサイタルに 三浦 さんが共演した事がきっかけだったそうで、三浦さんはみんなのまとめ役のようになっているとか。


「ボレロ」はピアノが一番大変で、嫌な連打をずっと続けなければならず、しかもだんだん音が増え、さらにクレッシェンドしなければなりません。


みなさん熱演でした。

永く続けて欲しいアンサンブルです。






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森麻季さん@佐倉市民音楽ホール [演奏会]

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ソプラノの 森 麻季 さんのコンサートが佐倉市で行われました。

久しぶりの市民音楽ホールです。

 

 

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定員 667名の中規模のホールです。

 

 

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公演中以外は撮影は禁止されていませんでした。

 

 

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プログラムを記録しておきます。

なお、プログラムと森さんの MC で表記が異なるものは併記しておきます。

(P)としたのは伴奏の 山岸 茂人 さんのソロです。

森さんはマイクを持たれて曲目の説明などをなさいました。

 

 グノー:歌劇「ファウスト」より "宝石の歌"

 リスト:コンソレーション(なぐさめ)第2番 (P)

 バッハ/グノー:アヴェ・マリア

 マスカーニ:アヴェ・マリア

 山田耕筰:この道

 山田耕筰:からたちの花

 モーツァルト:<美しいフランソワーズ>による12の変奏曲 K.353 (P)

 

  ここで衣装を替えられました。

 

 グノー:歌劇「ロミオとジュリエット」より "私は夢に生きたい"

 

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 休憩

 

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 二度目の衣装替えです。

 

 マイヤベーア:歌劇「ディノラー」より "影の歌"

  マイヤベーアはシューマンに酷評されたため今でも評価があまり高くないが、

  この曲はコロラトゥーラの見せ所なので、とお話されました。

 ガーシュウィン:《3つの前奏曲》より第2番、第1番 (P)

 

  ここで三度目の衣装替えです。

 

 久石譲:Stand Alone 〜 NHK スペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマ

 菅野よう子:花は咲く 〜 NHK「明日へ」東日本大震災復興支援ソング 

 

 

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 <ヘンデル生誕330周年記念>

 歌劇「リナルド」より "涙の流れるままに" (私を泣かせてください)

 歌劇「エジプトのジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)」より "つらい運命に涙はあふれ"

 

 

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 ショパン:ノクターン第17番 ロ長調 作品62-1 (P)

 プッチーニ:歌劇「ジャンニ・スキッキ」より "私のお父さん" (私の愛しいお父様) 

 

 

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アンコール

 村井邦彦:翼をください

 プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より "ムゼッタのワルツ"

 

 

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山岸さんの伴奏を生で聴くのは初めてですが、かっちりとした演奏で、音楽が明確です。

指先もよくコントロールされ、表情も豊かで伴奏者としても優秀であることがよくわかりました。

 

森さんの歌唱で一番印象に残ったのはグノーの "私は夢に生きたい" でした。

若い娘らしいジュリエットの夢、希望、喜びといった弾けるような心の底からの感情が体全体を使って会場いっぱいに伝わりました。


二曲のアヴェ・マリアは敬虔な祈りがよく表現されていました。

山田耕筰の二曲は控えめな表現でしっとりとした日本の情感が伝わりました。

 

NHK がらみの二曲は以前聴いたときほど強く伝わるものがなかったという印象でした。

少し力を抜いたようでした。

 

ヘンデルとプッチーニのような、若い娘の心情を歌ったものはやはり聴きごたえがあると感じました。

体や表情を使っての表現も過剰にならず、しかし内に多くのものを秘めているという感じがとても良かったです。

 

アンコールの "ムゼッタのワルツ" は表情も明るさを増し、かなりノっているという感じでした。

 

 

あっという間の二時間でした。

 

 

11月に秋川市でほぼ同じプロブラムで公演が行われるようです。

できるものならもう一度聴きたいものですが、ちょっと遠いですね。

 

 

 

 

 

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カラヤン&ベルリン・フィル初来日演奏会プログラム [演奏会]

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ランパルのプログラムと一緒に入手したのがこちらです。

 

 

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なんと布で装丁された本になっています。

 

1957年(昭和32年)。

ベルリン・フィル ハーモニー交響楽団(注:原文のまま)

指揮 ヘルベルト・フォン・カラヤン

 

日独文化協定記念

 

主催 日本放送協会・ラジオ サービス センター

後援 外務省・ドイツ大使館

 

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公演日程は次の通りです。

 

11月 4日(月)東京 日比谷公会堂  プログラム A

       5日(火)    〃     プログラム B

       6日(水)    〃     プログラム C

       7日(木)名古屋 市公会堂  プログラムD

       8日(金)    〃     プログラム E

     10日(日)福岡 電気ホール プログラムF

     11日(月)八幡 八幡製鉄体育館  プログラム B

     13日(水)広島市公会堂  プログラムG

     15日(金)大阪 宝塚大劇場 プログラム C

     16日(土)   〃     プログラム H

     17日(日)神戸 国際会館  プログラム I

     19日(火)東京 日比谷公会堂 産経ホール  プログラム J

     20日(水)     〃         プログラム K

     21日(木)仙台市公会堂  プログラム H

     22日(金)東京 東京体育館 慈善演奏会

 

 

プログラム A

    交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」   モーツァルト

    楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死   ワーグナー

    交響曲 第2番 ニ長調 作品73   ブラームス

 

プログラム B

    楽劇「ニュルンベルクの名歌手」前奏曲   ワーグナー

    交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラーハ」   モーツァルト

    交響曲 第1番 ハ短調 作品68   ブラームス

 

プログラム C

    交響曲 第8番 ロ短調 「未完成」  シューベルト

    交響曲 第3番 変ホ長調 作品35 「英雄」   ベートーヴェン

 

プログラム D

    交響曲 第7番 イ長調 作品92   ベートーヴェン

    交響詩 「モルダウ」   スメタナ

    歌劇「タンホイザー」序曲   ワーグナー

 

プログラム E

    歌劇 「オベロン」序曲   ウェーバー

    交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」  R. シュトラウス

    交響曲 第2番 ニ長調 作品73   ブラームス

 

プログラム F

    歌劇 「オベロン」序曲   ウェーバー

    交響詩「画家マチス」   ヒンデミート

    交響曲 第5番 ハ短調 作品67   ベートーヴェン

 

プログラム G

    交響曲 第35番 ニ長調 K.385 「ハフナー」   モーツァルト

    交響詩「ドン・ファン」作品20   R. シュトラウス

    交響曲 第2番 ニ長調 作品73   ブラームス

 

プログラム H

    交響曲 第5番 ホ短調 作品95「新世界より」  ドヴォルジャック (注:当時は5番だった)

    交響詩 「モルダウ」   スメタナ

    組曲「火の鳥」  ストラヴィンスキー

 

プログラム I

    組曲「火の鳥」  ストラヴィンスキー

    交響曲 第38番 ニ長調 K.504 「プラーハ」   モーツァルト

    交響曲 第7番 イ長調 作品92   ベートーヴェン

 

プログラム J

    交響曲 第7番 イ長調 作品92   ベートーヴェン

    交響詩 「モルダウ」   スメタナ

    組曲「火の鳥」  ストラヴィンスキー

 

プログラム K

    楽劇「ニュルンベルクの名歌手」前奏曲   ワーグナー

    交響詩「画家マチス」   ヒンデミート

    交響曲 第5番 ハ短調 作品67   ベートーヴェン

 

ご挨拶が沢山掲載されています。

 日本放送協会 永田 清

 ヘルベルト・フォン・カラヤン

 ドイツ連邦共和国外務大臣 フォン・ブレンターノ

 ドイツ連邦共和国駐日大使 ドクトル ハンス・クロル

  外務大臣 藤山愛一郎

 

第一コンサートマスターは ミシェル・シュヴァルベ。

「四季」の録音で記憶に残っています。

 

フルートは次のようなメンバーです。

 フリッツ・デムラー

 オーレル・ニコレ

 フリードリッヒ・トマス

 ギュンター・プリル(ピッコロ)

 

オーボエに ローター・コッホ の名前があります。

ファゴットは ギュンター・ピースク(コントラ・ファゴット)。

 モーツァルトのコンチェルトを録音していますね。

 

メンバー表によれば各パートの人数は次の通りです。

 1st Vn 18、2nd Vn 15

 Va 13、Vc 11

 Cb 9

 

 Fl 4、Ob 4

 Cl 4、Fg 4

 

 Hn 6、Tp 4

 Tb 4、Tuba 1

 

 Perc 4

 Hp 1

 

巻末に次の各氏の文章が掲載されています。

 山田 耕筰、宮沢 俊雄(東大教授)、属 啓成(音楽評論家)、吉田 雅夫(N響首席奏者)


例によって広告を。

 ・御木本眞珠店

 

 ・グラモフォンレコード

   ベルリンフィルハーモニー75年史

   フルトヴェングラー シューマン:交響曲 第4番

             シューベルト:交響曲 第7番

             ハイドン:交響曲 第88番

 

   カール・ベーム ベートーヴェン:交響曲 第5番

                   荘厳ミサ曲

 

   オイゲン・ヨッフム ベートーヴェン:交響曲 第3番

                      交響曲 第6番

                      交響曲 第7番

             ブラームス:交響曲 第1番〜第4番

 

   フリッツ・レーマン シューベルト:交響曲 第8番

             バッハ:クリスマス・オラトリオ

 

   フェレンツ・フリッチャイ ベートーヴェン:交響曲 第1番、第8番

                チャイコフスキー:交響曲 第五番

                スメタナ:交響詩「モルダウ」

 

   12吋LP=2,300円、10吋LP=1,700円、EP=850円

 

 ・incabloc(注:時計部品)

 

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 ・山葉ピアノ

 

 ・和光

 

 ・松下電器産業株式会社

   ナショナル ハイ・ファイ装置

    Hi-Fi レコードプレーヤー(短波もきける5ワット型) UL-970型 25,500円

    2バンド・チューナー付 Hi-Fiアンプ(5W型)US-914型 21,500円

    8吋スピーカー付バスレフ型スピーカーシステム SPS-82型 15,000円

 

 ・大東紡織株式會社 てまり毛糸 (注:「社」は旧字体)

 

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 ・東京第一ホテル

 

 ・日本交通公社

 

 ・レナウン商事株式会社 Tartan

 

 ・武田薬品工業株式会社 ハーモニン錠(トランキライザー)

 

 ・株式会社 松尾楽器商会 ピアノ:スタインウェイ、ベーゼンドルファー

              弦楽器:W.WILFER社 セロ・バス

              管楽器:マリゴー社 アレキサンダー社

              打楽器:WFL社 アジャックス(BH社)

              ハープ:ライオン ヒーリー社

              チェムバロ:ノイペルト社

              チェレスタ:ムステル社

              電気楽器:マルティノ・コムプトン(電子 電気 オルガン)

 ・日本麦酒株式会社 サッポロビール、リボンシトロン、リボンジュース

 

時代を感じます。

大変力が入っていたことが伝わります。

何年前から準備が行われたのでしょう?

 

当時この演奏会の入場料は今の価格にしていくらだったのでしょう?

 

高騰するのはもっと後の時代のはずですが、それでもたいそう高かったのではないかと想像します。

 

曲目にもちょっと時代を感じますが、日程は今では考えられない強行軍という印象です。

観光の時間もあったでしょうね。

 

感慨深いの一言です。

 

 

 

 

 

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某音楽大学新人演奏会 [演奏会]

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初めて聴いたのは一昨年でした。

 

 

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会場は同じ、ピアノはスタインウェイです。

 

昨春卒業したフレッシュな人たちの演奏はまだまだこれからという印象が強いですが、中にはもう貫禄を感じさせる演奏もありました。

 

 

曲目などだけ記録しておきます。

 

 ピアノ独奏:ラヴェル 『鏡』より 1.「蛾」 4.「道化師の朝の歌」

 ピアノ独奏:ショパン 「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」 Op.22

 ソプラノ独唱:プーランク 『メタモルフォーズ(変身)』より「パガニーニ」

        ドニゼッティ 歌劇『ランメルモールのルチア』より 「狂乱の場」

 ソプラノ独唱:シューマン 「献呈」

        リヒャルト・シュトラウス 「セレナーデ」

        ウェーバー 歌劇『魔弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」

 トロンボーン独奏:ベルト・アッペルモント トロンボーンのための「カラーズ」

 

 トランペット独奏:ハンセン コルネットとピアノのためのソナタ

 フルート独奏:グロヴレーズ ロマンスとスケルツォ

 ホルン独奏:モーツァルト ホルン協奏曲 変ホ長調 Kv.447 第1楽章

       アンリ・ビュセール カンテコール 変ロ長調 作品77

 ヴァイオリン独奏:サン=サーンス ハバネラ

 サクソフォン独奏:ボルヌ カルメン・ファンタジー

          星出 尚志 ブラボーサックス

 

 チェロ独奏:ガスパール・カサド 無伴奏チェロ組曲より 第一楽章、第三楽章

 ソプラノ独唱:ロッシーニ フィレンツェの花売り娘

        ベッリーニ 歌劇『カプレーティ家とモンテッキ家』より 「ああ、幾度か」

 ソプラノ独唱:マスカーニ 愛の神よ、ようこそ

        ベッリーニ 歌劇『夢遊病の女』より 「ああ、信じられない」

        プッチーニ 歌劇『妖精ヴィッリ』より  「もしお前たちのように小さな花だったら」

 ホルン独奏:フランツ・シュトラウス ホルン協奏曲 ハ短調 作品8 第1楽章

       シューマン アダージョとアレグロ 作品70

 

ゲスト演奏 バリトン独唱

 越谷 達之助 「初恋」

 猪本  隆 「死んだ少女」

 武満 徹 「小さな空」

 

どの方も技量については言うことはありませんが、今回の曲目はちょっと背伸びをしたかなと思えるものもありました。

音色はトランペットが印象に残っていますが、付点の処理やタンギングにもう少しかなと思えるものを感じました。

 

どの楽器とは言いませんが、身振りなどに気になる癖がある方がありました。

足でリズムを刻む癖のある方がありました。その楽器では特殊奏法も用いられていましたが、まさか足でリズムを取るという指示があるとも思えません。

 

ヴァイオリンは会社で一緒に仕事をしている方のお嬢さんです。

不安なところのないしっかりした演奏でした。

 

この方はもうある有名なグループのメンバーに採用されていますが、それだけのことはあると思えました。

 

 

フルート科の教授方は工藤さん、中野真理さん、相沢政宏さん、甲斐雅之さん、細川順三さん、三上明子さんとあります。

フルートはお一人でしたが、工藤さんのスタイルとはちょっと違うと感じました。

音色は悪くはありませんが、まだ自分独自の音ではないかなと感じました。

 

チェロの後のソプラノが特に印象が強かったですね。

落ち着きがあって自信が感じられました。

それは衣装にも表れていて、華美ではありませんが曲目に合わせたイメージでよく考えられていると思えました。

クラシックの歌手は演技ができなければダメなのだと改めて感じました。

表情や仕草に本当の感情が表れていました。

それに加えて声の表情。

 

声が出ている人は他にももちろんいましたが、表現と言えるものを自分のものにできているという点ではこの方が飛び抜けていました。

 

 

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XF35mm にて。

F1.8。

やっぱりこのレンズは素晴らしいです。

 

 

 

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大澤一彰テノールコンサート [演奏会]

 

 

 

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千葉市生涯学習センター主催のコンサートです。

定員 300名のホールはほぼ満員で、無料ですが抽選でした。

 

演奏者とプロフィールをプログラムから抜粋します。

 

テノール:大澤一彰

 東京藝術大学卒。

 2012年 二期会創立60周年記念オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ。

  NHK『BS プレミアムシアター』でも放送。

 「ららら♪クラシック」にも登場。

 2013年「第56回NHKニューイヤーオペラコンサート」出演。

 2014年 両国国技館『五千人の第九』ソリスト。

 二期会会員。

 http://www.k-osawa.com/index.html

 

ピアノ;梅田麻衣子

 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒。

 パリ・エコール・ノルマル音楽院伴奏科 首席終了。

 フランス国立ディジョン音楽院ピアノ科最高課程 特賞で終了。

 2002年〜2006年 パリ・エコール・ノルマル音楽院、スコラ・カントルム音楽院声楽科専属伴奏ピアニスト

 を務める。

 二期会専属ピアニスト。

 

マンドリン:アンサンブル・プレットロ

 1963年日本初の社会人マンドリンアンサンブルとして発足。

 2003年 編成を拡大してオルケストラ“プレットロ”に。

 現在約50名。

 

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曲目は次の通りです。

 

第一部

 歌劇『愛の妙薬』より

  なんてかわいい人だ

  人知れぬ涙            ドニゼッティ

 

 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より

  前奏曲〜シチリアーナ

  間奏曲〜母さんこの酒は強いね        マスカーニ

 

 

第二部

 カンツォーネ

  オー・ソレ・ミオ                  ディ・カプア

  愛は限りなく(マンドリンアンサンブル)       モドゥーニョ

  ゴッドファーザーのテーマ(マンドリンアンサンブル)   ニーノ・ロータ

  アマポーラ                     ホセ・ラカジェ

  カタリカタリ                    カルディッロ

  夢のフィレンツェ(マンドリンアンサンブル)      チェサリーニ

  禁じられた音楽                    ガスタルドン

 

 日本の歌

  からたちの花(ピアノ独奏) 山田 耕筰 作曲者編曲

  初恋            越谷 達之助

  小さな空          武満 徹

  くちなし          高田 三郎

  日本の四季メドレー     真島 圭 編曲

        荒城の月、椰子の実、ふるさと   など

 

大澤さんの声は体格の割には高く明るい声で、あえて例えるなら体格はドミンゴ、声はカレーラスといったところでしょうか。

地声と歌声にあまり違いがないという印象です。

実力のある方という印象ですが、声質がもっと太さを備えればさらに表現力が備わるだろうと思えました。

表現力は素晴らしいものがあり、舞台を見ないと何とも言えませんが、今回のステージでの振舞いを見ても演技力も備えていらっしゃるように思えました。

カンツォーネは昔よく聴いた ディ・ステファノ の演奏が私にとってのスタンダードですのでどうしてもそれと比べてしまいます。

 

曲によって衣装も変えられ、マスカーニなど胸に迫るものがありました。

 

 

ステージの演出は司会の方があら筋や訳詞を紹介されて理解を助ける工夫がされていました。

舞台のピアノは YAMAHA CF-III。

スタインウェイとは音作りが異なりますが、ショパンコンクールでも採用された CF-X につながるものを感じさせます。

調律も入念になされているように思えました。

 

ただ、大澤さんのコンサートのつもりで聴いている人にはマンドリンアンサンブルだけの演奏やピアノ独奏はちょっと意外な印象でした。

 

ピアノ独奏の「からたちの花」は作曲者自身の編曲とのことで初めて聴きましたが、意外に派手な印象で、発見でした。

 

マンドリンアンサンブルは 1st マンドリン2、2nd マンドリン2、マンドラ 2、マンドセロ(マンドチェロ)2、ギター2、コントラバス1という編成でした。

アンサンブルの質については厳しいことを言うならお金を払って聴きに行こうとは思わないとだけ書いておきます。

年配の方が多いようでしたが、若く実力のある人が必要ではないかと思えました。

ただ、楽器紹介があった中でギターの方(お二人のうち舞台に近い方の方)が「禁じられた遊び」のさわりを弾かれましたが、これは情感がこもっていて素晴らしい演奏でした。この方の演奏会があれば聴きに行きたいと思えました。

 

今年は生の演奏を聴く機会があまりありませんでした。

来年はもう少し機会を捕まえたいと思います。

 

 

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日が落ちるのが早いです。

もう今年もカウントダウンが始まります。

 



 

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32th 鎌ヶ谷吹奏楽団定期演奏会 [演奏会]

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フルートの Mさんが所属されている吹奏楽団の’演奏会を聴きました。



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お花見日和の良い一日でした。


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ミロのヴィーナスの複製がありました。



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白井市文化会館という立派なホールです。



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曲目は次の通りです。


第一部

 D.ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96

 M.デ・ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』より 火祭りの踊り

 ロバート・W.スミス:海の男達の歌


第二部

 B. Andersson, Stig. Andersson, Björn Ulvaeus: ダンシング・クイーン

 桑田佳祐:いとしのエリー

 見岳章:川の流れのように

 渡辺岳夫、坂田晃一:世界名作アニメコレクション

            よあけのみち(フランダースの犬)

            ロックリバー(あらいぐまラスカル)

            おしえて(アルプスの少女ハイジ)

            草原のマルコ(母をたずねて三千里)


第三部

 清水大輔:LOST MOON

      Man on the Moon 〜Episode2〜

アンコール

 H.マンシーニ:ムーン・リバー

 J.P. スーザ:海を越える握手


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曲によってミラーボールが使われました。



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アポロ13号の物語を元に作曲された第三部の曲では舞台の照明を落とし、ケネディ大統領の演説の映像や打ち上げの映像や月の画像などが使われました。

曲にはナレーションも使われ、宇宙センターとアポロ13号との交信のやり取りも日本語で挿入されていました。


指揮者の 佐藤迪 さんは芸大の打楽器のご出身で、専門はティンパニだったそうです。岩城さんと似ていますね。

メンバーはプログラムによると

 フルート&ピッコロ 4

 オーボエ&イングリッシュホルン 2(うち賛助出演2)

 クラリネット(含 Es, Bass) 10(うち賛助出演5)

 サクソフォン 7

 ファゴット 1

 トランペット&コルネット 6

 ホルン 7

 トロンボーン 5

 ユーフォニアム 1(うち賛助出演

 バス 2

 コントラバス (うち賛助出演

 パーカッション 9(うち賛助出演2)

 ピアノ 1(うち賛助出演


アンコールのムーン・リバーではホルンの方が鍵盤ハーモニカでソロを吹かれました。


パートで印象に残ったのはパーカッションですね。

銅鑼やチューブラー・ベルもあり、波の音の効果音、金属の鎖などの特殊な楽器、マリンバを弦楽器の弓で擦るなどの特殊な奏法もありました。

 

フルートはピッコロ以外は埋もれがちでした。

クラリネットとサックスはまあまあでサックスではお一人は良い音でしたが、他はいわゆる吹奏楽の音の範囲を出ていないように思えました。


イングリッシュホルンの持ち替えをされたオーボエの方は安定していました。

そういえばチューニングはオーボエでなくクラリネットでされていました。


クラリネットの正規メンバーはだいぶ少ないようですね。


この人数ですと Tuba はもう一人くらいいても良いでしょう。


トランペットは良い音の方が一人いらっしゃいました。


バスクラリネット二本は他のクラリネット(向かって左前部)とは離れた配置で、右側のオーボエの後ろでファゴットと並んでいました。



全体的にはやや背伸びした選曲かなという印象でした。

第三部は初めて聴いた曲ですが、熱演でまとまっていると思われました。

この曲、結構長いのですが月の軌道に乗って再度地球に向かう辺りの描写が端折っている感じでした。


「祝典序曲」は自分も高校生の頃演奏しました。

これは指揮者の責任だと思いますが、他の曲もそうですが、ダイナミクスやパート間の音量のコントロールがもっとできていなくてはなりません。

以前取り上げましたスーザの『星条旗よ永遠なれ』の解説で青島広志さんがお書きになっていらっしゃいましたが、行進曲はたしかに全楽器が吹きっぱなしであまり変化というものがありません。


吹奏楽のオリジナル曲やオーケストラ曲のアレンジで難しいのはとかく全部の楽器を活躍させてやろうという風になりがちだという事です。

弦楽器という管楽器に比べれば音色に特徴のない楽器がないということが難しさを生んでいるのです。

ホルストのあの二曲の組曲のような名作は極めて少ないのです。


指揮者はこれを良く心得てパート間の調整をしたり音量の増減などをスコアを読み込んで原曲を研究して表現を作り上げなければなりません。


これがこれからの大きな課題だろうと思います。


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休憩時間に雨になったようで、演奏が終了した時にはお花見の人はいなくなっていました。



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ソメイヨシノの色を捉えるのは難しいですね。

花曇りだと空と区別がつかなくなってしまいます。



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木の肌をバックにしてみたら淡いピンクが捉えられました。



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今年はまあまあのものが撮れたので次は桜吹雪を撮ってみたいですね。




 

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習志野シティフィルハーモニック 第57回定期演奏会 [演奏会]

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チケットをいただいたので聴きに行きました。



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場所は JR津田沼駅目の前の習志野文化ホールです。



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ずいぶん久しぶりです。



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千葉県文化会館にもないオルガンがここにはあります。

ずいぶん以前に岩城宏之さんがここで演奏した「ローマの松」の LP を買った事があります。



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曲目は

 C. Debussy:交響詩「海」

 D. Shostakovich:交響曲 第5番 ニ短調 Op.47 「革命」


 アンコール:D. Shostakovich:「タヒチ・トロット」(ティー・フォー・トゥ)


でした。


なかなかの熱演でした。

曲のまとめ方は全面的に賛成とは言いかねますが、久しぶりにフルオーケストラでこれを聴きました。


アマチュアですが、今年の 8月で 30周年を迎えるそうで、次の8月の定期ではオルガンを使ったレスピーギの「ローマの祭」を取り上げるそうです。



印象に残ったパートはまずコントラファゴットを含むファゴットセクション。

良い音色で、管楽器の中では光っていました。


金管ではトロンボーンとテューバの低音セクション。

テューバはフロントアクションのピストンのいわゆるフレンチスタイルで銀メッキ。

普通はロータリーのドイツスタイルが多いのですが、これは良かったですね。


ホルンにはきつい箇所が多いですが、トップの方が頑張っていました。

セクションとして4本が良く揃っていました。


トランペットは音の立ち上がりと音色に改善の余地があると感じました。


指揮者の方はコントラバス出身とありましたが、コントラバスも良く揃っていました。

楽器の配置が第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンを両翼に分け、その間にチェロとヴィオラを配し、第二ヴァイオリンとヴィオラの後ろにコントラバス、という具合でしたが、初めて見ました。


打楽器ではシンバルの音色と響かせ方が印象に残りました。


フルートはピッコロの他に3名でしたが、どういう分担にされたのかは分かりません。

ソロと 1st を分けたのかもしれませんが、ソロ(多分)の方と次の方の音色がまるで違うのが印象的でした。

ソロの方は倍音を極力そぎ落としたような音色で、次の方は倍音豊かな良い意味で色気のある音という印象です。

ピッコロ/フルートセクションはレヴェルが高いと感じました。


クラリネットの方も安心して聴ける演奏でしたが、音色にもっと何かがあればと感じました。


次のレスピーギも聴いてみたいですね。




 

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松木さや さん New Year Concert @ Café Klavier [演奏会]

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以前一度聴かせていただいた 松木さや さんの演奏会がありました。

松木さんは昨年の第82回日本音楽コンクール本選会において一位を獲得され、現在東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程に在学されています。



伴奏は 正住真智子さん。

東京藝術大学大学院修士課程に在学されています。



プログラムは次の通りです。


 1. 宮城道雄:春の海

 2. ドビュッシー:小舟にて

 3. シュテックメスト:「歌の翼」による幻想曲

 4. ノブロ:メロディー


 ━休憩━


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 5. タファネル:アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ

 6. ジュナン:ヴェニスの謝肉祭

 7. モーツァルト:ロンド


アンコール

 ドビュッシー:小舟にて


数々のコンクールで一位を獲得されていらして昨年のコンクールでも頂点に立たれたためか前回と比べても一回り大きくなって自信にあふれているという印象でした。


印象に残ったのはタファネルでした。

どこかで聴いたなと思ったら以前参加したサントリーホールでの発表会を記録した DVD にその曲を演奏された方がいらっしゃいました。

その時は曲については特に強い印象はなかったのですが、今回はフルートの特性と音色を生かした本当にフルートらしい曲と思えました。

私には無理ですが。


ジュナンは技巧が見せ所ですが、最後の変奏ではまるで二人で演奏しているかのように音が均質で主題が浮かび上がっているのが見事でした。拍手も一番多かったですね。



全体としてはメリハリの付け方、表情の付け方がとても勉強になりました。


三月にはコンクールの一位の人たちによる演奏会と初のリサイタルが予定されているそうです。

日程によっては聴きたいです。




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チケットには飲物とプレート代が含まれていました。

飲物は以前と同じフルーツカクテルティー。

ローズヒップやハイビスカス、ドライオレンジなどなどが含まれていて色鮮やかでビタミン C が豊富です。

ケーキも一度いただきましたイチゴとブルーベリーのケーキです。


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チーズケーキとお菓子も付いています。


明日のレッスンはフルートだけで、ヴァイオリンは明後日です。

楽器店のシステムでは一コースにつき30分お部屋を無料でレンタルできますので、両日とも1時間レンタルを受けられます。これは普通の音楽教室にはないメリットです。


午前中に庭を見回ったところ、見られる花は水仙だけです。

明日の朝も一回りしますが、もしアップできるような写真が撮れなかったら今日撮っておいた鳩の写真をアップします。

二羽とも巣の外に出られるようになったようです。




 

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ランチタイム・シネマ・コンサート&トーク [演奏会]

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ジャパン・シネマ・オーケストラによる映画音楽(邦画)の演奏会が明日と明後日、東京文化会館で行われますが、その前日祭(チラシには "前夜祭")としてフルートとギターによる演奏会が行われました。



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早朝の上野駅前は嘘のように静かです。



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「カレーの市民」。

1347年、フランスの港カレーで起きた事実を元にロダンが製作した名作です。



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国立西洋美術館も静かに目覚めようとしています。



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差し込む朝日が映画のワンシーンのようです。



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開場は 11:00。

それまで夜が明けてゆく様子を感じながら歩きます。


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またニャンコに会いました。



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フルートは yumi さん、ギターは 松尾 俊介 さんです。



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曲目は

 1.  『スティング』より 「ジ・エンターテイナー」(スコット・ジョプリン)

 2.  『ティファニーで朝食を』より 「ムーン・リバー」(ヘンリー・マンシーニ)

 3.  『禁じられた遊び』より 「愛のロマンス」

 4.  『黒いオルフェ』より 

 5.  『太陽がいっぱい』より 「太陽がいっぱい」(ニーノ・ロータ)

 6.  『ロミオとジュリエット』より 「A Time For Us」(ニーノ・ロータ)

 7.  『恋するガリア』より 「LargoJ.S. Bach [チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第二楽章])

 8.  『審判』より 「アダージョ」(伝アルビノーニ、ジャゾット編)

 9.  『タンゴ・レッスン』より 「リベルタンゴ」(ピアソラ)

 10.  『ニュー・シネマ・パラダイス』より (エンニオ・モリコーネ)


アンコール 「アメイジング・グレイス」


3. と 4. はギター独奏です。


司会とトークは NAHOK の木村奈保子さんでした。



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終了後、CD 等を販売していたコーナーで木村さんや他の方と少しお話をする事ができました。

以前作っていただいたカフェオレ色の製品を持って行ったのですぐ分かってもらえました。



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開場までは相当時間がありました。

前回ここを訪れた時は月曜日で動物園も美術館も閉まっていたのですが、今日は金曜なのでそういう事はありません。


上野動物園は開園が 9:30 です。

ジャイアントパンダをゆっくり見た事はありませんので、真っ先に行ってみました。

幼稚園児たちがたくさん来ていました。

先生方は大変です。



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パンダの写真は撮りましたが、二頭とも寝ていてあまり変化がありません。


続きは明日アップします。


明日はいつもの母の通院日なので朝の更新はお休みします。


おっと、iPad を買い替えました。

先ほど古い機種のバックアップと新しい機種への同期を終えました。

確かに薄く、軽くなっています。

それも改めて別の日にアップします。


 

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