「活躍する若手演奏家たち」：東京六人組 @市川市文化会館 [演奏会]
今日演奏会が行われる事を知ったのは先月で、すぐチケットを取りました。
会場は初めてのところだったので、先月、他の撮影を兼ねて場所を確認しました。
今日はビジネスホテル泊で、今 iPad で更新していますのでひとまず曲目などを記録しておきます。
1. フランセ：恋人たちのたそがれ
2. ドビュッシー（寺嶋陸也編）：牧神の午後への前奏曲
3. デュカス（浦壁信二編）：交響詩「魔法使いの弟子」
休憩
4. プーランク：六重奏曲
5. ワルツ特集
久石譲：人生のメリーゴーランド 〜「ハウルの動く城」
ハチャトゥリアン：ワルツ 〜 「仮面舞踏会」
チャイコフスキー：花のワルツ 〜 「くるみ割り人形」
6. ラヴェル（川島素晴編）：ボレロ
アンコール
クリスマスソング・メドレー
終演後はサイン会が行われました。
「牧神の午後への前奏曲」になると少し緊張がほぐれた様子で、ハーモニーの美しさが際立ってきました。
フルートからオーボエに旋律を渡す箇所など、どこからオーボエに代わったのかわからないほどでした。
曲はよく知られているものの構成は単純である「魔法使いの弟子」では、各楽器の音色の特徴をよく表現していて、このアンサンブルの魅力を十分に発揮した演奏でした。
期待したプーランクは録音を聴いているかと思うほどよくまとまっていて、オクタヴィアレコードの録音のバランスそのままのように思え、堪能できました。
「ボレロ」は期待した持ち替えはピッコロとエスクラだけでしたが、オーボエは一本で頑張ってダモーレやサックスの音を模倣していました。
冒頭のリズムは、オーボエの 荒 さんがリードケースのようなものを叩き、ホルンはマウスピースを手の平で叩くという、金管楽器では普通は禁じられている事をやっていました。箇所によってベルを指で叩いていました。
期待したトロンボーンとの持ち替えは見る事ができず、ホルンのベルも普通の金属でした。
サイン会で伺うと、今回は YAMAHA との事でした。
CD での最後はやはりホルンでやっているとの事でした。
間が二小節しかないので、他の楽器も実演での持ち替えは困難との事でした。
良い演奏会でした。
MC は 荒 さんがメインで務められ、曲の合間に各奏者にインタヴューするという形式で進められました。
荒 さんが地元市川のご出身との事で実現した演奏会だそうですが、企画を持ち込んだときは
管楽器はお客が集まらない、200人も入るかどうか
と言われたそうですが、400席の小ホールはほぼ満席でした。
楽器ごとに「やっていらっしゃる方は？」との問いかけがあり、客席で手が挙がっていました。
ピアノがやはり一番多かったようです。
最初はホルンの 福川 さんのリサイタルに 三浦 さんが共演した事がきっかけだったそうで、三浦さんはみんなのまとめ役のようになっているとか。
「ボレロ」はピアノが一番大変で、嫌な連打をずっと続けなければならず、しかもだんだん音が増え、さらにクレッシェンドしなければなりません。
みなさん熱演でした。
永く続けて欲しいアンサンブルです。
こんばんは♪～
いらっしゃったのですね！（市川へようこそ！）
きたろうも一両日中に本コンサートのレポを（写真中心で）アップするつもりですが、貴ブログへリンクを貼らせてもらっても宜しいでしょうか？
宜しくお願い致しますm(__)m
by きたろう (2015-12-19 00:14)
きたろう さん、おはようございます。
荒さんの blog で予定を知りました。
リンクは貼ってくださって結構です。
CD についても過去二回取り上げていますのでよろしかったらお読みになってみてください。
by センニン (2015-12-19 07:25)
センニンさんコメントありがとうございます^-^
きたろうは、荒絵理子さんが５年ほど前に、この会館の大ホールで、ある吹奏楽団の定演にゲスト出演して以来の一ファンで関係者ではありません。
ブログにコンサート・レポをアップするようになってから、演奏者の方に（ロビーで）写真撮影を直接お願いしていますが、これに関して、財団側から特に言われたことはありません。
（ロビーでの写真撮影に関し財団の方に許可を求めたことはありませんが、禁止もしないが許可もしないといった雰囲気です）
東京六人組の次の公演は、岐阜公演以降予定されていない様ですが、恐らくその次の公演は、大分先になるような気が致します。（ほとんどの方が、交響楽団の首席奏者でお忙しそうなため）
荒さんの２月１３日所沢の公演は聞きに行く予定です。
今後共宜しくお願い致します。
by きたろう (2015-12-25 09:00)
きたろう さん、こんばんは。
再びのコメントありがとうございます。
そうでしたかそれは失礼いたしました。
演奏会では会場によって方針が異なり、今回のように「会場内では禁止」というところもあれば「演奏中は禁止」というところもあります。後者のような場合でも会場を撮影することはしますが、演奏家の方については遠慮しています。
他の方がなさることにとやかく言うつもりはありませんが、私はダメと言われたことはしない方針です。
ロビーについてははぐらかされたので多分許可もしないが禁止もしないというところでしょうね。
言われたのは「"人" は肖像権がありますから」ということで、まあそれは知っているわけですが、ロビーでのサイン会の様子などはと思って尋ねたわけです。
状況によっては演奏家の方を、と思ったのですが、長い列ができていたので断念しました。
人物を撮影してこの blog に掲載する場合は
撮影すること
blog に掲載すること
の両方の許可を取っています。
どのような blog かと訊かれた時は iPad で見てもらいます。
掲載 OK の場合も顔も良いか、顔は不可かを確認します。
演奏家の方についてはパブリシティー権もありますので、掲載については許可をいただいた場合にのみと考えています。
ニュース映像などでも最近は通行人に配慮しているようですので、直ちにクレームになることはないとしてもどうしてもそれを掲載しなければならないのでなければ気をつけるに越したことはありません。
なお、上野さんの HP によれば 4月に上野の森美術館でピアノを除く五重奏の公演があるようです。
岐阜もできれば聴きたいところですが、こちらは今から予定を入れておきたいところです。
by センニン (2015-12-25 20:44)