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某音楽大学新人演奏会 [演奏会]

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初めて聴いたのは一昨年でした。

 

 

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会場は同じ、ピアノはスタインウェイです。

 

昨春卒業したフレッシュな人たちの演奏はまだまだこれからという印象が強いですが、中にはもう貫禄を感じさせる演奏もありました。

 

 

曲目などだけ記録しておきます。

 

 ピアノ独奏:ラヴェル 『鏡』より 1.「蛾」 4.「道化師の朝の歌」

 ピアノ独奏:ショパン 「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」 Op.22

 ソプラノ独唱:プーランク 『メタモルフォーズ(変身)』より「パガニーニ」

        ドニゼッティ 歌劇『ランメルモールのルチア』より 「狂乱の場」

 ソプラノ独唱:シューマン 「献呈」

        リヒャルト・シュトラウス 「セレナーデ」

        ウェーバー 歌劇『魔弾の射手』より 「すらりとした若者がやってきたら」

 トロンボーン独奏:ベルト・アッペルモント トロンボーンのための「カラーズ」

 

 トランペット独奏:ハンセン コルネットとピアノのためのソナタ

 フルート独奏:グロヴレーズ ロマンスとスケルツォ

 ホルン独奏:モーツァルト ホルン協奏曲 変ホ長調 Kv.447 第1楽章

       アンリ・ビュセール カンテコール 変ロ長調 作品77

 ヴァイオリン独奏:サン=サーンス ハバネラ

 サクソフォン独奏:ボルヌ カルメン・ファンタジー

          星出 尚志 ブラボーサックス

 

 チェロ独奏:ガスパール・カサド 無伴奏チェロ組曲より 第一楽章、第三楽章

 ソプラノ独唱:ロッシーニ フィレンツェの花売り娘

        ベッリーニ 歌劇『カプレーティ家とモンテッキ家』より 「ああ、幾度か」

 ソプラノ独唱:マスカーニ 愛の神よ、ようこそ

        ベッリーニ 歌劇『夢遊病の女』より 「ああ、信じられない」

        プッチーニ 歌劇『妖精ヴィッリ』より  「もしお前たちのように小さな花だったら」

 ホルン独奏:フランツ・シュトラウス ホルン協奏曲 ハ短調 作品8 第1楽章

       シューマン アダージョとアレグロ 作品70

 

ゲスト演奏 バリトン独唱

 越谷 達之助 「初恋」

 猪本  隆 「死んだ少女」

 武満 徹 「小さな空」

 

どの方も技量については言うことはありませんが、今回の曲目はちょっと背伸びをしたかなと思えるものもありました。

音色はトランペットが印象に残っていますが、付点の処理やタンギングにもう少しかなと思えるものを感じました。

 

どの楽器とは言いませんが、身振りなどに気になる癖がある方がありました。

足でリズムを刻む癖のある方がありました。その楽器では特殊奏法も用いられていましたが、まさか足でリズムを取るという指示があるとも思えません。

 

ヴァイオリンは会社で一緒に仕事をしている方のお嬢さんです。

不安なところのないしっかりした演奏でした。

 

この方はもうある有名なグループのメンバーに採用されていますが、それだけのことはあると思えました。

 

 

フルート科の教授方は工藤さん、中野真理さん、相沢政宏さん、甲斐雅之さん、細川順三さん、三上明子さんとあります。

フルートはお一人でしたが、工藤さんのスタイルとはちょっと違うと感じました。

音色は悪くはありませんが、まだ自分独自の音ではないかなと感じました。

 

チェロの後のソプラノが特に印象が強かったですね。

落ち着きがあって自信が感じられました。

それは衣装にも表れていて、華美ではありませんが曲目に合わせたイメージでよく考えられていると思えました。

クラシックの歌手は演技ができなければダメなのだと改めて感じました。

表情や仕草に本当の感情が表れていました。

それに加えて声の表情。

 

声が出ている人は他にももちろんいましたが、表現と言えるものを自分のものにできているという点ではこの方が飛び抜けていました。

 

 

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XF35mm にて。

F1.8。

やっぱりこのレンズは素晴らしいです。

 

 

 

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