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大澤一彰テノールコンサート [演奏会]

 

 

 

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千葉市生涯学習センター主催のコンサートです。

定員 300名のホールはほぼ満員で、無料ですが抽選でした。

 

演奏者とプロフィールをプログラムから抜粋します。

 

テノール:大澤一彰

 東京藝術大学卒。

 2012年 二期会創立60周年記念オペラ『カヴァレリア・ルスティカーナ』トゥリッドゥ。

  NHK『BS プレミアムシアター』でも放送。

 「ららら♪クラシック」にも登場。

 2013年「第56回NHKニューイヤーオペラコンサート」出演。

 2014年 両国国技館『五千人の第九』ソリスト。

 二期会会員。

 http://www.k-osawa.com/index.html

 

ピアノ;梅田麻衣子

 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒。

 パリ・エコール・ノルマル音楽院伴奏科 首席終了。

 フランス国立ディジョン音楽院ピアノ科最高課程 特賞で終了。

 2002年〜2006年 パリ・エコール・ノルマル音楽院、スコラ・カントルム音楽院声楽科専属伴奏ピアニスト

 を務める。

 二期会専属ピアニスト。

 

マンドリン:アンサンブル・プレットロ

 1963年日本初の社会人マンドリンアンサンブルとして発足。

 2003年 編成を拡大してオルケストラ“プレットロ”に。

 現在約50名。

 

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曲目は次の通りです。

 

第一部

 歌劇『愛の妙薬』より

  なんてかわいい人だ

  人知れぬ涙            ドニゼッティ

 

 歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より

  前奏曲〜シチリアーナ

  間奏曲〜母さんこの酒は強いね        マスカーニ

 

 

第二部

 カンツォーネ

  オー・ソレ・ミオ                  ディ・カプア

  愛は限りなく(マンドリンアンサンブル)       モドゥーニョ

  ゴッドファーザーのテーマ(マンドリンアンサンブル)   ニーノ・ロータ

  アマポーラ                     ホセ・ラカジェ

  カタリカタリ                    カルディッロ

  夢のフィレンツェ(マンドリンアンサンブル)      チェサリーニ

  禁じられた音楽                    ガスタルドン

 

 日本の歌

  からたちの花(ピアノ独奏) 山田 耕筰 作曲者編曲

  初恋            越谷 達之助

  小さな空          武満 徹

  くちなし          高田 三郎

  日本の四季メドレー     真島 圭 編曲

        荒城の月、椰子の実、ふるさと   など

 

大澤さんの声は体格の割には高く明るい声で、あえて例えるなら体格はドミンゴ、声はカレーラスといったところでしょうか。

地声と歌声にあまり違いがないという印象です。

実力のある方という印象ですが、声質がもっと太さを備えればさらに表現力が備わるだろうと思えました。

表現力は素晴らしいものがあり、舞台を見ないと何とも言えませんが、今回のステージでの振舞いを見ても演技力も備えていらっしゃるように思えました。

カンツォーネは昔よく聴いた ディ・ステファノ の演奏が私にとってのスタンダードですのでどうしてもそれと比べてしまいます。

 

曲によって衣装も変えられ、マスカーニなど胸に迫るものがありました。

 

 

ステージの演出は司会の方があら筋や訳詞を紹介されて理解を助ける工夫がされていました。

舞台のピアノは YAMAHA CF-III。

スタインウェイとは音作りが異なりますが、ショパンコンクールでも採用された CF-X につながるものを感じさせます。

調律も入念になされているように思えました。

 

ただ、大澤さんのコンサートのつもりで聴いている人にはマンドリンアンサンブルだけの演奏やピアノ独奏はちょっと意外な印象でした。

 

ピアノ独奏の「からたちの花」は作曲者自身の編曲とのことで初めて聴きましたが、意外に派手な印象で、発見でした。

 

マンドリンアンサンブルは 1st マンドリン2、2nd マンドリン2、マンドラ 2、マンドセロ(マンドチェロ)2、ギター2、コントラバス1という編成でした。

アンサンブルの質については厳しいことを言うならお金を払って聴きに行こうとは思わないとだけ書いておきます。

年配の方が多いようでしたが、若く実力のある人が必要ではないかと思えました。

ただ、楽器紹介があった中でギターの方(お二人のうち舞台に近い方の方)が「禁じられた遊び」のさわりを弾かれましたが、これは情感がこもっていて素晴らしい演奏でした。この方の演奏会があれば聴きに行きたいと思えました。

 

今年は生の演奏を聴く機会があまりありませんでした。

来年はもう少し機会を捕まえたいと思います。

 

 

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日が落ちるのが早いです。

もう今年もカウントダウンが始まります。

 



 

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