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自分用の譜面を作る:「手紙」 [楽譜]

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楽譜を見たくなったので課題曲の楽譜を手に入れました。

女声三部合唱と混声三部合唱の二種類です。



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かなりページ数が多くて煩わしいのでメロディーとピアノ伴奏だけの譜面を作ろうと Finale で入力しました。

こういう作業をすると Finale の操作の勉強になります。


曲の研究にもなります。


この曲を作曲者本人の歌唱で聴いた時はあまりピンと来なかったのですが、中学生の合唱を映画で見たりネットの動画を見たりすると感動的だなと感じます。

アンジェラ・アキさん自身の体験が元になっているのですが、それを自分が歌うための曲として作るななら多分かなり違った曲になったでしょう。

これはまさに中学生の合唱のために作ったのだということがよくわかります。

中学生の声域に合わせた音域、跳躍が少ない滑らかなメロディー、オーソドックスなコード進行、それに少しだけひねりを入れる。


あの映画を観て良かったなと思いました。


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英訳は慎重に [楽譜]

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以前取り上げました新しい曲集ですが、前回からこの中の曲を使って歌い方とビブラートのレッスンを受けています。


使うのは日本の歌です。

よく知っていて歌いやすいからでしょう。


日本の曲は六曲収録されています。

良い曲ばかりですが、ふとタイトルを見てちょっとした違和感を覚えました。

英語で表記したものは初めて見ました。


違和感は添えられた英語表記に対してです。



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「小焼け」ってなんですかと面と向かって聞かれると多くの人は戸惑ってしまうでしょう。

ネットを検索すると

 太陽が沈んだ後に空が赤くなる現象

などと説明しているサイトがいくつもありますが、それは違うと思います。


「こやけ」というのは「ゆうやけ」に続けて使うことで調子を整える働きをします。

他の例では「おおさむ こさむ」「なかよし こよし」などがあります。



ここに添えられた英語タイトルは「太陽が沈んだ後に〜」の解釈を取り入れてしまっているように思えます。


ちなみに最新の一般的な国語辞典には「こやけ」の項目はありません。


「夕焼け」の英語表現は evening glow, glow of (the) sunset, sunset glow などがあるようです。
なので Sunset だけでも良いのではないかと思います。
あるいは The sun set and the sunset..(太陽が沈んで夕焼けになった。)というような表現でどうかと思います。



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たまたまですが「赤とんぼ」の歌は「ゆうやけこやけの」で始まります。



赤とんぼといえばよく見られるのはアキアカネですが、特定の種類を指すものではないようですからこの英語表記は妥当でしょう。



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北原白秋の詩による曲ですが、資料によれば白州の子供の頃の思い出を描いたものではなく北海道旅行などの印象をもとにしたもののようです。


英語タイトルは

 この道路は以前通った道だ

という意味になっていてそれほど違いはないように見えます。


「道」は road, path, way などが考えられますが、昔の田舎の道であれば大通りではなさそうです。
「いつか」のニュアンスも難しいですね。
 This must be the path I once took
あたりでどうかと思います。
一度とは限りませんが。



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これはいいかなと思います。




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これだと「田舎の家」というニュアンスです。

 Home town

あるいは

 Birthplace

が良いのではないかと思います。



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この場合の花は桜ですね。

隅田川ですし。

 Cherry blossom

 
これらの英訳が海外向けの学種でよく使われるものなのかどうかは寡聞にして知らないのですが、そうだとすればかなり古い訳かもしれませんね。
 
 
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目新しい曲集 [楽譜]

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楽器店に行っても並んでいる曲集は同工異曲と言いますかどれも見たことがある曲ばかりで、最近はピアノ伴奏はなくて CD がついているというものも珍しくありません。


アレンジも簡単なものは演奏しても面白くなく、演奏効果が上がるものは難しいという具合です。


曲の傾向としては JPOP や歌謡曲、演歌がいやに多いなという感じです。

手っ取り早く人前で演奏するためのものなのでしょうか。

先生曰く慰問などで演奏するときはそういうのが喜ばれるというのですが。


そう思いながら先日山野楽器で楽譜の棚を見ていましたら新しいものらしいものがいくつか並んでいましたのでその中の一冊「フルート名曲集」の内容を確認してみました。



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するといくつか新しい編曲がされているようで、フルートの譜面を二曲、伴奏譜のアレンジを一曲見直しているようです。



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持っている曲も多いのですが、オネゲルの「ロマンス」とニールセンの二曲、シベリウスの「スカラムーシュ」は他では見たことがありません。


「スカラムーシュ」はミヨーの曲が有名でサックスでも演奏されることがありますが、こちらは

 オーボエ2、クラリネット2(B♭)、フルート2、ファゴット2、

 ホルン4(F)、

 トライアングル、ティンパニ、

 ピアノ、

 ヴィオラ独奏、チェロ独奏、

 弦五部

という編成で、この曲集に収められているのは 21曲のうち 16曲目(Act II Scene 6)の Trauquillo assai です。


とてもきれいな曲んで音符の並びも難しくないのですが、調がなんと変ト長調(♭が6つ)です。

なかなかお目にかかりません。フラットがつかないのは F だけですのでちょっとやりにくいです。

音程も取りにくいかな?



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できるようになったら素敵です。
 
 
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新資料だった [楽譜]

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先日購入した楽譜を読んでいますと、初めて見る資料からの抜粋が載っていました。



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当初はマリアはベースとなった「ロミオとジュリエット」と同じように自殺する構想だったというのです。

実は今回映画を観ていてオリジナルだったらマリアも死んでいるなと思い出していたのです。


しかしリチャード・ロジャースが「マリアはこれだけのことが起きたのでもう死んでいるのだ」という意味のことを助言したそうです。

リチャード・ロジャースが関わっていたことは今までの資料ではわかりませんでした。



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また、「Something's Coming」は最後に書かれたとあります。

これはトニーという人物を表現するものが足りないとして、アーサー・ローレンツが書いた脚本を元に最後に書かれたそうです。


今回映画を観ていてこの点もちょっと引っかかっていました。

あの場面で急に「何かが起こる」と予感するのがちょっと唐突かなと思ったのです。

まあミュージカルだからと言ってしまえばそれまでですが、ダンスパーティーには行かないと言っていてリフが帰った時点でもそうだったのだろうと思うのですが、急に何かを予感するのです。


いい資料でした。


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きつそう:”Nimrod’ [楽譜]

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さて早速やってみた Nimrod ですが、譜面ヅラは全く難しいことはありません。



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出版社はイギリスの会社ですね。

オリジナルの著作権は切れていますが編曲の著作権は出版社が更新して継承しているようです。



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アーティキュレーションはこんな感じですが、いまいちちょっと面白くないような感じがします。



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オリジナルはどうかと確認してみますとやはりかなり違います。



オイレンブルクスコア エルガー エニグマ変奏曲 (変奏曲“なぞ”) 作品36 (オイレンブルク・スコア)

オイレンブルクスコア エルガー エニグマ変奏曲 (変奏曲“なぞ”) 作品36 (オイレンブルク・スコア)

  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/07/21
  • メディア: 単行本
まあ弦とフルートとでは奏法も違いますしブレスと弓の上げ下げの切替との違いもありますしね。
オリジナルを参考にぼちぼちやってみましょう。
来年はこれにしようかと思っています


明日は母の通院の日なので朝の更新はお休みします。


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Fl. & Pf 版「Nimrod」 [楽譜]

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『孤独のアンサンブル』で感銘を受けて以来車の中で時折第三部の録音を聴いているのですが、楽譜が欲しくなって探しました。

あの編曲はオリジナルなのでもちろん出版はされていないのですが、見つかるのはフルートではフルート四本用の編曲が多いです。



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それでもフルート一本とピアノでの演奏の録音を公開している方がいらしたので探してみますと一つ見つかりました。

原曲の著作権は切れていますが、編曲は切れていないのでここには掲載できません。



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編曲者や出版社については詳しいことは分かりません。



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こういうのは珍しいのですが、トンボが残っています。



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裁断位置がずれているのですね。



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大手出版社でしたらあり得なでしょうが、中身には問題ないのでまあいいでしょう。

明日はピアノのある部屋で練習なので伴奏もチェックしてみましょう。


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フルスコアも作ってみました [楽譜]

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先日演奏用の譜面を作ったのですが、短い曲で編成も大きくはないのでフルスコアも作ってみました。

その中で以前一部読み違えていたことに気づくことができました。

その記事は先ほど訂正しました。




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作曲者がフランス人なのでフランス語が多くてちょっっと面倒です。

seul というのは solo のことです。

第一ヴァイオリンや第二ヴァイオリンのこの省略表記は Finale はデフォルトでは持っていないので作らなくてはなりません。

 

これもちょっと違うので後で直す予定です。

 



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smorzando はありますが、こんな分に分割されては面倒です。

これも作ります。




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diminuendo も。




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crescendo も。



作ってどうするかというと今回は特に使う予定はないのです。

伴奏はピアノですし。

でも読み違いを発見できましたし、記号などを新しく作る方法にも慣れました。



将来何か役に立つかもしれません。




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譜面はできたが [楽譜]

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ひとまず譜面はできました。




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オケのスコアと他の譜面とも比較して作っています。

先日も触れましたがオケのスコアでは写真の1小節目のトリルの後に複後打音がありますが、フルート独奏用のアレンジでは次の音符の複前打音になっています。

スコアでもオブリガートのクラリネットはトリルではありませんが三拍目の頭の複前打音になっています。

ピアノ伴奏譜も同じ扱いです。

 

またこれに続くフレーズはフルート独奏用のアレンジではフルートが吹きますが、オリジナルのオーケストラではイングリッシュホルンです。

 

YAMAHA で単売しているアレンジではフルートは原曲そのまま、ピアノ伴奏はハープをほぼそっくり移植したものになっていて少々ものたりなく思えてしまいます。

 


そしてこのフレーズ、原曲とは一つ音が変えられています。



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これは作った譜面ですが、三連符の二つ目、オケではイングリッシュホルンが C E(実音)であるのに対し ALSO の譜面では G、DOREMI の譜面では E♭ になっています。

どちらもこの箇所の和声の中の音ですが、元々がフルートのフレーズではないので演奏効果を考えてそうしたのかもしれません。

作った譜面ではカッコ付きで両方を入れています。

 

※ ’21.5.16 追記

 

イングリッシュホルンの譜面を読み違えていましたので訂正しました。

 

以前アップしました譜面の一部と再生したファイルを再度掲載します。

8年半前のものですが、今聞くと少し手直ししたい箇所もあります。

コーラスはオリジナルはもちろん歌ですが、女声と男声の “アー”を使っています。

 

再生は弱音(pp)で始まって ff までありますので再生なさる場合は音量にご注意ください。



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"IMAGINE" を練習 [楽譜]

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年内のレッスンはあと一回ですが、難しい曲がなかなか通過できません。

もうちょっとなのですが、次の曲はもう OK が出てしまって、宿題のようになっています。

 

明日あたりはもう新しい練習曲集が届いてしまいます。

 

それなのに今日は先日届いた “IMAGINE” を弾いたりしています。




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音の数が多くないので Finale で演奏用の譜面を作りました。

歌詞の入力が結構手間で修正が必要なところが残っているのですが、歌うわけではないのでひとまず練習し始めます。

ハ長調だしそんなに難しくはありませんが、すぐには暗譜はできません。

“Let It Be” もハ長調でしたし。




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年賀状印刷ができてきました。

このところ文面まで全部作って画像データにして印刷しています。

以前に比べると手抜きになっています。

一言添えて期限内に出すことにしましょう。



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弾いてみようか:"Imagine" [楽譜]

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12月8日はジョン・レノンの命日(1980年)で、没後40周年だというわけでこのことろ TV で取り上げ荒れることが多いように思いますが、先日も NHK で “imagine” が取り上げられていました。

伴奏部分を聴くとシンプルで複雑なコードもなさそうだったので楽譜を取り寄せてみました。



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ハ長調で音域は低いですね。

コードはたまにセブンスが出てくるくらいですね。

M7 も少し。

 

この楽譜にはピアノソロ版も一緒に収録されていますけど、欲張らずに伴奏だけ練習してみましょう。

 
 
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