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リコーダーミニコンサート@千葉そごう [演奏会]

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千葉そごうでは明日まで「Cara Italia!~親愛なるイタリア~」としてイタリアの物産展が行われています。



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車も展示されています。



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そんな場所でリコーダーの演奏会が行われました。



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演奏は 大川 滋子 さん。

写真掲載はご本人の許可を得ています。



チラシのプロフィールを一部転載します。

 武蔵野音楽大学音楽学部器楽科卒業

 リコーダーを日比健治郎、山岡重治他に師事



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使用された笛はガナッシリコーダーのレプリカのソプラノとアルトで、製作は 外川 仁 さんとありました。



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曲目は

 1. 「第一のカリリーン」:Jacob van Eyck(1590-1657)

 2. 「今こそ去らねば」:Jacob van Eyck

   (John Dowland の旋律による)

 3. 「許しておくれ」

 4. 鳥をイメージしたオリジナル曲

 5. 「美しい少女ダフネ」

 6. 「道化師」


アンコール:オー・ソレ・ミオ

      もののけ姫


楽器の製作者はシルヴェストロ・ガナッシだそうで、チラシによれば

 1492年 ヴェネチア近郊生まれ。

 リコーダー製作者、ガンバ奏者

 1534年に現存する最古のリコーダー解説書を記し

 その後のリコーダーの奏法・音楽に多大なる影響を与えた。

お話によればヴァイオリンで言えばストラディヴァリなのだそうです。



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許可をいただいて近くで撮影しています。


リコーダーは通常一番右の現代のアルトリコーダーのように円錐管で、先端の穴は小さいです。

ところがこのガナッシの楽器では先端に向かって広がっていて楽器の先端も緩やかに広がっています。


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内部はどうなっているのか質問したのですが、ご本人は楽器そのものについては詳しくないようでした。


途中までは通常のリコーダーのような円錐管で、管の終わりの手前で緩やかに広がる構造なのでしょうか。

そうだとすると大変興味深いですね。

少し調べてみたいと思います。




 

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Tsukasa さんのミニライヴ [演奏会]

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Tsukasa

昨日は予想外の事態が出来して驚きました。

今日は何事もなく過ぎました。



やれやれとひと安心で、改めて昨日アップする予定だったミニライヴの様子を。

所属事務所から写真掲載の許可をいただいています。



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あちこちでステージに立たれているとの事で、MC も滑らかでした。



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ピアノは高校から一緒だという 熊井 麗音 さんです。



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Tsukasa

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曲目は先日取り上げました CD の曲が主体で

 Maireachtil Le Chile ~共生~

 Londonderry Air

 HONUA PANA ~地球の鼓動~

 いぶき

 IN RED

 時代(中島みゆき)

などでした。(順不同)



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Tsukasaヴァイオリン

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Tsukasaヴァイオリン

当日はピアノもヴァイオリンもマイクで音を拾ってミキサー、PA を通しての音だったので生音が聴けたという感じはありません。


あの広場の広さならマイクは要らないと思うのですが、多分館内に響かせるためだったのでしょう。

CD は PA を通さない音を聴くために買いました。



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Tsukasaヴァイオリン

自作曲中心でしたが、演奏家の余技という感じではなく、しっかりとした主張が感じられました。

既に使われているところもあるそうです。



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Tsukasaヴァイオリン

Tsukasa さんの HP はこちら。

http://www.hadashi.jp/



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blog はこちら。

http://www.hadashi.jp/pg19.html


事務所の HP はこちらです。

http://www.jinnan.co.jp/pg816.html



 

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第7回新人演奏会 [演奏会]

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東京音楽大学の校友会千葉県支部主催の新人演奏会を聴きました。



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会場は京葉銀行文化プラザ音楽ホール(旧 ぱるるホール)です。



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プログラムは次の通りです。


 1. Pf シャミナード:6つの演奏会用練習曲 Op.35 より 1.スケルツォ 5. 即興曲

           ロマンティックなワルツ Op.115

 2. Pf ドビュッシー:前奏曲集第1巻より 第11曲「パックの踊り」

    ショパン:ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第1楽章

 3. Soprano R.コルサコフ:「ズライカの歌」

        平井 康三郎:「九十九里浜」

        ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』より 「白銀の月よ」  

 4. Vn ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 二短調 第一楽章


 5. Pf ショパン:スケルツォ 第4番 Op.54


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┷休憩┷


 6. Pf サン=サーンス/リスト:「死の舞踏」

 7. Pf ショパン:練習曲 Op.25-11 「木枯らし」

         バラード 第4番 Op.52

 8. Pf シューマン:ピアノソナタ 第2番 ト短調 Op.22 第一、三、四楽章

 9. Cb G.ボッテジーニ:協奏曲 第2番 ロ短調

 10. Soprano R.シュトラウス:『八つの歌』Op.10 より 「何もない」

         R.ドリーブ:歌劇『ラクメ』より 「若いインドの娘はどこへ(鐘の歌)」

 11. ゲスト演奏 菊地 麗子 教授

  Pf モーツァルト:幻想曲 K.397

    ショパン/リスト:「乙女の願い」

    シューマン/リスト:「献呈」

    ベートーヴェン:ソナタ 第27番 Op.90


ピアノはスタインウェイでした。



出演者の方の緊張が伝わるようでした。

衣装もずいぶん考えたでしょう。

ブラヴォーの声も出ました。


ソプラノやコントラバスは普段聴く事がないので新鮮でした。


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ゲスト演奏はさすがと言う他ありません。

まず楽器の鳴りが全然違います。

音の粒立ち、音のニュアンス、ダイナミクス、タッチと表情。

音楽の表現とは何か、どうすれば伝わるのか。

こうした演奏を聴く機会は勉強の機会でもあります。




 

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マルティン・シュカンパ チェロリサイタル [演奏会]

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リサイタルではありますが楽器店店内で行われたコンサートです。



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Martin Skampa プラハ出身のチェリストで、今回横浜で行われる演奏会のために来日されています。

http://www.city.yokohama.lg.jp/tsuzuki/kusei/kouhou/201306hureai.html


指揮は今回ピアノを弾かれたアントニン・キューネルさん。

キューネルさんの演奏は以前も同じ楽器店で聴かせていただいています。



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曲目は

 1. Tchaikovsky:カプリッチョ風小品 ロ短調 Op.62

 2. Schubert:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821

 3. Dvorak:ロンド ト短調 Op.94

休憩

 4. Schubert:アヴェ・マリア

 5. Tchaikovsky:ノクターン

 6. C.Saint-Saëns:白鳥

 7. Dvorak:我が母の教え給いし歌

 8. Paradiz:シチリアーナ

 9. Tchaikovsky:感傷的なワルツ

 アンコール

  Rimsky-Korsakov:熊ん蜂の飛行


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4 と 6 では店頭に展示されていた別々のチェロが使われました。


Maria Theresa von Paradis(1759 - 1824) は子供の頃に失明したそうですが、ピアニスト、歌手、作曲家

として活躍したそうで、モーツァルトのピアノ協奏曲 第18番は彼女のために捧げられたと言われているそうです。


この曲、いいですね。

楽譜を探してみましょう。


アンコールは本当にハチの羽音のようでした。

なお、通常「熊ん蜂」と言われますが、英語の "Bumble Bee" は正しくはマルハナバチです。

熊ん蜂はクマバチとは違いまして、またスズメバチとも違います。

我が家ではフジの花などで見かける大型のハチで、英語表記は carpenter bee です。



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プラハユースオーケストラは彼のお母さんのヴラスタ・シュカンポヴァーさんが作られたオケだそうです。



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間近でプロの演奏家の演奏を手の動きまでよく見て聴くなどという経験はなかなかできませんので、今回のような企画は貴重です。


自分の楽器の演奏家でなくともこういう機会は活かしたいですね。


 

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反芻するピリオド楽器の響き:モーツァルト《レクイエム》 [演奏会]

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昨日の演奏会ではピリオド楽器の響きを堪能しました。

前半のシンフォニーではピリオド楽器と聞いて連想する枯れた響きではなく、ホールの響きの良さにも負う豊かな響きで、モーツァルトが聴いた響きはこうだったかもしれないと想像を膨らませました。



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こちらは東京都美術館。



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このオブジェが印象的ですね。



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開演まで余裕があったので建物内の精養軒で軽く食べました。

先日しばらくぶりにお会いした Nさんには韻松亭を薦められていたのですが、それはまたゆっくりできるときにしましょう。



演奏会後半、『レクイエム』が始まります。

シンフォニーより人数は多いですが、フルートやホルンはありません。

そういえばフルートは当然トラヴェルソですが、良く響き、バロックオーボエとのアンサンブルも見事でした。



トロンボーンやトランペットも当然現在の楽器ではありません。

トロンボーンは小型のアルトトロンボーンに素晴らしいソロが期待されます。

バストロンボーンと思われる楽器は普通右手で持つ場所に棒が取り付けられたような構造です。



トランペットは古いものなのかレプリカなのか分かりませんが(まあ、トロンボーンもそうですが)、古の響きで音量もありません。

昔、トランペットは打楽器的な使われ方をしていたのですが、確かにこの楽器で現代の楽器のように歌うのは音程の面からも難しいでしょうね。

こういう事も実際に目にして演奏を聴くとよくわかります。



ファゴットもクラリネットも古楽器。

プログラムにはバセットホルンと記載がありますが、一本はクラリネット(もちろん古楽器の)でした。

このバセットホルンが素晴らしかったです。

プログラムには Nicola BOUD、Danile LATINI とありますが、どちらかの方でしょう。



合唱は思ったほど大人数ではありませんでした。

プログラムによれば各声部8名ですから総勢 32名ですが、充実した響きで見事でした。


ソリストはソプラノがスンハエ・イム(Sunhae Im)、アルトがクリスティナ・ハマルストレム(Cristina Hammarström)、テノールがベンジャミン・ヒューレット(Benjamin Hulett)、バリトンがヨハネス・ヴァイサー(Johannes Weisser)。


ソプラノは小柄でしたが良く通る声で見事に歌いきりました。



ヘレヴェッへの指揮はベームやカラヤンのような響かせ方とは対照的で、清明で祈りと慰めに満ちたものでした。

使用された楽譜はジュスマイヤー版ですが、これは近年ジュスマイヤー版が見直されている流れに沿うもので、プログラムの文章によれば

 近年続々と現れた「**版」の試みもおそらく消える運命にある

との事ですが、そうかも知れません。


プログラムにもある通り「ラクリモサ」の八小節目まで完成されてそこで途切れたわけではない事は以前も触れましたが、確かにいくつもの「**版」が現れる理由であった音楽的な稚拙さは否定できないのですが、一度は投げ出したにせよ最も近くにいてモーツァルトの指示を直接受けた事はもっと重視されなければならないという事なのです。



鳴り止まぬ拍手、何度ものカーテンコール。

合唱隊が足を踏み鳴らします。


あるとは思わなかったアンコール、静かに始まったそれは「アヴェ・ヴェルム・コルプス」でした。

アンサンブルで演奏した事がありますが、合唱の実演で聴くのは新鮮な体験です。

合唱曲はやはり合唱で聴かなければ。


会場では最新録音が先行発売されていましたが、『レクイエム』はとうの昔に廃盤になっているそうです。

ソリストは今回とは違うでしょうが、再発売してほしいものです。

あるいは今回の公演のライヴでも。



 

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古楽器によるモーツァルト《レクイエム》 [演奏会]

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今日は半日休暇をもらって上野に来ています。
お目当ては

フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮

 モーツァルト≪レクイエム≫ 

コレギウム・ヴォカーレ/シャンゼリゼ管弦楽団


東京文化会館です。

開演は19時なので、開演前に去年と同じ書道の展覧会を観ました。
パンダもと思ったのですが、あいにく休園日。
国立西洋美術館もお休みで、書道の展覧会が行われている東京都美術館もこの展覧会以外はお休みでダ・ヴィンチを観ることもできません。

帰宅が遅くなりそうなので、今これだけをアップしておきます。

先日伊藤ハープシコード工房さんで古楽器のアンサンブルを聴いたばかりで、今度は古楽器のオーケストラ。
楽しみです。

写真などは明日以降アップします。

※ 23:42 追記。

写真を1枚アップしました。

残りは明日以降です。


 

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古楽器の響き@伊藤ハープシコード工房 [演奏会]

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しばらくぶりで伊藤ハープシコード工房さんでの演奏会を聴きました。


          《第二十八回アトリエ・コンサート》
             〜様々な楽器による〜
            『アンサンブルの楽しみ』


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リハーサルが終わって調律が行われています。
この左上は二階席になっています。


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大型のハープシコード二台のほか、手前にあるこの Virginal が使われました。
ヴァージナルはフェルメールの絵にも登場しますね。


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右側の楽器の方がやや小さいという印象で、響きは柔らかです。

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左の楽器の方が本格的で重厚華麗な音という印象でした。

使用されたチェンバロはプログラムと HP によれば

右が J.C.Goujon (1749) モデル、左が Ch. Zell (1728) モデルで、プログラム前半が右(二曲目だけは Virginal)、後半は左の楽器で演奏されました。

http://www4.ocn.ne.jp/~itohcemb/index.html



演奏者はバロック・フルート(フラウト・トラヴェルソ)が 長島有紀 さん。
バロック・オーボエが 小野智子 さん。
バロック・ヴィオラが 中島由布良 さん。
チェンバロは 林則子 さん。


曲目は次の通りです。

  1. H.パーセル:パヴァーヌ ト短調(Fl Ob Va Cemb)

  2. W.バード:鐘(Cemb)

  3. G.F.ヘンデル:オーボエと通奏低音の為のソナタ ヘ長調 HWV.363a(Ob Cemb)

  4. J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第一番 長調 BWV1007 より(Va)

  Prelude Sarabande Menuetto I & II

  5. J.M.オトテール:組曲第3番 ト調 Op.2-3 より(Fl Cemb)

  Allemande Sarabande Courante

  6. J.M.オトテール:フルートの為のトリオ・ソナタ Op.3 第3番 ロ短調(Fl Ob Cemb)

  7. H.パーセル:シャコンヌ ト短調(Fl Ob Va Cemb)

  ※パーセルの作品はオリジナルは三つのヴァイオリンとチェンバロの為の作品で通常は続けて演奏されるそうです。


曲の演奏前に楽器についての説明などがありバロック・オーボエやフラウト・トラヴェルソについて知っている人がいるかどうか問いかけがありましたが、手を挙げたのはバロック・オーボエで一人、トラヴェルソで数名だったようで、それでもいつもはもっと少ないらしいです。


  ー休憩ー

  8. C.P.E.バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバとオブリガート鍵盤のためのソナタ 調 Wq.88 より(Va Cemb)

  9. J.S.バッハ:フルートとオブリガートチェンバロのためのソナタ ロ調 BWV1030(Fl Cemb)

10. J.G.ヤーニッシュ:フルート・オーボエ・ヴィオラ・通奏低音のための室内ソナタ Op.1-1(Fl Ob Va Cemb)


 アンコール J.パッヘルベル:カノン ニ長調



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オブリガートというのはたまたま先日取り上げました "THE FLUTE" にもこの曲の解説で大嶋義実さんがお書きになっていらっしゃいますが、数字付きの低音である通奏低音と違い、楽譜は全て書かれていてその通りに演奏されます。




トラヴェルソの作者やオリジナルについて質問したかったのですが、終演後のお茶の時でも時間がありませんでした。


バロック弓で演奏されるバロック・ヴィオラを見たのも初めてですが、弓の持ち方を見るとフロッグより少し先端寄りを持っているようでした。この点についても質問したかったのですが、機会がありませんでした。



バロック楽器のアンサンブルは良く音が溶け合い、典雅な響きで時を忘れました。

オーボエは柔らかさの中にもどこかトランペットを思わせるような響きが聴かれた点が興味深かったです。

フルートはどういう楽器なのかわからなかったのが心残りですが、やはり "THE FLUTE" の有田氏のオリジナルがト短調であった事の理由を考察した中にコーヒーハウスでは音が通りにくかったからではないかという意味の事が書かれていましたが、そうかもしれないと思わせる響きでした。

バロック・ヴィオラ、バロック・オーボエ、チェンバロの響きにともすると埋もれそうになる事があり、それは中低音域に於いて特にそうでした。



 

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Flute Duo Kruh Recital vol.4 [演奏会]

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ルーテル市ヶ谷でフルートデュオ(& Pf)の演奏会を聴きました。



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建物はごく普通です。

ホールがあるとはわかりませんね。



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隣の坂は浄瑠璃坂と言います。


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入り口は地下です。



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印象的なドアです。



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演奏中の許可のない録音・撮影は禁止とアナウンスがあったので演奏のないときに撮っています。



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上の方には十字架が下がっています。



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パイプオルガンもあります。



さて内容です。

Kruh(クルフ)とはチェコ語で「輪」の意味だそうで、玉村三幸さん、川島由利子さんのお二人が所属するムジカ・クオーレフルートアンサンブルのプラハ公演をきっかけとしているそうです。

http://musica-cuore.main.jp/mujikakuore/Musica_Cuore_Flute_Ensemble.html


プログラム

 1. G.ブリッチャルディ(1818 - 1881):デュエッティーノ op.49

 2. Ph.ゴーベール(1879 - 1941):ノクターンとアレグロスケルツァンド(川島さん Solo)

 3. F.&K.ドップラー(1821 - 1883, 1825 - 1900):ハンガリーの主題による幻想曲 op.35


 休憩

 4. A.ペリルー(1846 - 1936):バラード(玉村さん Solo)

 5. J-M.ダマーズ(1928 -):2本フルートとピアノの為のトリオ


(アンコールは二曲でした)



川島さんは muramatsu のゴールドをお使いですが、玉村さんもどこのものかはわかりませんがゴールドでした。

muramatsu かもしれません。


音色はデュオとしてよく溶け合うものでしたが、よく聴くとその響きには各々違いがあります。


良いアンサンブルで、楽しめる内容でした。


興味深かったのはダマーズの曲で、フルートの使い方と言いますか響かせ方と言いますか、ほかの曲とははっきり違いました。

時代によって変わったのはフルートや奏法だけではないのですね。




明日はレッスンです。

来週の本番はサン=サーンスをハープ伴奏(音源)でやりますのでその仕上げをしましょう。




 

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7th "Salon de Klavier" [演奏会]

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焦りました。

本番は来週でなく今日だったのです。


練習不足なので楽器店に寄ってまず練習しました。



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「質問コーナー」がいつもあるのですが、今回はヴァレンタイン・デーも近いということでその日にまつわる思い出を話すことになりました。



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さてプログラムですが、今回は珍しい楽器が登場しました。



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「アルパ」です。



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底はこんな感じです。

ソフトケースに入れて運ばれてきました。


プログラムです。特に記載がないものはピアノ独奏か弾き語りです。


  1. 「ちょっとした悲しみ」、「バラード」(ブルグミュラー)

  2. 「哀しくてジェラシー」(芹澤廣明)(Vo. Pf. Gt.)

  3. 「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」第二楽章 より(W.A. Mozart)(Cl. 独奏)

  4. 「ギブス」、「本能」(椎名林檎)(A.Sax, Pf.)

  5. 「風の通り道」(久石 譲)(アルパ)


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ー休憩ー


  6. 「親知らず子知らず」(岩河三郎 )

  7. 「ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)」(G.F. ヘンデル)(Fl. Pf.)

  8. 「亜麻色の髪の乙女」(C. ドビュッシー)

  9.  "My One and Only Love" (Guy Wood)

 10. 『「ただいま」』(一青窈)

 11. 「あなたに最高のしあわせを」(西村由紀江)


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アルパはハープの一種で、パラグアイ・ペルー・メキシコ・ベネズエラなどで使われているそうです。

別名ラテンハープ、インディアンハープ。

日本の演奏家では上松美香さんが有名です。



今回は本当に焦りました。

先週レッスンがお休みだったこともあり練習を怠けていたのでなかなか楽器が鳴りません。

リハーサルまでには少し鳴るようになりましたが、本調子ではありませんでした。

第三オクターブの音を外したのも不本意でした。


ピアノの Yさんとはいつもより念入りに合わせましたが、テンポ設定やテンポの変化(rit. など)についてはもう少し時間が必要でした。



それにしても今回は出演者も多く、聴きに来られた方も多く、ほぼ満員でした。

だんだん広まっています。

多彩な曲、多彩な楽器が揃うのは良いことです。


今後が楽しみです。





 

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第6回終了: "Salon de Klavier" [演奏会]

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新年最初の "Salon de Klavier" が終了しました。

今回は人数は少なめ、ピアノ以外は私だけでした。


曲目などを書き留めておきます。


 1. なぐさめ(ブルグミュラー)

     ワルツ イ長調 Op.39-15(ブラームス)

 2. 白い恋人たち(フランシス・レイ)

     T‘s Waitz(千住 明)

 3. ワルツ・レント(Oskar Merikanto)

 4. La Vie En Rose <バラ色の人生>*

  (Pirre Louiguy <本名 Louis Gugliemi>とされているが、実際は Édith Piaf 本人が作曲したらしい)

 5. Everything(松本俊明)

     雪の華(松本良喜)

 6. 雷が鳴る前に*(槇原敬之)


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 7. A Whole New World(アラン・メンケン)

   美女と野獣(アラン・メンケン)

 8. ハナミズキ*(マシコタツロウ)


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 *印は弾き語りです。



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今までのフル出場はお二人だそうです。

私は一回欠場です。


「白い恋人たち」は久しぶりに聴きました。

原題は『13 Jours en France』(フランスの 13日)。

グルノーブルオリンピック(冬期)の記録映画です。

オリンピックの記録映画は 市川崑 監督の東京オリンピックのものも良かったですが、クロード・ルルーシュによるこの映画は記録映画の枠を超えていますね。

フランシス・レイによるあの音楽があることが大きいのですね。



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今回はクラリネットもギターもありませんでした。



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今回は恒例の質問コーナーはなしで、それぞれ今年の抱負を話しました。


私の伴奏は予定通り iPhone をアンプに繋いで使いましたが、便利ですね。

ただ、電話がかかってくる可能性があるので iPod の方が適しているでしょうね。

ケーブルがもしあれば iPad が良いですが。



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今後の趣向をどうしようかと訊かれたのでリクエストなどはどうかと答えておきました。


5月には 10回目を迎えることになります。

どんな趣向があるか、今から楽しみです。



 

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