習志野シティフィルハーモニック 第57回定期演奏会 [演奏会]
チケットをいただいたので聴きに行きました。
場所は JR津田沼駅目の前の習志野文化ホールです。
ずいぶん久しぶりです。
千葉県文化会館にもないオルガンがここにはあります。
ずいぶん以前に岩城宏之さんがここで演奏した「ローマの松」の LP を買った事があります。
曲目は
C. Debussy:交響詩「海」
D. Shostakovich:交響曲 第5番 ニ短調 Op.47 「革命」
アンコール:D. Shostakovich:「タヒチ・トロット」(ティー・フォー・トゥ)
でした。
なかなかの熱演でした。
曲のまとめ方は全面的に賛成とは言いかねますが、久しぶりにフルオーケストラでこれを聴きました。
アマチュアですが、今年の 8月で 30周年を迎えるそうで、次の8月の定期ではオルガンを使ったレスピーギの「ローマの祭」を取り上げるそうです。
印象に残ったパートはまずコントラファゴットを含むファゴットセクション。
良い音色で、管楽器の中では光っていました。
金管ではトロンボーンとテューバの低音セクション。
テューバはフロントアクションのピストンのいわゆるフレンチスタイルで銀メッキ。
普通はロータリーのドイツスタイルが多いのですが、これは良かったですね。
ホルンにはきつい箇所が多いですが、トップの方が頑張っていました。
セクションとして4本が良く揃っていました。
トランペットは音の立ち上がりと音色に改善の余地があると感じました。
指揮者の方はコントラバス出身とありましたが、コントラバスも良く揃っていました。
楽器の配置が第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンを両翼に分け、その間にチェロとヴィオラを配し、第二ヴァイオリンとヴィオラの後ろにコントラバス、という具合でしたが、初めて見ました。
打楽器ではシンバルの音色と響かせ方が印象に残りました。
フルートはピッコロの他に3名でしたが、どういう分担にされたのかは分かりません。
ソロと 1st を分けたのかもしれませんが、ソロ(多分)の方と次の方の音色がまるで違うのが印象的でした。
ソロの方は倍音を極力そぎ落としたような音色で、次の方は倍音豊かな良い意味で色気のある音という印象です。
ピッコロ/フルートセクションはレヴェルが高いと感じました。
クラリネットの方も安心して聴ける演奏でしたが、音色にもっと何かがあればと感じました。
次のレスピーギも聴いてみたいですね。
コメント 0