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今年もこの季節がやってきた [アート]

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今年も小高さんの靴の企画展の月がやってきました。



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gallery ten では昨日は大盛況だったそうで、かなり早くから並んだ人もいるとかでコンきあは事前に整理券を配り一人一点までという制限を設けていました。


いわゆる転売ヤーが大挙して訪れてかっ攫っていくそうでその対策とのことです。欲しい人の元に渡らないというのは問題ですね。



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転売ヤーたちの目的は小高さんの靴ではなくて今回の企画の別の作家さんです。



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小高善和さん

 

千葉県白子町で制作。

小高さんのつくる靴の貢献度は高い。

多くの方の足に寄り添った靴を生み出してきました。

自分の足にピッタリの靴を履くことが、いかに快適で足腰によいかを痛感し、

またメンテナンスを繰り返し、ずっとずっと長く愛用していかれるのです。

 

フルオーダー、パターンオーダー、既成の3種の靴を提供します。

外反母趾、甲高、左右差など、個々の足のお悩みのご相談に応じ、

小高さんの技術と熱意でよりよい靴をおつくりいたします。

 

靴のデザイン、革や糸の色、ソールなど、自由にお好みの組み合わせをお楽しみいただけます。

 

以前に小高さんの靴をお買いいただいたみなさんには、

ソールの張替えやパーツの微調整などのお修理も承ります。

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毎回目にするバブーシュです。

オーナーの Oさんご愛用です。



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松岡ようじさん

 

神奈川県大和市で制作。

多摩美術大学でガラス専攻。

 

いろんな厚みの少し黄味がかったレトロ感あるガラスの肌合い、

爽やかなピンクやブルーとクリアな組み合わせの色遣い、

流線形の美しい造形、

主張しないのに大きな存在感を放ちます。

テンでのようじさんの企画展は今回で5回め。

定番的にずっと作られている作品に加え、新作もたくさん登場。

また料理を映えさせ高級感を与える包容力にはガラス器として群を抜いています。

(gallery ten)

 



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小高さんの靴はもうお馴染みなのですが、今回新しいデザインのものがありました。



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色はグリーン系が印象的ですが、茶色系も皆それぞれ味わいが違います。

たまたまここに並んでいる二足は新しいもの(左)と年数が経ったもの(右)だそうで、そう言われなければ同じ色だとは思えません。


色の変化も革の楽しみの一つです。



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照明界では肉眼でも色合いが違って見えますので窓近くに持ってきて撮ってみました。



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スタイルもいろいろ、形もいろいろです。



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右の靴のように異なる色を組み合わせると靴紐などの色とも相まって印象がかなり違ってきます。



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これは実際の色にかなり近いです。



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こちらも。

今回フィルムシミュレーションやホワイトバランスをいろいろ変えて撮っています。

色を忠実に再現したい場合は ASTIA や PROVIA が適しています。

今回はクラシックネガやPRO Neg. STD が良い結果でした。



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後ろ姿です。



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この手前のが案外深みがあっていい色なんです。

靴紐やソールの色の選択も良いですね。



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今回 松岡 装子 さんの作品も並んでいたはずですが、どうやら全部売れてしまったようです。

プロフィールだけ引用します。


松岡装子(なりこ)さん

 

神奈川県大和市で制作。

多摩美術大学でガラス専攻。

ようじさんとご夫婦です。

 

テンでの装子さんの企画展は、なんと17年ぶり。

楽しみすぎます♪

 

ようじさんの吹いたガラスの素地に、装子さんのファンタジックな絵付け。

ヨーロッパの絵本に出てくるようなキャラクターや色遣いに絶大な魅力を放っています。

エナメル絵具で絵を描いていくのですが、

一気に描き上げるのではなく、少しずつ描いては焼き付け、また少し描いては焼き付けるという

気の遠くなるような工程でできあがっていきます。

 


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あ、これはそうかな?



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靴に誘惑されますねぇ。


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共箱の結び方 [アート]

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我が家には古いものがいくつかあります。

と言っても先祖伝来というわけではないのですが。


西洋アンティークではなくて日本の美術品、特に柿右衛門を代表とする焼物はこのような木製の箱に入っているものが少なくありません。

作品が作られた時に一緒に誂えられたものは友箱と言いますが、そこに作品名や作者の名前が書かれています。

これを箱書きと言います。

聞くところによりますと箱書きは作者が書くわけではなくて箱書き専門の方がいらっしゃるそうです。


『〇〇鑑定団』のような番組でも問題になることがあるのではないかと思うのですが、箱があって箱書きもきちんとしているとしても作品が真正なものだという根拠にはなりません。


箱書きがないものに箱書きをするなどということもありますし、あろうことか作者が自分の作ったものかどうか見分けがつかないなどということもあるとかないとか。



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それはさておき、これらの箱を結んでいる紐(箱紐。真田紐)には決まった結び方があります。

四方左掛けというそうです。

これは日常生活で使うものではないので素人にはよく分かりません。


教えてもらっても憶えられません。


そういうわけで今回中身の写真を撮る必要ができたので紐を解くことになったので iPhone で写真を撮っておきました。



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それを逆に並べると結ぶときの手順がわかります。


まず箱の裏から左の角に逆L字型になるように掛けたところに右から紐の端を持ってきて上から通します。



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次に下からもう一方の端を持ってきて先ほど通した紐の上から下を潜って右に通します。




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右に通したものを持ち上げて折り、その折り目を左にやります。



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次に下に通したものを同じように折って上に持っていき、先ほどの折り目と結びます。

こう書いていてもまだよくわかっていないのですが。



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出来上がり

...ってこれは解く前の状態です。

きれいじゃありませんね。

誰が結んだんでしょう?

...私が見様見真似でやったんでしたっけ?


おさらいしておきます。



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中身は十二代柿右衛門さんの柿形香合と呼ばれる作品です。


お茶の道具で、お香を入れて席の間を回すものだそうです。



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下記の形をしたものは他の作家さんも作っていますが、大きさといい形といい色といい柿右衛門さんが一番ですね。

柿の形の大きな航路もありますが、実物の柿よりかなり大きいです。

この香合が可愛らしくて良いです。


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オールドノリタケの器 [アート]

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Noritake の器は品質もよくデザインも上品なので人気があります。


あるところでお皿を手に取ってみますと Noritake でしたがバックスタンプが見慣れたものと異なりました。



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森村の M があるのでノリタケだろうと思いますが、オールドは一つも持っていないのでこれがいつ頃のものか、本物なのかについては確かなことは言えません。

NORI・TAKE になっていますしね。



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手描きではなくてプリントですね。



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窯印についてはおいおい調べてみようと思います。

本物でなかったとしても安かった(未使用ではないと思われます)ので良しとしましょう。



'23.02.12 追記。

このバックスタンプは 1933年のものと思われます。

その年に米国向けに作られたものにこのカマジル氏が見られるようで、いくつか写真を見つけました。

全く同じではないのですがよく似ていて偽物という印象ではありません。

NORITAKE のフォントも同じです。

このお皿の裏の NOTI・TAKE と見える "・" は汚れなのかもしれません。


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冬は鍋 [アート]

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いつもの gallery ten です。


今回は鍋が主役です。



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今日は、小川佳子さんの土鍋・耐熱器をご紹介します。
 
テンでは初の作家さんです。
小川さんは、大学では建築を専攻し、一級建築士としてお仕事をされていました。
今の工房が見つかった時に、以前からやっていた陶芸を本格的に始動し、
今ではやきものが主体となったそうです。
そのあたりの経緯はこちらをご覧ください。→☆
 
小川さんはいろんなタイプの器を制作されていますが、
今回は、土鍋をはじめとした耐熱器を展開しています。
 
シンプルで比較的軽く使い勝手が考えられた器です。
少し丸みのあるフォルムがあり、優しく温かい印象です。
 
小川さん曰く
「鍋・オーブン皿という枠を超えて、”火にもかけられる器”を意識」。
ペタライトを咥えた耐熱土を使用し、熱による膨張や収縮が最小限。
鍋としての使用はもちろん、
直火、オーブン、魚焼きグリル、トースターなどで使えます。
(gallery ten)



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今日は、椎名勇さんの土鍋をご紹介します。
20年以上前、憧れの椎名さんの水牛土鍋をゲット。
大満足の愛用品を、テンで最初にご紹介したのが、
2009年2月でした。
以降、椎名さんの作品展は何度となく企画してきました。
 
前回に椎名さんについてご紹介した文章、
多少訂正しながらコピペしてお伝えいたします。
 
 
椎名勇さんは、栃木県・那須在住。
1968年 神奈川県川崎市生まれ
1992年 東京芸術大学工芸科陶芸専攻 卒業
1994年 同大学大学院陶芸専攻 終了
その後、日本伝統工芸展など、入選受賞多々。
一昨年、東京藝大で准教授着任。
 
獣形土鍋は不動の人気で、過去の展覧会でも多くのお客様に愛用されています。
水牛のカタチをしたフタの取っ手。
鍋内が沸騰すると水牛の鼻からシューっと蒸気が出るのが楽しい。

(gallery ten)



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今日は、大谷哲也さんの土鍋をご紹介します。
ドラ鉢型の平鍋。
大谷さんの白くてプレーンな皿やボウルなどにも定評がありますが、
この平鍋も愛用されている方がたくさん。
ムダをそぎ落としたシンプルフォルムで、食卓にそのまま出しても絵になる美しさ。
直火、オーブン、電子レンジ、食洗器、全てOK。
直径いろいろ、深さも3種類、
直径の違うものであれば、入れ子にできてコンパクトに収納できます。

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岩鉄鉄器(岩手)



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長谷園(三重)

(ながたにえん。お茶漬けのもとは作っていません)



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川名晶子さん(東京)



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小川佳子さん



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gallery ten でカフェをやっていた頃、ランチなどのご飯はこれで炊いていたそうです。

右のものはオーナーの Oさんのものですが、別途中蓋を注文したそうです。

今回は中蓋のある小型のものは完売だそうです。



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Oさんがお持ちの Mook に掲載されています。

Oさんはこれを見て欲しくなったそうです。



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20年ほど前の本だそうです。



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今回は黒だけですが、Mook に掲載されていたこの色もあるそうです。



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こういうものはモノクロで撮ると雰囲気がありますね。


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再びの本国製 ROYAL COPENHAGEN [アート]

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去年の9月にデンマーク本国で作られた Royal Copenhagen のプレートを取り上げましたが、ご縁あってもう一枚やってきました。



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こちらが前回のものです。



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緑という色は合わせるのが難しいのですが、たまたまそこにあったディスプレイ用の果物が合うなと思いました。



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青物野菜などでももちろん良いでしょう。



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製品は今多くがタイの工場で作られています。



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一目で見分けるのは難しいと思いますが、正規の販売店で本国製としているので間違いないはずです。



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私たちにはブルーのイメージが強いのですが、他の色もいいものです。



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いつものカフェで撮っています。



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そう言えば前回もそうでした。



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フルレースというシリーズです。



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この縦溝がフルーテッドと呼ばれる理由です。



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何を盛り合わせようかとイメージが膨らみます。


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貨幣セット:『ごんぎつね』 [アート]

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特に興味はないのですが、造幣局が発行する貨幣セットをコレクションする人もいるようです。

今日はたまたま千葉そごうに行きましたところイヴェントスペースで展示されていたので覗いてみました。


他にはお客さんはいなかったのですが、さまざまな現物の貨幣や紙幣、本物の小判や外国の通貨、さらには記念切手や外国の切手などが販売されていました。


手に取ってみたのは箱入りでこのような体裁のもので、他には『夏の思い出』など歌のタイトルもありました。


『夏の思い出』を見てみますと、発行された全種類の貨幣とオルゴールがセットになっているのでした。



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こちらは本の体裁で、


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発行された当時を再現した小冊子がセットされています。



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名作ですね。

これを読むとアマガエルのお母さんの話を思い出します。


全然言うことを聞かず、言った事と反対の事ばかりしている子供達のことが心配でならないお母さんは床に伏してしまって、いよいよいけないとなったとき子供達を枕元に呼んで言います。

「私が死んだら川のほとりに埋めておくれ」

川の近くでは雨が降った時に流されてしまいます。

でも子供達は言いつけと反対の事をするから山の上に埋めてくれるだろうと考えたのでした。

しかし子供達はお母さんが苦労ばかりして死んでしまったのを見て初めて自分たちの行いを反省してお母さんの言いつけを守って川のそばに埋めたのでした。

それ以来アマガエルは雨が降るとお母さんのことが心配で鳴くようになったと言うのです。


子供向けのお話ですが、心に響きます。


『ごんぎつね』を教科書で読んだ記憶はないのですが、いつ頃まで載っていたのでしょう?

小さな子供の頃にこういうお話を読むことは人間形成の上でとても良いと思うのですが、今は音楽の教科書でも国語の教科書でも私たちが習ったような作品は全然見られないようです。


残念ですね。



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これらによると文章を書いた新美さんの著作権は切れていますが、絵を描いた深澤さんの著作権は生きていますので画像のえに部分にはモザイクをかけています。



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製本も当時を再現しているようです。



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こうしたシリーズが毎年発行されているのでしょう。

新規に発行されるものがいくらなのかはわからないのですが、これは 1,650円でした。

通貨は 666円分ですね。



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興味深いですね。


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マン・レイ展:DIC川村記念美術館 [アート]

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紅葉は徐々に進んでいるようです。



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しばらく展覧会を観ていなかった DIC川村記念美術館ですが、マン・レイ点をやっているので観に行ってきました。



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ギフトショップの向こうにレストラン棟があります。



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作品は撮影禁止です。



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マン・レイ展の会場に至るまでに

 シャガール:《ダヴィデ王の夢》

 レンブラント:『広つば帽を被った男』

 ルノワール:『水浴する女』

 モネ:『睡蓮』

などが出迎えてくれます。


驚いたのはエルンストの「入る、出る」です。

ここにあるとは知りませんでした。

本物のドアに描かれています。

画集や写真では細かい筆致などは分かりませんね。



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マン・レイの作品は写真(特に背中にf字孔が描かれた女性の写真)が有名ですが、確かにソラリゼーションなど偶然の産物を革新的な技法として定着させた功績は大きいです。


ピカソやサティ、特にデュシャンとの交流の様子が興味深いです。


オブジェではメトロノームに目の写真を貼り付けた一連の作品は現物を見るのは初めてです。

繊細な作品です。

こうしたものが損なわれずに保存されているのは素晴らしいことです。



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午後はいつものカフェで休憩です。



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紅葉はまだ少しです。



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夕方から少し降りました。

明日はとても良いお天気らしいです。


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目利きでありたい [アート]

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中古品を扱うお店にて。iPhone11 Pro での撮影です。


こちらのお店では Baccarat の品揃えが豊富なのですが、見ていておやと思いました。

右側のグラスはルイ・フィリップとされていますが、これは違います。

見慣れないとわかりませんが、これはアルクールのワイングラスのレッドボタンというシリーズです。



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よくみると気質が違うのですが、簡単に見分けるには上か下から見ます。

ガラスケースの中なのでこれ以上下に回り込むことはできないのでこれではわかりませんが、



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真上から見るとはっきりします。

Baccarat のサイトでシルエットの違いがわかります。

ルイ・フィリップはこちら

レッドボタン(ウォーターグラス)はこちら


上の Amazon のリンクでは下の方もルイ・フィリップとしていますが、これは誤りです。
シルエットの違いはご覧いただけると思いますが、ルイフィリップの方が下部が角ばっていてややゴツい感じがします。
お値段はかなり違って、ルイ・フィリップは Baccarat の価格では 90,200円。
レッドボタンは二客で 79,200円なので一客は 39,600円です。
何が違うかと言いますと、ルイ・フィリップは赤い部分は赤いクリスタルガラスが上下のクリアなガラスで挟まれている構造なので真上や下から見ても真ん中の部は赤いのですが、レッドボタンの方はラッカージュと言ってクリアなガラスの上に樹脂を被せてあるので上や下から見ると真ん中の部分は透明です。
そこで三枚目の写真をご覧いただきたいのですが、中央が透明なのがお分かりいただけると思います。
そして販売価格は 30,000円。
この価格はどう見ても新品で 39,600円の商品の中古価格ではありません。
やはりルイフィリップと判断してしまっていると思われます。
打った人はいい思いをしたはずですが、よく知らない人が「欲しかったルイ・フィリップがあった!」として買ってしまうと、後でお店とトラブルになる可能性があります。
買う方にも知識が必要です。

 

 

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これは 10年前の七月の記事で使った写真ですが、同じ系列のお店で買った Limoges の焼物です。

 

 

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Limoges と言えばフランスの名窯(産地)です。

もともとセーヴルの下請けとして発展した地域だそうで、セーヴルの美しい青に通ずるものがあります。

美しい金彩を見ても只者ではないとわかります。

 

 

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これがなんと 105円のコーナーに並んでいました。

打った人もこれがそんなにいいものだとは知らなかったのかもしれません。

お店で査定した人もリモージュを知らなかったのかもしれませんし、会社としても評価できなかったのかもしれません。

いくらで買い取られたのかはわかりませんが、10円くらいかもしれません。

 

売る方にも知識がなければなりませんね。



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本国製の ROYAL COPENHAGEN [アート]

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Royal Copenhagen の多くの製品は現在タイの工場で作られています。

なので店頭で目にする多くはタイ製です。



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しかし今回本国デンマーク製のものに出会うことができました。

しかも見慣れたブルーではありません。



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この細い線は多分マイセンの絵付けの実演で見たようなペンが使われているのではないかと想像します。



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動物の毛を使った筆ではこれは無理ではないかと思います。



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塗りつぶす部分は筆を使っているでしょうけど。



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見慣れていないと分からないかもしれません。


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Baccarat Collection 2022 [アート]

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そごう千葉店での恒例の展示会です。



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今回はあまり凝ったディスプレイはありません。



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これは初めて見た五客セットのグラスです。

PARME のシリーズですが、シェイプは極めてシンプルで底の厚みも特別厚くはない、ある意味珍しいものです。

でもお値段はセットで 330千円と、さすが Baccarat という感じです。



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こちらは大きな置物で、犬と猫です。

大きなガラスの塊ですが、内部に歪みが全く見られない、氷を削り出したような輝きが最高峰のクリスタルガラスメーカーとしての誇りを表しているかのようです。



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移転してこちらは可愛らしいシリーズで、ミッフィーです。

今年生誕66周年というミッフィーのコラボ商品です。

人気で、ただいま予約受付中です。



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こちらは来年の干支のフィギュア。

今年のトラと同じようにリアル系です。



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ちょっと早いですが、クリスマスツリーとオーナメントです。



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可愛い系のうさぎもあります。



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こちらは以前も展示のあったフラワーベース。

孔雀の柄です。

金彩も使われています。



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キャンドルスタンドです。



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新作のペンダントライトです。



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今年の絵とのとらですが、リアル系で中型のタイプです。



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こちらは小さい方。



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比較的新しいベース二種。



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美しい青です。



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ハイメ・アジョンのファウナクリストポリスのシリーズ。

一輪挿しらしいです。



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折鶴もあります。



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小さな招き猫揃い踏み。



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右を挙げているのと左を挙げているのがあります。



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これもファウナクリストポリスのシリーズのポットです。

リヤドロとのコラボで、本体がリヤドロ、蓋が Baccarat です。

二つのグラスとのセットです。



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こちらも比較的新しいベースです。

長方形というユニークな形です。

円を 1/4 にカットしたかのような形もあります。

これらは組み合わせることによっていろいろアレンジできるラインアップです。



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最新のものではありませんが、ビアグラスです。



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以前取り上げたような気もします魯山人の「福」の五種類を使った「口福」グラス。

Glass Japan のシリーズで、五客セットです。



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グニャリとした中型のフラワーベスです。内側に溝があるので花を飾りやすい形です。


そごう千葉店 7F ロイヤルルームにて25日(日)までです。



明日は休日ですが朝の更新は行いません。

台風がまた来るようで土曜日はかなり近づくようで撮影は無理そうなので明日のうちに撮影はします。



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