フルート用飛沫対策グッズ [楽器]
以前取り上げましたが、山野楽器に行ったら現物があったので買ってみました。
フルートは意外に思われるかもしれませんが管楽器の中では最も飛沫の飛散が少ないのです。
それでもイメージはそうではないのですが、少ないとはいえ飛ばないわけではないのでこうしたものが作られるわけです。
ドルチェ楽器の製品で、 Flute Safety Guard です。
頭部管を挟んで取り付けます。
バネのようなものはないのでプラスチックの弾性によっています。
長く使っているとここが疲労するかもしれません。
楽器に当たる部分にはシリコンゴムと思われるものが取り付けられています。
飛沫を受け止める部分は不織布と思われる素材の袋になっています。
こういう感じで取り付けるそうですが、このイラストでは随分頭部管を手前に回しているように見えますね。
挟む位置は反射板の位置よりクラウン寄りです。
使ってみると重くなはいので邪魔な感じはありません。
響きに対する影響はなくはありませんが、少ないです。
この袋は製品に十枚付属していて、50枚入りが別売で用意されています。
自分で作ることもできなくはなさそうですね。
次はマスクです。
着けたままフルートが吹けるマスクです。
The Mask For Flutists
Musica Canora というメーカーの製品です。
ゴムの長さは調節できます。
このように脇から差し込みます。
大きさにかなり余裕があります。
息が当たる部分はワイヤーによって膨らますことができます。
普段使いにもできます。
必要に応じて下側を折って短くすることができます。
しかしこうするとゴムが前に向いてしまって使いづらいかもしれません。
嘴みたいですね。
飛沫を周囲に飛ばさない点では効果は抜群だと思います。
布なので受け止めてくれますね。
隙間も少ないですし。
しかし響きは篭ります。
どんな感じかと言うと電話の音声と言いますか帯域の狭いラジオの音声と言いますかくぐもったような感じになります。
でもこれは練習の時に使うものですから例えばアンサンブルなど人数が多い場合は安心を得られるのではないかと思います。
柄は色々でどちらかといえば女子向けのものが多いようですが、デニム柄もあります。
布なので洗えます。
曲によってタンギングが多い場合などはすぐ洗いたくなるかもしれません。
お天気が悪い場合などはすぐ乾かないかもしれませんから常時使いたい人はもう一枚買っておいた方が良いかもしれませんね。
Flute Safety Guard より少しお安いです。