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優れものかも:kaorimo のクリーニングロッド [楽器]

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反射板の位置を確認するのは簡単なのですが、正確に見極めるのは案外厄介です。

と言いますのは視差があるからです。


上の写真は歌口の正面から見たところですが、実は真正面ではありません。

奥に歌口が写っていますが、少しずれています。



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真正面から見るとこうです。

この角度を保ったままゲージを差し込めばいいわけです。



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ところが掃除棒はほとんど全部がかなり細いのです。



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なので 17mm くらいある頭部管の内部の中心に保持することはかなり難しいのです。

ここではあえて斜めから見ていますが、正面から見たのと同じ位置に保持しているのにも関わらずずれいているように見えます。

言い方を変えればこの角度で真ん中にあるように見えると実はずれているというわけです。



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上は YAMAHA の掃除棒の旧タイプです。

今販売されているものは中心の両脇の溝はありません。

あった方がいいんですがなぜ無くしたのでしょうね?


下は kaorimo の掃除棒ですが、位置合わせの為のゲージの位置は当然同じです。


しかし太さが違います。



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掃除用のクロスを巻き付けて頭部管の内部に密着するように作られているので直径にして倍くらいあります。



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なのでまっすぐ保持することができて歌口との距離も近いので視差も問題になりません。



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そして、これを横向きにすると整体しているかどうかも確認することができます。


普通のクリーニングロッドはゲージと反対側にクロスを取り付けるのでこうしたことはできません。

まあ、クロスを取り付ける側にゲージの溝を掘ればいくらか近いものになりますが、太さが違うので正確さはあまり変わらないでしょう。


kaorimo クリーニングロッドは山野楽器でも扱いがなくて直販のオンラインショップでのみの取り扱いです。



Aihara Flute の HP からも行くことができます。

お値段は 2,200円。税込です。

クロスは自分の使い慣れたものを使うことができるのでそれもいいですね。


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