オカリナ は様々 [楽器]
最近いくつか新しいメーカーのオカリナ を手にしているのですが、その中の一つがこれ、Thousand Leaves です。
成田市に工房を置く千葉稔氏は宗次郎の音に憧れて作り始めたそうです。
吹いてみると先日吹いた Pieta とは違うのですがどこか同じように宗次郎を感じさせる響きを持っています。
いやむしろこちらの方が宗次郎の響きに近いかも知れません。
千葉だから Thousand Leaves。
素材は古万古(こばんこ)と呼ばれる赤土で、咥える部分にだけニスが塗られています。
これは良いですね。
手にしたのはソプラノの C ですが、F やアルトの C も試してみたいと思っています。
こちらは以前取り上げました台湾のメーカー、Focalink が手がける Osawa オカリナです。
記念モデルでトリプルです。
記念モデルでトリプルです。
磁器の白も染付の青も美しく、愛用するにふさわしい仕上げになっています。
マイセンオカリナを思わせます。
販売店のお話ではフォーカリンクは今や最も使用者の多いブランドで、特に漆仕上げは誰にでも吹きやすく安定した演奏のできる楽器で人気が高いそうです。
その中の佐藤一美モデルというのを取り寄せて試してみましたが、個体の問題なのか私にはどうも合わないように思えました。
ホールドもいまいちやりにくく、塞ぐのもちょっと違和感がありました。
仕上げはまことにきれいなのですが、肝心の音にはそれほど特別なものは感じられなかったのです。
オカリナは本当に個体差が大きいです。