亜麻色 [ファッション]
千葉そごうの「日本の職人店」で、いつもは見ない衣料品関係を覗いてみました。
こちらは山形のメーカーですが、麻製品です。
麻といっても原料にはちがいがありるのだそうで、商品はリネンニットです。
触ってみると麻というイメージとは違ってゴワゴワチクチクすることはなく、言われなければ麻とは分かりません。
麻といっても日本で麻と表示することが許されているのは亜麻(フラックス)と苧麻(からむし、ラミー)だけだそうですが、亜麻は原料を触ってみるとウールかと思うほど柔らかで、ゴワゴワするのは苧麻の方です。
私たちがイメージする麻は苧麻か苧麻の割合が多い製品なのかもしれません。
これは布巾のようなクロスですが、絹とも木綿ともウールとも違う感触です。
編み目と繊維がご覧いただけるでしょうか?
こちらは三種類の「麻」です。
右がフラックス、左上がラミー、左下がヘンプです。
これが亜麻。
これが苧麻。
そしてこれが大麻(Hemp)です。
ドビュッシーの『亜麻色の髪の乙女』。
亜麻色ってこんな色なんですね。
こちらは岡山県倉敷市のジーンズメーカーの製品です。
岡山のジーンズは世界一であるようです。
こちらはジーンズのニットです。
染色した糸を編んでいます
なのでこれがジーンズと言われてもすぐには信じられません。
ウールのようにしなやかです。
衣料品の世界は奥が深いですね。
明日は早めに出るので朝の更新はお休みします。
撮影はできるかもしれません。