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生蕎麦

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コーヒーの生豆です。
生の豆なので「なままめ」と呼ぶのが正しいです。
 
 

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で、蕎麦もよく「生蕎麦」と描かれていますが、大抵は「きそば」と読ませているようです。
 
 
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ところがここでは「なまそば」と読ませています。
 
もともと「生蕎麦」の「き」は混じり気がないという意味で、つまり全部蕎麦粉だということを言っていました。
話はそれますが「藪」という医者は本来は名医であったそうですが、皆が藪を名乗るようになったために腕の悪い「薮」が数多存在するようになったために「藪医者」と言えば腕の悪い医者のことと意味が変わってしまったのだそうです。
 
そば業界も似たようなことがあるのか、つなぎを使ったそばを売るお店も「生蕎麦」と表示するようになったのだとか。
「蕎麦粉100%ではないではないか」という人に対しては
「生の蕎麦粉で、生そばと言っているのだ」
と言ったらしいです。
 
いつの世でも詐欺的なことはまかりとおているのですね。
なお、「二八そば」というと蕎麦粉二割と解釈されることが多いようですが、もともとはそばの価格は高低価格であって長く十六文であった(2x8=16)ところから来ているという意見が説得力があります。
以前 NHK の時代劇でも高橋克典さん演じる武士がおやじの代わりにそばを売る場面で「一六文」と言っていたのが記憶に残っています。
 
 
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そういうわけでコーヒーの "生の豆" は乾燥はしているものの焼いてはいないので「きまめ」でなく「なままめ」と呼ぶのが正しいわけです。


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