器によって味は変わる(2) [コーヒー]
いよいよコーヒーです。
この二つは普段使いのマグカップとコーヒーカップです。
マグカップは Noritake、コーヒーカップは昔々中学生の頃6客セットで買ったもので、底には BOW CHINA と書かれています。普段使いと言っても使う頻度は少ないので40年以上前に買ったものとは思えないほどきれいです。
今探しても全然見当たりませんので、どういうメーカーだったのかは手掛かりがありませんが、中学生に買えるくらいだったので高いものではなかったでしょう。ソーサーも付いています。
レトロな感じですが、現在このような形のカップは名のあるメーカーの陶磁器では見掛けないように思います。
手作りの土の器や木製の器では結構あるようです。
もともとティーカップは口が広く、コーヒーカップは(すぼまってはいなくとも)口が比較的小さいもので、それは色も楽しむのか香りを重視するのかという違いによるものだと認識していました。
この形、昨日の Château Baccarat に似ています。
その形から連想して、ワインの味わいに違いがあるならコーヒーでも器の形による違いがあるのではないかと思ったわけです。
二日にわたってやってみた結果では、確かに味わいに違いがあることが確認できました。
もともと縁の厚さの違いによる口当たりが美味しさに影響を与えるとは思っていましたが、この二つのカップは厚みにはそれほど違いはありません。
どう違うかと言いますと、この古いカップの方が味わいがまろやかになります。
Noritake の方はいつもの味なのですが、比較するとやや苦味や酸味が強く出るようです。
Noritake からこちらの器にコーヒーを移して飲んでみますと、この器の味わいになってしまいます。
一度にドリップしたコーヒーですから当然ですが、コーヒーそのものには違いがなく味わいの違いは器の違いによるものである事はほぼ確実です。
では飲んでいるときのコーヒーの流れはどうかと思い交互に観察してみました。
観察した結果は明日記事にします。
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