印象:17th 発表会 [レッスン]
前回ここで行われたのは6年前の前期でした。
その頃の事を断片的に思い出しています。
初めてこの発表会に参加した時はまだ楽器店の中のスタジオで行われました。
会員も人数も少なかったのですね。
その時の事もまだ思い出せます。
人前で一人で演奏するのは高校生の頃の音楽祭以来でした。
会費がいくらだったのかは憶えていませんが、同じフロアにある珈琲店のチケットが配られたのでした。
終了後歓談を、という意味だったのでしょう。
そのとき演奏したのは BWV1031 でした。
そうした機会があったのはそれから何回か後、京成津田沼駅近くのレストランを借り切って行われたときだけだったと思います。
この時は「サリー・ガーデン」をフルートとオカリナ用に編曲して演奏しました。
今回は飾りらしきものはこの花だけで、プログラムもシンプルでした。
以前の記事を見るとお菓子などが配られていましたが、最近はそれはないですね。
キーホルダーのような記念品が配られたこともありましたっけ。
さて今回の録画をいつもの Sさんが YouTUBE に非公開でアップしてくれましたので早速視ました。
きれいに録れています。
大きなミスは3か所で、出だしと終了直前の音、それに音の間違いが一か所です。
全体的にまだスムーズさに欠けますね。
余裕がもっとなくてはなりません。
必死でやっている箇所がそのまま現れています。
強弱の変化はホールの響きも手伝ってか、まあまあかなというレヴェルです。
でももっとフォーレの音楽らしい変化が出せなくてはだめですね。
やたらに強かったり弱かったりではだめなのです。
それにしてもこの楽器の音。
自分が聴いている響きとは確かに違います。
この楽器はもっと多彩な響きを引き出せるポテンシャルがあると感じられます。
実力のある人が使えば素晴らしいだろうと思えます。
明るくきらびやかな響きは輝く太陽を思わせるところがありますし、それでいて柔らかな春の光を感じさせる時もあります。
p や pp、mp では内省的で落ち着いた響きが秋から冬の雰囲気を表現する事もできるでしょう。
響きの美しさと多彩さでは YAMAHA の Bijou も魅力的な楽器ですが、Bijou が低音域と高音域ではがらっと変わる響きを持っているのに対し、Brannen と Lafin を組み合わせたこの楽器は響きに統一感がありながら多彩な表情を見せるところがすごいところです。
次の土曜も同じ曲をやりますし、来月3日も演奏の機会があります。
録音を参考に、より良い演奏ができるよう心がけましょう。
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