SSブログ

曜変天目茶碗:静嘉堂文庫美術館 [アート]

kz2013_0219_093043AA.jpg


鎌倉で最後に立ち寄った骨董店にチラシが張ってあったのを見て、国宝が今公開されていることを知りました。



kz2013_0219_071725AA.jpg


地下鉄銀座線を渋谷で東急田園都市線に乗り換えます。

早朝はさすがに車も人も少ないです。



kz2013_0219_071621AA.jpg


ハチ公もアイドルが気になるのでしょうか。



kz2013_0219_071812AA.jpg


前回と反対側から撮ってみました。



kz2013_0219_072022AA.jpg


前回はなかったこんなものがありました。



kz2013_0219_072327AA.jpg


変化が激しい渋谷です。



kz2013_0219_085853AA.jpg


二子玉川駅で降りて朝食を摂っている間に白いものが落ちて来ました。

静嘉堂文庫の入り口はさりげない佇まいです。

HP はこちらです。


kz2013_0219_090002AA.jpg

kz2013_0219_090211AA.jpg

静嘉堂文庫は明治 25年(1892年)神田駿河台の自邸に岩﨑彌之助が建て、明治 44年に高輪、大正 13年に現在の地に小彌太が移しました。
昭和5年(1930年)に文庫の建物の隣に美術室と鑑賞室が建てられた、とリーフレットにあります。


kz2013_0219_090250AA.jpg

 

 

kz2013_0219_091554AA.jpg

 

こちらが静嘉堂文庫の建物です。


kz2013_0219_091648AA.jpg

kz2013_0219_091811AA.jpg

こちらは明治 43年に建てられた霊廟です。


kz2013_0219_092205AA.jpg

ニャンコがいました。
だみ声でした。


kz2013_0219_092503AA.jpg

こちらは美術館です。
予報通りになりました。


kz2013_0219_092605AA.jpg

kz2013_0219_092654AA.jpg

雪は時折勢いが増しますが、強くなったり弱くなったりといった案配です。


kz2013_0219_111415AA.jpg

kz2013_0219_092750AA.jpg

周囲には豊かな自然が残っています。


今回の公開は
 静嘉堂文庫創設 120周年・美術館開館 20周年記念
 受け継がれる東洋の至宝 Part III 
 曜変・油滴天目 茶道具名品展
として 1/22 から 3/24 まで開催されています。

ちなみに Part I は 2012年 4/14 から 6/24 まで
 東洋絵画の精華 ━名品でたどる美の軌跡━

Part II は 2012年 9/22 から 11/25 まで
 岩﨑彌之助のまなざし ━古典籍と明治の美術━
として行われたようです。


昨年サントリー美術館で見たのは国宝の油滴天目茶碗と重要文化財の木葉天目茶碗でした。

今回見る事ができたのは国宝の曜変天目茶碗(稲葉天目)、重要文化財の油滴天目茶碗、そして禾目(のぎめ)天目茶碗などです。

曜変天目は静嘉堂文庫の他に 龍光院と藤田美術館にあります。
龍光院のものは一般公開されず、藤田美術館のものは使用に伴う傷が目立ちます。

稲葉天目は昭和 9年に岩﨑小彌太の所有になったそうですが、生前は使われることはなく、没後仏前に一度だけ献茶された記録があるそうです。
MIHO MUSEUM にあるものは曜変天目ではなく油滴天目ではないかとする意見もあるようで、曜変天目の数を言う時は3つとされています。


さて今回貴重なものを見る事ができたのは眼福でしたが、いただいたリーフレット
 「静嘉堂蔵 茶道具の美 ━岩﨑家父子二代のコレクション━
にもあり展示もあったのですが、 2009年に中国浙江省で曜変天目の陶片が発見された事が 2012年に公表されたのだそうです。
復元された写真がありましたが、欠損はあるものの見込に曜変の模様が美しく表れているのがよく分かります。
高台も残っているようで、非常に貴重なものです。

中国国内では唯一です。
破棄されたのか壊れたのかはわかりませんが、断面が観察できるのは研究上大変貴重です。


稲葉天目の絵はがきや「静嘉堂 茶道具 鑑賞の手引き」という小冊子も買ってきましたが、小さくても良いからレプリカがあったら是非欲しいですね。

拡大の美 日本が愛したやきもの

拡大の美 日本が愛したやきもの

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/10/31
  • メディア: 単行本

 

 

にほんブログ村 クラシックブログ フルートへ
にほんブログ村



nice!(18)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 18

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。