SSブログ

蜜蝋で作りやすくなるか [楽器]

sz2011_1023_140646AA.jpg

鹿の角でできたリッププレートですが、そもそもこれを発想するきっかけとなった鹿の角を置いてある革楽屋さんから聞いた情報では、その鹿の角を見たあるお客さんから鹿の角の加工に関する秘訣を聞いたとか。
そのお客さんは鹿の角を加工する仕事をしているそうなのですが、欠けたり割れたりという事態を回避するために加工前に蜜蝋に浸けるというのです。煮るのかもしれません。


sz2011_1023_140734AA.jpg

鹿の角のでき方は以前記事にしましたが、中心部は血管や神経が通っています。
角が落ちる頃にはそれらは遮断されるようなのですが、中心部にはそれらが通っていた跡が穴となって残ります。
それらの組織の周辺はもろいのですが、その部分を加工するときなどに損なわれるのを防ぐために蜜蝋を使うのだそうです。

FMC フルートマスターズではピッコロの内側を漆で加工するそうですし、相原さんによれば篠笛もそうなのだそうです。
またあるメーカーでは金属製のフルートを蜜蝋に浸けて加熱していたのだそうです。

相原さんは早速やってみるとの事でした。
加工性は良くなるでしょうが、音の面に何か良い影響があるかどうかちょっと期待します。

nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 8

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。