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ヴァイオリンが作られる現場にて [本]

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本や CD には必ずカバーをかけます。
CD はビニールですが。

ちょっと困るのは Amazon で買うとカバーがかけてもらえない事です。
楽天Books では以前はかけてくれたのですが、今はかけてくれません。

仕方がないので包装紙や紙袋や時にはプリントに失敗した紙などを使って自分でカバーをかけます。
写真の本は先日発表会で使った "Air" のスコアを使っています。
OS をアップグレードしてから Finale のプリントがうまく行かないのです。


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さて本題はこちらです。
読売新聞の広告で見たので注文しました。

アイザック・スターンにガルネリのコピーを依頼されて一躍名が知られるようになったというニューヨークの製作家サム・ジグムントーヴィチがエマーソン弦楽四重奏団の創設者の一人、ユージーン・ドラッカーのためにヴァイオリンを制作する過程にトランペット奏者でもある著者が密着してその様子を纏めたものです。
エマーソンSQ のメンバーではチェロとヴァイオリン各一本が彼の楽器なのだそうです。

ニューヨークのヴァイオリン職人―現代の名器をつくる

ニューヨークのヴァイオリン職人―現代の名器をつくる

  • 作者: ジョン マーケーゼイ
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: 単行本


今までヴァイオリンの本と言えば岩波新書の「ヴァイオリン」(無量塔 蔵六)に始まってオールドの名器を扱った本が多く、今まで読んだ中では例外は『海峡を渡るヴァイオリン』(陳昌鉉 口述)、映画では『レッド・ヴァイオリン』(監督:フランソワ・ジラール)などでしょうか。

まだ読んでいる途中ですが、J. S. Bach の『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』に触れた箇所がありました。1720年に書かれたこの曲も先日取り上げました『無伴奏チェロ組曲』と同様ヴァイオリン曲の中で孤高の位置にあります。

P.103 に「膨大な自作品はすべて偉大なる神の栄光のために書かれたと言ったのは有名な話」とありますが、以前の記事にいただいた 風人 さんのコメントの通りですね。


実際にヴァイオリンの製作にかかる場面はもう少し先でしょうが、今までにない切り口でなかなか面白いです。
出版社は白揚社ですが、この出版社の本は以前『ストラディヴァリウス 5挺のヴァイオリンと1挺のチェロと天才の物語』を読みました。訳者は同じですね。



ストラディヴァリウス―5挺のヴァイオリンと1挺のチェロと天才の物語

ストラディヴァリウス―5挺のヴァイオリンと1挺のチェロと天才の物語

  • 作者: トビー フェイバー
  • 出版社/メーカー: 白揚社
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本



以前買った『モーツァルトの脳』はこれを読み終わってからになりそうです。

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