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マリンバの表現力に脱帽、私の楽器も使われる [演奏会]

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昨日の記事の続きです。
写真は終演後、ボランティアスタッフのために全員で演奏されているときのものです。 


今回演奏された曲は全部知っていました。
フルートとマリンバ或いはマリンバ3台という編成ではオリジナルの編曲をしなければならないでしょう。
事実第二部のマリンバアンサンブルで演奏された曲は全てリーダーの那須律子さん(写真中央、白いドレス。国立音楽大学大学院修了)の手になる編曲です。

マリンバの響きはピアノともハープとも違って柔らかく、フルートがソロをとるとフルートが浮き立ちます。
第一部の演奏中に気づいたのですが、曲によってマレットを使い分けているようです。
頭の部分の色が違うのです。
なぜだろうと思っていましたが、第二部で説明がありました。
柔らかさが違うのだそうです。
硬さの異なるマレットを使用した演奏も聴かせていただきました。
中にはゴム製というものもありました。

終演後お聴きしたのですが、アレンジする際は使用するマレットも指定するのだそうです。
マリンバアンサンブルでは一台はバスマリンバでしたが、3台とも同じメーカーの楽器でした。
これも終演後お訊きしたのですが、管楽器と合わせる事が多いのでそれに適した倍音と音律を持つ楽器を選ばれているということです。

ピアノでは鍵盤は同じ一本の木から取ると聞きましたのでマリンバもそうかと思いましたら、やはりそうなのだそうです。温度や湿度の影響を受けますからそれは当然の事なのでしょうね。

それにしてもこのマリンバアンサンブルは上手いです。
昨日も書きましたが、フルートでも演奏する「白鳥」が特に素晴らしく、那須さんのメロディーもさることながら、伴奏部分を担当されたのお二人の表現がとても優しく素敵で、自然に涙が浮かんできました。優雅に羽を広げる白鳥と水面でキラキラ光る反射が目の前に浮かぶようで、オリジナルと肩を並べると言ってもいい出来でした。

MC で説明がありましたが、結成二十周年なのだそうです。
メンバーの中のお一人小田もゆるさん(上の写真一番左、水色のドレス)は東船橋駅そばにお住まいだった事がおありだそうです。そうしたご縁で今回の演奏会が実現したのでしょう。

今度遠くない場所で演奏会があるようでしたらぜひ聴きに行きたいと思います。


さてフルートについてあまり書いていませんが、終演後やはり青木さんにいろいろお話を伺いました。
今日は muramatsu のゴールドをお使いでした。
私と同じ FMCフルートマスターズ の15周年記念モデルをお使いだという事は山野楽器から聞いていたのでお訊ねしますと、確かにお使いで気に入っていらっしゃるそうですが、会場によってはゴールドでないといけない場合があるとの事で使い分けていらっしゃるそうです。

先日入手した FMCフルートマスターズに特注された 18k を持って行きましたのでその楽器について触れましたところ見せてほしいとの事でしたので、組み立てて試奏していただきました。
そしてなんとその最中に上記の写真のスタッフ向けの演奏が始まったため、その楽器をそのまま持ってステージで演奏されました。それは感動的な光景でした。
試奏された感想は「とても柔らかい音」「BRANNEN とは全く傾向の違う音」との事でした。

せっかくですので鹿の角のリップの頭部管も見ていただき、カタログを差し上げました。
興味を持っていただけたようです。


今回の演奏会はなんと無料です。
以前「有料でも聴きたい」と評した演奏会を取り上げた事がありますが、今回はまさにそれで、ぜひ行きたいと考えています。
青木さんの参加されているゼクステット魅生瑞
http://web.mac.com/hornist/SextetMuze/top.html
も今年市ヶ谷で演奏会が予定されているようですので、なんとか都合をつけて聴きたいものだと思っています。



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コメント 2

kichi

綺麗な音色が聞こえてきそうです♪
良かったですね^^
by kichi (2009-03-03 07:19) 

センニン

無料では申し訳ない内容でした。
これからも生の演奏会にはできる限り足を運びたいと思います。
by センニン (2009-03-03 20:22) 

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