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『ウェスト・サイド物語』 [好きな歌]

'11.08.21 追記。 掲載した雑誌、CD の写真についてご指摘をいただきましたので Amazon のリンクで表示されるもの以外は順次修正あるいは削除しています。

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この映画の音楽では「トゥナイト」が最も有名だと思いますが、音楽的には「マリア」が素晴らしいと思います。
次に好きなのは「なにかが起りそう」ですね。

CD は奥の方から
 1.フィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルによる組曲「ウェスト・サイド物語」、
 2.バーバラ・ボニーがマリアを歌う「WEST SIDE STORY」(バリー・ワーズワース指揮:ロイヤル・フィル)、
 3.キリ・テ・カナワ、ホセ・カレーラスが歌う『ウェスト・サイド・ストーリー〈全曲〉』(バーンスタイン指揮:ブロードウェイミュージシャン達)、
 4.映画のオリジナル・サウンドトラック、
 5.オリジナル・ブロードウェイ・キャストによるオリジナル版
です。

PJBE による演奏は録音も良く、ブラスアンサンブル版としてはお勧めです。編曲はエリック・クリーズで、ワイルの『三文オペラ』とのカップリングです。レギュラーメンバー以外にパーカッションなども参加しています。イギリスのブラスアンサンブルとは思えない演奏ですよ。

カナワ/カレーラスによるものはレコーディングの様子を収録した DVD も出ていますが、一回聴けばたくさんですね。
カレーラスが何度もバーンスタインにダメ出しをされています。英語の発音が問題らしいです。

ボニーのものは最近買ったので、まだ聴いていません。

サントラ盤はマリアを演じたナタリー・ウッドの歌が吹き替えであるのは良く知られていますね。
映画の DVD もデジタルリマスター版が出ていますので、それほど悪くない映像で見ることができます。
私としては『卒業』が早くリマスターされて出て欲しいですね。

オリジナルキャスト版は1957年9月29日、舞台初演の3日後に録音されたものです。
録音は日付からは考えられないほど良い音です。
ここで聴かれるトニー役のラリー・カートを始めとする役者達の歌唱の素晴らしいこと、サントラとは比べ物になりません。「なにかが起りそう」は繰り返し聴いてしまいます。

オリジナル・キャスト版は『サウンド・オブ・ニュージック』も出ていますが、こちらはジュリー・アンドリュースの歌を聴きたいですね。

ブロードウェイの層の厚さをしみじみと感じますね。

ところでこれらの曲はバーンスタイン作曲とクレジットされますが、バーンスタインは曲の一部の作詞も手がけています。大部分はソンドハイムが詞を書いていますが、バーンスタインは作詞者としてクレジットしないことを申し入れたそうです。
曲についてはオーケストレーションの大部分をやはりソンドハイムが手がけているそうです。バーンスタインは『キャンディード』などで相当忙しかったらしいです。


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