Type H 頭部管 [楽器]
予報通りの一日でした。
朝は寒いですね。
鏡を活用してアンブシュアを変えたことが功を奏したのか前回のレッスンでは初めての時とまるで違う音になったという評価をいただきました。
楽器を変えたこともあるとは思います。
音を良くするというのは非常にしんどいことで、だからこそ今まで先生も正面からやろうとはしなかったのだと思いますが、このところ楽器の持ち方、構えを見直し、最近とうとうアンブシュアの改造に取り組んだ成果かと思います。
YAMAHA の Bijou という楽器は今では少し影が薄くなった感がありますが明確なビジョンを持って作られた楽器で、その実力を引き出せればとても素晴らしい響きを得ることができます。
倍音が少ないフルートという楽器の中にあってとても豊かな倍音を響かせることができる楽器です。
その頭部管はこのモデル専用の Type H で、カタログにあるようにアンダーカットは少なめでショルダーカットはされず抵抗感が強めという特徴のほか、フラットなリッププレートが大部分である現代にあっては珍しいと言っても良い抉れた形状をしています。
これが合うかどうかでこの楽器を使い続けようと思えるかどうかが分かれるだろうと思います。
一般に吹きづらいと言われるこの楽器ですが、普通に吹いて音が出ないということはありません。
ですがこの楽器が目指した本来の音を引き出そうとしたら一般的な吹き方では魅力を感じることができないまま終わってしまうのだろうと思います。
私がその魅力を引き出せたとはまだとても言えませんが、相性はいいように感じています。
YAMAHA は Bijou の次に Merveille を作り、その後 Idéal を発売しました。
今その Idéal を YAMAHA はずいぶん推しているようです。
Merveille
Idéal
時代とともに求められるものは変わりますが、変わらないものもあります。
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