房州うちわ [道具]
そごう千葉店の「日本の職人展」です。
今日から後半です。
以前 gallery ten で 房州うちわ を扱って(ワークショップ、販売)いましたが、前半はなかったその職人さんの仕事が展開されていました。
許可を得て撮影しています。
日本のうちわは三種類に分類され、「三大うちわ」と呼ばれています。
一つは柄が平たい平得で、「丸亀うちわ」。
二つ目は差柄と言われる形状で「京うちわ」。
三つ目が丸柄の「房州うちわ」です。
画像は Wikipedia を参照してください。
両側に髪を張ったものが一般的です。
大きいものから小さめなもの、楕円形から鰓の張ったような形状まで様々で、重さにも違いがあります。
後ろの二枚は鹿革を張ったものです。
右は印伝(鹿革に漆)です。
鹿革を張ったものは手応えがあって、しなりが良く、風がわずかに遅れてくるような感じがあります。
「追風」(おいて)と名付けられています。
主に女竹(篠竹)が使われるそうです。
以前 gallery ten に登場したのは 宇山工房 さんでしたが、こちらの職人さんはそこで修行されたそうです。
元は竹細工の職人さんだったそうで、竹の加工はお手の物だったようです。
こちらは天然の葉を漉き込んだ紙が使われています。
この形が房州うちわの特徴です。
こうした縁をきれいに仕上げるのも職人技です。
ノベルティなどで配られるプラスチックのものとはまるで違いますね。
明日は早朝は雨の予報ですが、朝にならなければ撮影できるかどうかは分かりません。
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