目新しい曲集 [楽譜]
楽器店に行っても並んでいる曲集は同工異曲と言いますかどれも見たことがある曲ばかりで、最近はピアノ伴奏はなくて CD がついているというものも珍しくありません。
アレンジも簡単なものは演奏しても面白くなく、演奏効果が上がるものは難しいという具合です。
曲の傾向としては JPOP や歌謡曲、演歌がいやに多いなという感じです。
手っ取り早く人前で演奏するためのものなのでしょうか。
先生曰く慰問などで演奏するときはそういうのが喜ばれるというのですが。
そう思いながら先日山野楽器で楽譜の棚を見ていましたら新しいものらしいものがいくつか並んでいましたのでその中の一冊「フルート名曲集」の内容を確認してみました。
するといくつか新しい編曲がされているようで、フルートの譜面を二曲、伴奏譜のアレンジを一曲見直しているようです。
持っている曲も多いのですが、オネゲルの「ロマンス」とニールセンの二曲、シベリウスの「スカラムーシュ」は他では見たことがありません。
「スカラムーシュ」はミヨーの曲が有名でサックスでも演奏されることがありますが、こちらは
オーボエ2、クラリネット2(B♭)、フルート2、ファゴット2、
ホルン4(F)、
トライアングル、ティンパニ、
ピアノ、
ヴィオラ独奏、チェロ独奏、
弦五部
という編成で、この曲集に収められているのは 21曲のうち 16曲目(Act II Scene 6)の Trauquillo assai です。
とてもきれいな曲んで音符の並びも難しくないのですが、調がなんと変ト長調(♭が6つ)です。
なかなかお目にかかりません。フラットがつかないのは F だけですのでちょっとやりにくいです。
音程も取りにくいかな?
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