本の流通も変わったのだろうか [花、植物]
最近読書量が増えたと以前書いたような気がしますが、今読んでいるのは 瀬尾 まいこ さんです。
映画化されたからというわけではないのですが、本屋大賞を取られたということですし、『そして、バトンは渡された』をパラパラとめくってみて読んでみようと思ったのです。
知らなかったのですが 上白石 萌音 さんは結構な読書家でいらっしゃるようです。
二冊目は坪田譲治文学賞受賞の文言に惹かれて『戸村飯店 青春100連発』。
作品中に 中島 みゆき の「糸」と合唱曲「ひとつの朝」(片岡輝作詞、平吉毅州作曲)の歌詞が使われていますのできちんと許諾をとってあります。
二冊目の方は合唱曲「大地讃頌」。
(大木惇夫作詞、佐藤眞作曲。「混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』の終曲)
一冊目にもこの曲は登場しますが、歌詞は引用されていません。
続けて読んだ二作品に同じ曲が出てくるのですが、瀬尾さんがお好きなのかあるいは合唱をされた経験がおありなのかもしれません。
ピアノの演奏についてもある程度ご存知なのかなと思われる描写が両作品にあります。
登場人物の名前が二冊目は コウスケ と ヘイスケ、一作目のうち一人が 壮介 なのでそういう名前がお好きなのかなと思ってしまいます。
一冊目の解説を 上白石 萌音 さんがお書きになっていますが、それによりますと最初に『戸村飯店 青春100連発』、すぐ読み終えて書店に走って購入したのが『そして、バトンは渡された』とのことです。
一冊目の方がよくできていると思います。
三人目のお父さんが途中まではごく真っ当な良い音お父さんという印象だったのですが、途中からちょっとひねくれた子供みたいな部分が出て来て東大卒という設定に妙に納得しました。
本屋大賞を取ったという作品を何冊か読みましたが、おおよその傾向がわかって来ました。
芥川賞や直木賞その他の大きな文学賞では選考対象にならないであろう傾向の作品たちだなあという印象です。
簡単には言えないのですが 松本 清張 の『或る「小倉日記」伝』と読み比べてみればどう違うのかはわかります。
書店のスタッフは若い女性が多いのかもしれません。
読んで幸せを感じたり泣いたり、そんな経験がスタッフの気持に届くのかもしれません。
それにしても書店で本を取り寄せてもらうと昔は二週間以上かかるのは当り前であったのですが、三省堂のポイントカードを作って会員になると取り寄せも早いようで、このレシートの日付23日に注文して翌週月曜の27日には入荷しました。
ちょっと驚いてしまいました。
以前は取り寄せると忘れた頃に入荷しているのが普通であったのでジュンク堂や楽天ブックス、 Amazon などにはどうしたって敵わなかったのですが、これだけ迅速なら店頭で注文してもいいですね。
千葉そごうは平日なのにずいぶんお客さんが多かったです。
正面にはいつもの通り門松がありました。
もう指折りです。
本を買う時に、手にとって、帯を参考にしたり、開いて目次を見たり、一部をパラパラと斜め読みしたりして、気に入ったものを買うと、あとでガッカリすることが少ないです。
ですが、書店が少なくなって、本を手にとって、類書を比較して、気に入った本を買うことがやりにくくなりました。
by とし@黒猫 (2021-12-29 22:27)
とし@黒猫 さん、おはようございます。
書店ではいつもそのようにしています。
Amazon のレビューも参考にします。結構的外れものもがありますので参考程度です。
一冊目も以前手に取ってその時は買わなかったものでした。
読書にも色々あって情報を仕入れる目的の時もあれば時間を潰すための時もあります。
書店が減ったのは本当に困りますね。
by センニン (2021-12-30 07:40)