ピアノを見る [楽器]
先日調律師の物語を読みましたし、たまにピアノを触るので観察してみることにしました。
こちらはピアノは習ったことはないので詳細な説明はできませんので、詳しい方は読み飛ばしてください。
譜面立てを外して演奏者側から見ます。
低音側の弦は中音、高音の弦の上を右に向かって張られています。
さて、ペダルです。
アップライトピアノとグランドピアノでは真ん中のペダルは名前も働きも異なりますが、ここではグランドピアノを。
一番右のペダルはダンパーペダルといい、踏むと弦を押さえているダンパーが全部上がります。
上がっている間は鍵盤を押した指を離しても音がずっと伸びます。
真ん中のペダルはソステヌートペダルといい、ある音を弾いてから(指を離さないうちに)このペダルを踏むとその音だけが伸びます。
良い説明ではありませんが、この譜例のような場合低音部の各小節の二つ目の音はその音を押したままにしてもいいわけですが(普通はそうするでしょうが)ソステヌートペダルを使ってもいいわけです。
ソステヌートペダルを使うと指を離しても良いので次の音の準備ができます。
一番左のペダルはシフトペダルと言って、鍵盤(とハンマー)が少し右にずれます。
三本の弦を叩いていたハンマーは右の二本を叩くことになるので音が弱くなりますし、音色も変わります。
二本の弦を打っている低音側はハンマー(のフェルト)の、いつもは使わない柔らかいところを使うことになります。
このハンマーのフェルトの状態を整える(「整音」)のも調律師の重要な仕事です。
弦を止めているピンです。
このピンを回してチューニングします。
一つの音に対して複数の弦が張られているので、88音を整えるのは大変です。
反対側から見ます。
低音弦はこのように止められています。
中音弦はこんな感じ。
ストレートではなく、途中で引っ掛けています。
テンションの変化を緩やかにするためでしょう。
KAWAI のピアノはフィエルトが青いのですね。
YAMAHA は赤です。
新幹線の浜松駅にはKAWAIのX JAPAN YOSHIKIモデルが飾ってあります!
弾けちゃいます(^^)
by ma2ma2 (2018-06-28 20:52)
ma2ma2 さん、こんばんは。
私が行ったときは SHIGERU KAWAI モデルが飾られていました。
入れ替えられているのですね。
by センニン (2018-06-28 21:16)
こんばんは^^
私も今、調律師さんのことを書いた本を読んでいます。
読み終わってから映画を観るかどうかと悩んでいます。
ピアノの中って素敵ですよね^^
by ake_i (2018-06-28 21:24)
ake_i さん、こんばんは。はじめまして。
nice! & コメント有難うございます。
どの程度原作を生かしているかにもよりますが、映画は映画ですので小説で描かれている演奏の違いや調律による違いが映画でどう表現されているかという点を楽しんでもいいのかなと思います。
なお、YAMAHA の有名な調律師でリヒテルの信頼も厚かった村上輝久さんの「いい音ってなんだろう」もお読みになってみられることをお勧めします。
by センニン (2018-06-28 21:41)
おはようございます。
自宅にピアノありましたが、知識ゼロです!!( ̄  ̄!!)
調律師の小説で見る視点が広がり、ピアノに興味を持つ方が増える感じがします?
売れてますね!!電車内で見かけました!!(⌒ー⌒)
NHKの「空港ピアノ」観ますが、カッコいいですね!!ピアノ弾ける人を尊敬します。
変更「フルートとピアノの日々」優雅かにゃ!?by すもも(=^・ェ・^=)
KAWAI のフィエルトが青い。YAMAHA は赤?メモる。なぜ?
by Boss365 (2018-06-29 10:14)
Boss365 さん、こんばんは。
ではレッスンを受けていたら演奏家になっていたかもしれないのですね (^^)
あの小説ではほんのさわりですけれど、興味を持つ人が増えたとしたら良いことですね。
「空港ピアノ」は知りませんでしたが、BS なのですね。
フェルトの色は調べてみたら必ずしもそう決まっているわけではないようです。
by センニン (2018-06-29 21:10)