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お医者さんの本などを読む:入院一日目 [本]

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春に見た光景を晩秋の今また見ています。

前回は5階、今回は4階です。

向こうに見える建物は看護学校らしいです。


画像のサイズが少し大きいのではみ出すかもしれません。



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紅葉は少ないですね。



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今回は緊急入院ではないので準備は余裕を持ってできました。

前回必要だと思ったものも新たに用意しました。

ここに写っているのは10倍の拡大鏡です。

ヒゲや眉などのチェックやお手入れに重宝します。

家では5倍のものを使っていますが、10倍のはどうかと思って買ってみましたが、周辺部はともかくまあまあ使えます。



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たまたまですが手塚さんの『ブラック・ジャック』の一冊を  Amazon の Kindle版で買ってみました。

連載をリアルタイムで読んだ世代ではないのですが、何かで読んだ一つのストーリーが強く記憶に残っています。



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雪で電車が止まって、ようやくたどり着いた民宿のおばあさんは「今日は息子たちが帰ってくるので泊められない」と言うのですが、なんとか泊めてもらえることになります。
凝ったストーリーではないのですが、なんだか他人の事ではないように思えて仕方なく、年を取ったせいもあるのかこれを読むといつも涙ぐんでしまいます。
還暦の人のイメージは私が子供の頃は確かにこんなお婆さんだったのですが、今では六十歳の人はもっと若いはずと思えてしまうのが自分でも妙な感じです。
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以前この獣医さんの本の単行本を取り上げたことがありますが、最初に読んだのはこの集英社文庫でした。
以前の記事でも触れましたが、たくさん出ているこの作者のシリーズの中で池澤夏樹さんが訳されているのはこれ一冊だけです。
一人称を「僕」としているのも多分これだけです。
この本の冒頭に引用されている詩は賛美歌の一節で、作者の Cecil Frances Alexander は賛美歌を多数作っているようです。
原題もこの詩の二行目から採られています。
All Things Bright and Beautiful

      

※All things bright and beautiful,

    All creatures great and small,

    All things wise and wonderful,

    The Lord God made them all. ※

 

    Each little flower that opens,

    Each little bird that sings,

    He made their glowing colours,

    He made their tiny wings.

※Refrain

 

    The purple-headed mountain,

    The river running by ,

    The sunset and the morning,

    That brightens up the sky;

 

    The cold wind in the winter,

    The pleasant summer sun,

    The ripe fruits in the garden,

    He made them every one;

※Refrain

 

    He gave us eyes to see them,

    And lips that we might tell

    How great is God Almighty,

    Who has made all things well.

※Refrain

 

明るく美しいものすべて
   大小あらゆる動物たち
見事なすばらしいものすべて
    どれもこれも神様が作られた
(池澤夏樹 訳)
心静かに、この大好きな一冊を読み返すことにしましょう。
明日は昼過ぎから手術です。
終わるまで昼食はお預けです。
前回より時間はかからない予定で、退院も早いはずです。
看護師さんたちの言うことを守って養生に努めます。
 
 
 


 


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