黒珊瑚リップと夜光貝の反射板 [楽器]
午後お休みがいただけたので相原さんのところに行ってきました。
この個体は以前 ’11.11 にも取り上げた(http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2011-11-07)複数本のうちの一本ですが、何が違うのだろうと思うような違いが感じられました。
前回はじっくり試してみなかったのも確かですが、黒珊瑚ならではという良さがその時は分からなかたのです。
高く評価する人がいるということは聞いていましたが。
相原さんのところに黒珊瑚が3本ありました。
一本一本表面の色などに違いがありますが、どれも磨くときれいな光沢が出る、持ち重りのする密度の高い材料です。
断面は木のようです。
歌口は小さめで、素材の持ち味がよく出る設計です。
音量は大きくはありませんが、甘い、オールドフレンチをも顔色なからしめる音色を持っています。
実はこの黒珊瑚リップの頭部管、ウィーン・フィルのワルター・アウアーさんがお気に入りだそうで、ある時わざわざ「とても良い」という感想を伝えるお電話があったそうなのです。
赤珊瑚とは表面の状態がまるで違います。
相原さんと中嶋さんから種明かしがありました。
夜光貝の反射板が装着されていたのです。
こんなに違うのかというような違いがあります。
中嶋さんの手になる製品です。
これ、オススメです。
帰りは千葉方面の上りは避けて茂原、東金経由で帰りました。
車は少なくて良いのですが、平日で割引がないので料金が高いです。
高滝湖で休憩。
展望台が利用できるようになっていたので上ってみました。
向こうに見えるのが高滝湖です。
逆方向の車線の車は下を潜って同じエリアに入ります。
『魔女の宅急便』に描かれた街並みを連想します。
明日は早朝にお墓に行き花を上げてきます。
お迎えは夕方です。
朝の撮影はできませんが、昨日録っておいた写真を使って少し遅めにアップします。
やっぱり黒珊瑚のほうが貴重なのでしょうか。
アワビも黒アワビのほうがお高いですし・・・
いろいろ種類があって個性が出ますね。
夕暮れの風景、ヒグラシの鳴き声が聞こえてきそう。
by yamatonosuke (2016-08-13 01:15)
yamatonosuke さん、おはようございます。
同じサンゴという名が付いていますが、赤いほうは宝石として扱われてお値段も高く、良いものは磨くときれいな光沢が出ます。
黒珊瑚はウミカラマツ、ツノサンゴとも呼ばれて種類が異なるようです。
楽器に使うにはコストも考えるとこちらのほうが適しています。
展望台、久しぶりに見晴らしのいところに上がって良い気分転換になりました。
by センニン (2016-08-13 09:58)