商品化のための下調べ
以前少し触れました新しい商品はあと少しで実現する見込みになっています。
あと一つ承諾を得る事ができれば船出です。
どういう商品かはまだ明かせませんが、そのための資料調べを行っています。
資料というのは『古事記』と『日本書紀』です。
調べるのはスサノヲノミコトとクシナダヒメ、そしてオオクニヌシノミコトです。
舞台は以前取り上げました夷隅神社です。
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2014-09-29
神社の HP には御祭神が
素戔嗚尊
稲田姫命
大己貴命(大国主命)
とありますが、
『古事記』と『日本書紀』に登場するそれらの神様の表記が微妙に異なります。
『古事記』 :須佐之男命、櫛名田比売、八俣大蛇、大穴牟遅神、大国主神、稲羽素菟、八上比命
『日本書紀』:素戔嗚尊、 奇稲田姫、 八岐大蛇、大己貴神、 大国主神
オオクニヌシノミコトと因幡の白兎のエピソードは『日本書紀』には登場しません。
夷隅神社の神様のお名前は『日本書紀』に近いようです。
なお因幡の白兎(稲羽素菟)のお話は『古事記』では
兄弟の神々が八上比命に求婚するためにオオクニヌシノミコトに荷物を持たせて稲羽の国に向かう途中、毛をむしられたウサギに会った。
神たちはウサギに "海水を浴びて風に当たって山の上で寝ていれば良い" と言ったのでウサギがその通りにすると痛くてたまらないので泣いていた。
そこへ大穴牟遅神が通りかかって "川の水で洗って蒲の穂を地面に撒いてその上で転がれば良い" と言ったのでウサギがその通りにするとすっかり良くなった。
ウサギは "八上比命" をお嫁さんにできるのはあの(意地悪な)兄弟たちでなくてあなたでしょう” と予言した。
というお話になっていて、その通りになるのでこれがのちのオオクニヌシノミコトが縁結びの神様とされるゆえんの一つという説があります。
写真の雑誌は風景などを見るために入手してみた、雑誌のバックナンバーで「サライ」は 2005 9/1 号、「一個人」は 2012 4月号で、「太陽」は 1973年 7月号です。
2012年は古事記 1300年の節目の年だったので関連書籍などはたくさん出ていますが、この「一個人」は以前に掲載された内容を含む特集号になっていて、内容が充実しています。
「太陽」はだいぶ古い雑誌ですが、創刊10周年の記念号で、松本清張の文章と篠山紀信の写真という読み応え見応えのある記事が今では貴重です。
こちらは NHK の「100分de名著」のシリーズの最新刊です。
『古事記』と『日本書紀』の違いにも触れながら分かりやすく解説している良い本です。
さてこれらが商品とどう結び付くのか、ご紹介できるのはもう少し先になります。
もうちょっとお待ちください。
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