PARKER 5th INGENUITY [道具]
第5の筆記具なのだそうです。
新製品というわけではないのですが、 PARKER は 125周年として大々的に PR しているようですので、手に取ってみました。
この角度から見ると万年筆のようですが、万年筆ではありません。
樹脂製のチップがリフィルと一体になっていて、インクがなくなった場合はそっくり取り替えます。
お値段は高いと感じますが、造りはさすが世界の PARKER です。
この筆記具の、書き味に関したセールスポイントは
インクの流れがスムーズで、ボールペンのようなダマができない
書いてすぐ擦ってもかすれない
高温や航空機内でもインク漏れが生じない
キャップを取ったまま一晩置いても乾燥してしまわない
スプリングを内蔵していて、万年筆に近い感覚で書ける
使ううちに先端がユーザーの癖に合わせた形になる
といったところです。
実際に使ってみた感想では、
万年筆に近いと言えなくもないが万年筆(良いもの)とはやはり違う
書いた後すぐ擦ってもかすれないのは確かに便利
(今まで ぺんてる の プラマン という筆記具を使っていましたが、乾きが遅いのにやや困っていました)
キャップを取ったままにしても良いのは便利
(プラマンは乾燥を防ぐため少しの間でもキャップをしていました)
本体は高級感があって適度な重量もあって良いが、お値段が高い
リフィルも高い
でしょうか。
本体は Amazon などでかなり安く買えます。
書いてみたところです。
上からコピー用紙、100円ショップのメモ用紙(ややざらざらした用紙)、付箋紙です。
メモ用紙のような紙質の紙では、筆圧を強めにかけてゆっくり目に書くとインクは滲みます。
これは万年筆でも同じです。
裏写りの様子です。
光沢のある紙などに書くとき、すぐ乾くのは有難いですね。
普段万年筆を使う事が少ない人や使った事がない人にはしなる感じが新鮮でしょうね。
スプリング仕掛けの "筆圧調整" はよく考えられていると思いますが、14k や 18k のペン先のしなり具合とは質の異なるものです。
買う前によく試し書きをしてみて自分のニーズに合うかどうか確かめると良いですね。
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