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Femme Fatale

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千葉そごうに置かれた冊子の表紙に目が止まりました。

「運命の女」とありますが、そんな意味だったかなと思って調べてみますと、

Wikipedia には


 男にとっての「運命の女」(運命的な恋愛の相手、もしくは赤い糸で結ばれた相手)の意味。

 また、男を破滅させる魔性の女(悪女)のこと。


とあります。


ふうむ、私の憶えていたのは後半の意味の方です。


Wikipwdia にはカルメン、ナオミ(谷崎潤一郎『痴人の愛』)、サロメなどの他にスパイとして知られるマタ・ハリなどが挙げられています。


相手を破滅させてしまったカルメンはたしかにそうかもしれませんね。

マタ・ハリは実在の人物でスパイとして捕らえられ処刑されたことなどは知っていましたが、詳しい事は知りませんでしたのでこれも調べてみました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/マタ・ハリ


およその事は分かったのですが、たまたま 千葉そごう 9F の三省堂書店の古本コーナーを見ると文庫本があるのが目に入りました。

マタハリ (中公文庫)

マタハリ (中公文庫)

  • 作者: 秋本 典子
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1989/02
  • メディア: 文庫

 

これを今読んでいるのですが、マスネ、サン=サーンス、マスカーニ、イサドラ・ダンカン、サラ・ベルナール、ディアギレフなどの名も登場します。(関係があったという意味ではありません)


その踊りや出自については絶賛がある一方で懐疑的な見方もあったようですが、容姿に恵まれていた事は確かなようです。

子供の頃は裕福だったそうで、"お姫様" らしく空想癖もあったようですが、目立つ事が好きで気位も高かったようです。

それはマタ・ハリという名前で踊りを生業とするようになってからも変わらず、虚言癖とも見られるような発言が少なからずあったようです。


危険な愛人マタハリ―今世紀最大の女スパイ (20世紀メモリアル)

危険な愛人マタハリ―今世紀最大の女スパイ (20世紀メモリアル)

  • 作者: ジュリー ホィールライト
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1994/02
  • メディア: 単行本
    マタ・ハリ―抹殺された女スパイの謎 (ハヤカワ文庫NF)

    マタ・ハリ―抹殺された女スパイの謎 (ハヤカワ文庫NF)

    • 作者: ラッセル・ウォーレン ハウ
    • 出版社/メーカー: 早川書房
    • 発売日: 1995/03
    • メディア: 文庫
    こんな本もありました。
    中公文庫の方は小説風ですが、この二冊はどちらかと言えば資料によって実際はどうであったのかを描き出そうとしているようです。

    本当にスパイであったのかどうかは別としまして、その踊りがどんなものだったのか見てみたいものです。
    もっとも、宝石の他は殆ど何も身に着けない(上は着けていた様ですが)踊りが評判だったようで Wikipedia にもその衣装で写っている写真がありますので、もし映像の記録があったとしてもちょっと買いにくいコーナーに置かれてしまうかもしれませんね。

 


 

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