Costa Rica Cup of Excellence 2012 #4 El Halcon [コーヒー]
久しぶりにコーヒー豆をローストしました。
コスタリカの豆は初めてです。
昨年の Cup of Excellence で4位入賞だそうです。
http://www.tonya.co.jp/shop/g/g20016/
Cup of Excellence は何ヶ所かで行われていますが、買う事ができるのは大抵ローストされた豆です。
かねがね生豆を入手して焼いてみたいと思っていたので早速買ってみました。
まずこのようなざるに取って埃などをふるい落とします。
こんな豆です。
生豆のことをグリーンコーヒーと言います。
チャフと呼ばれる渋皮が付いています。
このように広げて欠点豆を取り除くハンドピックを行います。
このように分けてじっくり見ます。
取り除かれた豆はほぼ 300g と結構多いです。
これはちょっと意外でした。
貝殻豆、大きすぎるもの、小さすぎるもの、形が悪いものなどです。
カビ豆、虫食い豆、腐敗したものなどです。
緑が強い部分があるのがカビ豆です。
貝殻豆。
こんなのが混じると大変です。
カビ豆、腐敗豆、虫食い豆、未熟豆などを残さないように目を皿のようにして見ます。
ロースターを使うのは久しぶりなので、まず捨てても良い豆で事前に一回ローストを行います。
右はかなり古くなった豆です。
すっかり色が抜けています。
水分が抜けて軽くなっています。
ロースとしてみるとこうなります。
ちょっと見ただけでは違いがわからなくなってしまいます。
こちらがロースター。
一度に 250g 焼けて、連続して使う事ができます。
この中にチャフが溜ります。
頃合いがわからないので 230℃、25分でやってみます。
ドラムがこのように斜めに回転して豆を撹拌します。
熱風式ですが、以前使っていたタイプは下から強く吹き上げるタイプだったので、こちらの方が豆にやさしいです。
設定した時間が経過すると冷却が始まります。
焼き上がりました。
新しい豆は水分が多いのでもう少し浅く上がると思ったのですが、深煎になりました。
深煎特有の香りが漂います。
色の浅いもの、欠けが生じたものを取り除きます。
早速ドリップします。
80℃ を少し超えたあたりのポットの中です。
よく膨らみます。
深煎特有のオイルが浮いています。
ドリップ終了直前です。
落ち切らないうちにサーバーから外します。
弱火で加熱します。
この泡が消える頃、飲み頃になります。
きれいな澄んだ色のコーヒーができました。
口当たりは滑らかでエグ味や雑味は皆無です。
良い苦みが出ていますが、もう少し浅煎の方がこの豆の持ち味を楽しめると思います。
官能的と言っても良い甘さを含んだ豊かな香りです。
舌の奥で後を引かない切れの良い苦みです。
浅煎にするためには温度を下げるか時間を短くします。
低音で長時間煎ると言わば低温火傷のように奥まで熱が通ります。
次回は1分くらい時間を短くしてやってみましょう。
あ〜!コーヒーが飲みたくなってきた。
いい薫りがしてきたぞ…いただきま〜す。
それでは、また…
by ENO (2013-02-04 21:36)
本格的すぎて、びっくりです。
おいしいコーヒーをいれるには、豆の焙煎からなのですね。
by motosoft (2013-02-04 23:57)
生豆からですか~
スーパーマニアックですね
by kazu-kun2626 (2013-02-05 07:44)
すごすぎ!
ここまでやるとマニアですよね。アタシσ( ̄  ̄〃)には絶対出来ないです^^;
by 原みつる (2013-02-05 18:28)
ENO さん、こんばんは。
コーヒー好きの方は飲みたくなるかもしれませんね。
是非美味しいコーヒーをお楽しみください。
by センニン (2013-02-05 22:52)
motosoft さん、こんばんは。
最近はローストを行う人も珍しくはないようで、ロースターも何種類も売られています。
ローストそのものはロースターを使うなら難しくはないのでやってみる人が増えているのでしょう。
問題はハンドピックですね。
なかなか教えてくれる人はいませんから、自分で研究する必要があります。
by センニン (2013-02-05 22:55)
kazu-kun2626 さん、こんばんは。
美味しいコーヒーを追求してここまで来てしまいました。
美味しいコーヒーを飲めるようになったのは良いのですが、普通のお店で飲むコーヒーが美味しいと思えなくなったのが困ったところです。
by センニン (2013-02-05 22:57)
原みつる さん、こんばんは。
手焼きは難しいですが、ロースターなら簡単です。
ハンドピックを根気よくやれるかどうかが分かれ目かもしれません。
凝り性なんですね、私。
by センニン (2013-02-05 23:00)