選定書 [楽器]
プロ奏者のお仕事の一つに楽器の選定があります。
前田綾子さんがよく blog で工場で選定を行ったことなどを取り上げていらっしゃいますね。
今まで特に選定モデルだからと意識して試奏したことはないのですが、先日印象が良かった Altus の PS は選定モデルだったのだそうです。
メーカーや代理店によって書式は異なるのかもしれませんがこれが Altus のフルートに付けられる選定書です。
あの時試奏したうちの一本はデニス・ブリヤコフの選定モデルでしたし、以前試奏した AL はエミリー・バイノンさんの選定モデルでした。
そうと意識して試走すると先入観で良く思えてしまうことがあるかもしれませんが、このモデルを試奏したときは選定モデルであることは知りませんでした。
試奏の印象でも触れましたが、デニス・ブリヤコフの選定モデルとこのモデルでは音がまるっきり違います。
演奏家はやはり自分を基準に選定するのでしょうね。
実際に使う人に合うかどうかはやはり選定モデルであることにとらわれず、数多く試奏して確かめるのが良いでしょう。
こちら、付属の掃除棒です。
反射板から歌口の中心までの距離はメーカーによって最適な位置が微妙に違うそうで、Altus の PS は YAMAHA などの 17mm よりやや長い 17.3mm であるようです。
この掃除棒、DAC で単品で購入する事ができます。
Altus のものとは違ってDAC オリジナル商品ですが、別に違いはないように思えます。
種類は 17.0mm、17.3mm、17.4mm の3種類です。
なお、この掃除棒は YAMAHA の木製掃除棒に比べるとかなり細く BG のヘッドスワブは使えないので使われている方は注意してください。
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