サントリーの青いバラ [花、植物]
サントリーが開発した青いバラを初めて見たのは以前サントリーホールで行われた発表会のときでした。
青いバラにちなんで名付けられた小ホール「ブルーローズ」の入り口の上に逆さに飾られていました。
そのときの印象は「あれで青?」というものでしたが、SUNTORY の HP で開発ストーリーを読むと、それが苦労の末に生み出されたものであったことがわかります。
http://www.suntorybluerose.com/#
http://www.suntory.co.jp/company/research/hightech/blue-rose/
バラには青い色素を合成させる遺伝子がないこと、
赤、黄色、青それぞれを発色させるための化合物には水酸基(OH)一つの違いしかないこと、
当初はペチュニアから取り出した遺伝子を使ったこと、
それがうまく行かなかったのでパンジーから取り出した遺伝子を使ったこと、
青いカーネーションが先にできたこと、
ベースとなるバラの品種によっても発色が異なること
などなどなかなか興味深いです。
今回の "Habanera" では赤いバラも使ってみようと思っていたのですが、赤いバラのプリザーブドフラワーの在庫がなく、断念しました。
今度の土曜日はどうしようかなあと考えています。
2012-11-14 21:44
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サントリーが初めてブルーローズを発表したときは
センセーショナルでした。
元々遺伝情報として存在しないブルーを作り出したのですから。
でももっと濃いブルーかと思っていました。
by 青竹 (2012-11-14 21:57)
青竹 さん、こんばんは。
いつかはもっと鮮やかな青が見られるかもしれませんね。
本当の「黒」も出現するかも知れませんね。
by センニン (2012-11-14 22:58)