「枯葉」と「ニーベルングの指輪」 [CD]
なんだか急に秋らしい気温になりました。
油断して風邪などひかないように気をつけましょう。
秋にまつわる曲といえば外せない曲のひとつが「枯葉」でしょう。
いろいろ録音がある中でも真っ先に挙げなければならないのがキャノンボール・アダレイ(とマイルス・デイヴィス)のこの名盤でしょう。
Amazon でもどこが違うのかと思うほどたくさん並んでいますが、ここにリンクした一枚目は「サムシン・エルス +1」と言って、ボーナス・トラックとして「 バングーン」が収められています。
二枚目はその海外盤、三枚目はボーナストラックが収録されていないオリジナル版です。
数えてみると Amazon では 12種類あり、そのうち二枚は LP です。
ここにはありませんが、SMFL などの高音質盤も存在していました。
さて「枯葉」は Joseph Kosma が 1945年に作曲した "Les Feuilles mortes" がオリジナルで、映画『夜の門』でイヴ・モンタンが歌ったのが始めで、その後ジュリエット・グレコが歌って広まりました。
オリジナルの作詞は Jacques Prévert です。
"Autumn Leaves" という題が付けられたのは 1949年にアメリカでこの曲が発売されるにあたってキャピトル・レコードが付けたもので、英語の歌詞も Johnny Mercer によって付けられました。
以上の説明は Wikipedia によりますが、作曲のジョゼフ・コズマ(コスマ)については何も知らなかったので調べてみますと、やはり Wikipedia に
写真家のモホリ=ナジ・ラースローは母方の伯父。モホリ=ナジ・ラースローの再従兄弟は指揮者のショルティ・ジェルジュ。
ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽専門学校(大学)でシクローシュ・アルベルトとヴェイネル・レオーに師事、作曲指揮専攻を卒業。1926年から1928年に掛けてブダペスト国立歌劇場のコレペティトール(歌手の練習のためのピアニスト)を務める。
とあります。
ショルティ(サー・ゲオルグ・ショルティ)と親戚になるとは知りませんでしたね。
ショルティもリスト音楽院卒業後はコレペティトールをつとめた経歴があり、イギリスの Decca との契約はピアニストとしてでした。
ウィーン・フィルの「ニーベルングの指輪」全曲録音の指揮者に選ばれるまではいろいろあったのですが、どちらも名盤の地位を不動のものにしています。
さてコズマは 1969年に亡くなっていますので、著作権はまだ生きています。
実は以前会社のバンドで演奏したミュージックエイトの譜面が良いアレンジだったので finale にコンデンスト・スコアの形で入力してあるのですが、編曲者は入力していませんでした。
出版社に問い合わせるともう絶版で編曲者もわからないと言われました。
この楽譜、ベースの譜面には大部分がコードが書かれているのみで、音符はイントロぐらいしかなかったように思います。
当時譜面を書いたのが割と良くできたので思い入れがあります。
あと数年はだめですが、いずれはピアノ連弾などにアレンジしてやってみたいと思っています。
明日はレッスンですが、朝のうち、きっとヒガンバナが撮れるでしょう。
今から楽しみです。
アメリカ合衆国の首都であるワシントンで、ショルティ/シカゴの演奏会に一度だけ行きました...
by サンフランシスコ人 (2016-04-12 03:34)
サンフランシスコ人 さん、こんばんは。
ショルティはなかなか強運の持ち主ですね。
by センニン (2016-04-12 21:12)