魅惑の琥珀色:Old Baccarat [アート]
本来は水差しなどとセットになっていたものだと思われますが、キャンディポットとこのグラスだけがありました。
ボウルの部分はアンバーのクリスタルにエナメルで草花が描かれています。
普通は全部同じガラスを使いますが、このグラスは底の部分はグレイの素材が使われています。
この写真ではよく分かりませんが、ラスター彩が施されているようです。
撮影する装置とライティングを替えてみました。
ずいぶん感じが違いますね。
花は西洋のものに見えますが、全体の雰囲気はシノワズリと言いますかジャポニスムと言いますか、フランスの感性とは異なるものを感じます。
絶妙なカーブ、見るほどに引き込まれる色、アンバランスの魅力と言えるかもしれない絵付け、それらが渾然となってえも言われぬ魅力を秘めています。
どんな飲物を入れても飲物が負けてしまいそうな素晴らしいグラスです。
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