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盗んでいいのは技術だけ [それはいけない]

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相原さんを知ったのはもう3年ほど前の事になります。
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2008-08-11

この時購入した楽器に珍ししメカであった「ショットベル」を装着してもらいました。


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反射板の中央に穴があいています。

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まだ新しいメカでしたので私を含めて手にした人は五人以内だったのではないかと思います。


この時おつきあいが始まって頭部管作りを体験したりいろいろ興味深いお話を伺ったりと自分の世界が広がったように思います。
頭部管だけでなく本体の製作やリペアも教えていらっしゃるのですが、通っている人の中には元ムラマツに勤めていた人もいると聞いてすごいなと思ったりもしたのでした。
実際相原さんは Pearl にお勤めしていらっしゃった時にはアルトフルートの設計をなさったり、台湾の工場で技術指導をなさったりと本当のフルート製作のプロでいらっしゃるのです。

鹿の角を使ったリッププレートができたのも今から思えばそれからすぐの事で、年末の山野楽器のフェアでデビューしたのでした。
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2008-12-08

さて楽器を購入してしばらくした頃、たぶん年明け頃だったと思いますが、「ショットベル」がネットオークションに出品されているのを発見しました。
それを見たときは相原さんが出品なさったのかと思っていましたが、何かの用事で電話した時にその事を話題にしますと、電話の向うで相原さんが絶句しました。

出品しているのは相原さんではなく例の元ムラマツに勤めていた人だというのです。
しかも「ショットベル」は売れた先は全部分かっていて、その人には売っていないというのです。

相原さんがその人物にどこから手に入れたのかと訊くと「ネットオークションで」と答えたそうですが、ではどこの人かと重ねて訊くと「群馬県の人」などと言っていたそうですが、結局相原さんの工房から無断で持ち出したものである事を認めたそうです。

学校を卒業して社会人として世に出た人が他人のものを自分のものにしてはいけないという事を知らないはずがありません。
例えば何かの商品が欲しいけれどお金がなくて買えなくてつい盗んでしまったというのでもないのです。ネットオークションで売ってしまおうというのは一体どういう了見でしょうか。
しかもリペアを教わるなど世話になっている人のものをです。

結局弁償はされたそうですが、相原さんは見知らぬ人ではないからと警察に訴えるような事はしませんでした。
私はこの件に関しては第三者ですのでどうするべきだとは相原さんに対して進言する立場にはないのですが、このような人物は制裁を受けさせる必要があると思います。
そうでないと世の中を「なめて」しまうと思います。

さて愉快でない思いをしたというのは昨日の記事にも関連するのですが、このあとの事です。
その事についてはまた改めて取り上げますが、人間性に問題ありと思う他ないような事がありました。

毎日良くないニュースを目にしますが、大きな事件ではなくとも身近でこうした事が起こるというのはやはり平静ではいられない事です。
こうした人物が何食わぬ顔をして行動している、その事に怖さを感じます。

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