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お得がちょっと少なくなる:そごうミレニアムカード [お得]

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以前 Yカメラのポイントカードのお得度が実質どのくらいなのかに付いて取り上げました。
http://music-1000.blog.so-net.ne.jp/2008-08-02

ポイントは次の買い物から使えるわけですが、いつも買い物をしている千葉そごうの「ミレニアムカード」は今まではそうではなかったのですが4月1日から同じように使えるようになります。


こう書くと今までより利便性が上がって使い勝手が良くなるようにも思えるのですが、よく考えてみると僅かですがお得度が減少します。

今まではカードにたまったポイントは千葉そごうの商品券に替えて買い物に使うというシステムでした。
専用のカウンターで手続きしなければならないのでやや面倒です。

しかし商品券は千葉そごうでは現金と同じように使えます。
これからのポイントによる値引きと違うのは、この点です。


例えば今 10,000ポイントたまっているとしましょう。
これを商品券に替えれば 10,000円の現金と同じように買い物に使えます。
例えば 100,000円の商品を買う時、手元の現金 90,000円とこの商品券を併せて使うとします。
ポイントの還元率はランクによって違うのですが、仮に通常で 5% のポイントが付くと仮定してみますと、このお買い物でたまるポイントは 5,000ポイントです。
(消費税分にはポイントは付与されませんが、ここでは話を単純にするため消費税はないものとして考えます)
これが新しいシステムになりますとたまったポイント分が会計時に差し引かれ、手元の現金で支払うのは同じく 90,000円です。
この場合に付与されるポイントは 4,500ポイントです。

比較すると 500ポイント少ないですね。
こうした商品券に引き換える方式は今では少ない方式で、大抵は新しいシステムのように直接差し引きが出来るシステムです。
今まではたまったポイントを使った分にまでまたポイントを付けていたわけですから、利用者にとってはとてもお得だったわけです。

しかし商品券に引き換え出来るのは 2,000ポイント単位で、一年間にそこまでたまらない人も少なくなかったらしいのです。
するとポイントが無効になってしまいますね。

2,000ポイントと言いますと 還元率 2% の人の場合で 100,000円の買い物が必要です。
百貨店でのお買い物なら一年間の累計ならそのくらいはたまりそうに思えますが、そうでない人も少なくなかったのだそうです。

年間百万円以上購入する人は還元ポイントは 7% です。
ちょうど百万円購入したとすると割り増しの期間(プラスポイントフェア)を考慮しないとしても 70,000ポイントが付与される事になります。
これを次の 100,000円のお買い物に使うとすると、今までは 付与されるポイントは 7,000ポイントでしたが、これからは 2,100ポイントという事になります。

新しいシステムを説明するリーフレットを漫然と読んでいると気づかないかもしれませんが、利用者の意識に上らないように巧妙に仕組まれているとも考える事が出来そうです。

なお、損(?)な事ばかりではなく家族の累計買物金額を合算して翌年の還元率に反映させられるなど、お得になる場合もあるようです。

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