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タマゴ肌かあばた面か [美味しそう]

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ゆで卵がきれいに剥けるかどうかは結構大事です。

先週の NHKの「ためしてガッテン」ではちょうどこれを特集していました。
知らなかった意外な事が二つありました。
・表示されている賞味期限は生食の場合の期限であって、加熱調理するにはそれを過ぎたものでも大丈夫。
・新しい卵で作ったゆで卵はどうしてもきれいに剥けない。
 冷蔵庫で二週間くらい保管したものならきれいに剥ける。

思わず「へ〜!」ですね。

しかしこの番組はこれでは終わりません。
新鮮な卵で作ったゆで卵をきれいに剥くにはどうしたら良いかを考えます。

きれいに剥けない原因は二酸化炭素だそうです。
新鮮な卵には二酸化炭素がたくさん含まれていて、加熱するとそれが膨張して薄皮を殻に押し付けてしまうのだそうです。

殻には小さな気孔がたくさん開いていて、時間が経つとここから二酸化炭素が抜けるのだそうです。

ではどうしたら良いか。

ここでコロンブスが登場します。
「コロンブスの卵」ご存知ですね?
あの方法がここで使えるのです。


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思い出してみると、ゆで卵を剥いてみるとお尻の部分に窪んだところがあります。
茹でる前にこの部分にひびを入れておきます。


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あまり強くやってはいけません。
この部分には薄皮が白身側にも殻側にもあるので中身が出てしまう心配はありません。

こうして茹でればこのひび割れから二酸化炭素が抜けるので白身が膨張する事もなく、その結果薄皮までつるりと剥けるという訳です。


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しかしこの時剥いてみたゆで卵はこんなところに窪みがありました。
まあ、大抵お尻の部分のはずです。
お試しになってみてはいかがでしょうか?

番組の HP はこちらです。
http://cgi4.nhk.or.jp/gatten/archive/program.cgi?p_id=P20100929

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コメント 4

nyankome

なるほど!
科学的に説明して貰うと納得ですね。
今度試してみます。
by nyankome (2010-10-09 00:05) 

hatsune

今まで、裁縫道具を取り出して、針で穴を開けていましたが、
こっちのほうが簡単にできそうですね。
よく考えれば、穴を開けるもヒビを入れるも同じようなことなのに
まったく気づきませんでした。
by hatsune (2010-10-09 00:16) 

センニン

nyankome さん、おはようございます。
賞味期限がそういうものだとは全然知りませんでしたのでその事だけでも収穫でした。
by センニン (2010-10-09 07:52) 

センニン

hatsune さん、はじめまして。
コメント & nice! ありがとうございます。
原理はご存知だったのですね。
私は全然知りませんでした。
番組ではきれいに剥くためのさまざまな人のさまざまな方法を紹介していましたが、どれもたまたまうまくいった事があるのだろうと思えてきました。
紹介された方法は確実ですね。写真の卵のようなケースもあるでしょうが、薄皮が破れなければ大丈夫ではないかと思います。
生卵を壊さずにひびを入れるのはちょっと怖いですね。
窪みがある事は知っていたのですが、原理を知らないので結びつきませんでした。
番組のスタッフの努力に敬意を表したいです。
by センニン (2010-10-09 07:58) 

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