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4の指の音程 [楽器]

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しばらく前にヴァイオリンの調弦は全て五度間隔であるということを取り上げました。

カメのように進んでいる私のレッスンでも4の指(左手の小指)が出てきます。
3の指(薬指)が低くなりやすいといつも注意を受けているのですが、小指となるとさらに難しいと思いきや案外そうでもありませんでした。中指と薬指が開きにくいのですね。

音程は耳やチューナーが頼りですが、小指に限っては正確な音程が簡単に確認できます。
A線の場合、小指の位置はEです。
という事は隣のE線と同じであるわけです。
一番下のG線でも二番目のD線でも事情は同じです。
これに気付いたときはちょっと感動しました。

A線で開放、1、2、3、2と押さえて行くと
A H C H
となります。
なんだか聴いたことがある旋律になりますね。
日本古謡の「さくら」ですね。
これを思い出しながら音程を取って行くと取りやすいです。


さて1枚目の写真はブリッジです。
真っ直ぐ立っていて問題ないのですが、以前買った

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を読んでみましたら、テールピース(写真では右)側の角度が直角になるようにする、とありました。
微妙に違います。次のレッスンの時にでも確かめてみましょう


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魂柱です。
ブリッジの真下ではなくもうちょっとテールピース寄りですね。
楽器によっても微妙に違うようです。


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ブリッジが表板に接している部分です。
表面のカーブにフィットするように作られています。


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テールピースとE線のアジャスターです。
このE線はループエンドというタイプです。
ボールエンドと言って他の弦と同じように金属のリングで引っ掛けるタイプもあります。
ループエンド用とボールエンド用のアジャスターは形が異なります。

E線はペグを回したのでは音程の変化が大き過ぎて合わせにくいのでこのアジャスターを回してチューニングします。
他の弦にもアジャスターを使う事もできます。

まだまだ勉強する事が山のようにあります。

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コメント 6

nyankome

同じペグを持つ楽器なのに、リュートと違って進化しているのですね。
リュートにもアジャスターがあればと思うことがしばしば。
ペグだけで10数本の弦を調弦するのは一苦労です。
by nyankome (2010-09-15 22:05) 

センニン

nyankome さん、こんばんは。
アジャスターはいつ頃できたものなのでしょう。
バロックヴァイオリンの時代には多分なかったでしょう。
今調べてみましたらこのアジャスターは「ヒル型アジャスター ブラックメッキ金ネジ」と呼ばれるものであるようです。
http://www.violin-p.com/clm/adjuster.htm
ここに掲載されている写真が私の撮った写真と良く似ています。
アジャスターには3つのタイプがありますが、1つは二胡にも使えるようです。
リュートにもし似たようなものが登場したとしたら、音色に影響するかもしれませんね。
by センニン (2010-09-16 20:41) 

Cecilia

ループエンドってまったく知りませんでした。
今度使ってみようかな?
ヴァイオリンも頑張ってくださいね。
by Cecilia (2010-09-17 09:48) 

センニン

Cecilia さん、こんばんは。
おやそうでしたか。
実際に楽器にさわって憶えた人と違って私などは知識先行になってしまいます。
上達しない事には話になりませんね。
by センニン (2010-09-17 20:39) 

ぼんぼちぼちぼち

3の指 4の指・・・幼少時 習っていた頃のことを思い出しやした(◎o◎)

by ぼんぼちぼちぼち (2010-09-18 18:38) 

センニン

ぼんぼちぼちぼち さん、こんばんは。
ご幼少の頃からですか。
今の私には羨ましいです。
by センニン (2010-09-18 20:34) 

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