SSブログ

金(ゴールド)がピンクや赤に? [アート]

n2010_0719_182001AA.jpg

オールドバカラ オールドフランスの被せ(きせ)ガラスのグラスです。
この赤は金を混ぜて出すのだと聞いていたのですが、金で赤の発色が得られるという事が感覚的にピンと来ません。
もっとも昔の白粉には鉛が混じっていたという話は知っているわけですが、なぜ鉛で白が出るのかと聞かれても説明ができません。

しかし先日相原さんのお話では金の溶液がピンク色を示すという事でしたので、ならば赤も出るかもしれないと思えるようになりました。


bc2010_0719_182716AA.jpg

1枚目の写真は上から照明が当たったいるのでステムの部分まで赤に染まって見えますが、普通のライティングの下ではこう見えます。

現代のバカラの色とはだいぶ趣が違いますね。


bc2010_0719_182833AA.jpg

それにしてもこのカット、見事なものです。


bc2010_0719_182848AA.jpg

熟練の技の素晴らしさです。


g2010_0729_181015AA.jpg

顔料として使うなら見慣れたこんな感じになるわけです。


g2010_0729_181220AA.jpg

こんなグラス、見ているだけでリッチな気分になりますね。


たまたまですがいつものオールドバカラのお店の隣で古銭や切手などの特別展示販売が行われています。


k2010_0728_174709AA.jpg

天保小判です。
金の含有率は6割ほどだそうです。
時代劇では紙に包まれて出て来たりしますね。


k2010_0728_174721AA.jpg

裏の刻印です。
販売価格は 21万円だそうです。


k2010_0728_174911AA.jpg

驚いてしまうのはこちらです。
万延大判です。

大判というものを間近で見たのは初めてです。


k2010_0728_174844AA.jpg

裏はこうです。
お値段はなんと 400 万延 万円!
何でも裏のこの刻印が特別なので高いのだそうです。

大判はとても無理ですが、小判は1枚くらい欲しいなあと思ってしまいました。

nice!(19)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 19

コメント 6

ぷりん&りく

赤のグラス可愛い☆あーゆのは高いけど、欲しいでし。
でも、小判わいりません、、♪笑~
by ぷりん&りく (2010-07-30 06:15) 

センニン

ぷりん&りく さん、こんばんは。
そうですねえ。
グラスは使えますが、小判は使えませんからね (^^)
ちょっと興味があるだけの私が持っても「猫に小判」ですね。
by センニン (2010-07-30 20:44) 

ぷりん&りく

リクがもったら、犬に小判でしよ~~☆笑
by ぷりん&りく (2010-07-30 23:52) 

センニン

ぷりん&りく さん、おはようございます。
そうですね (^^)
by センニン (2010-07-31 09:53) 

nyankome

小判は時代によって金の含有量が変化しますね。
慶長小判で金の含有量が約85%あるそうです。
万延大判で約36%だそうです。
by nyankome (2010-08-08 22:04) 

センニン

nyankome さん、こんばんは。
含有量を落とすという事を考えついた人は誰なのでしょう?
出世したかもしれませんね。
by センニン (2010-08-08 23:24) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。