柿右衛門のコーヒーカップ [アート]
前回と前々回の記事が長かったので今回は短か目にします。
柿右衛門と言えば和ものですが、少ないながらコーヒーカップのような洋食器も作っています。
これは十二代さんの作品で、小さめのコーヒーカップです。デミカップという程小さくはないのですが、やや小さめです。
描かれた絵はザクロです。
普通に使う時に見るような角度で撮ってみました。
カップの裏側にも絵柄があります。
眺めているだけでも優雅な気分になりますね。
2010-06-27 21:25
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ザクロは和のようでもあり、どことなくエキゾチックな感じもしますね。素敵なカップです。
白地に絵が映えますね。
by nyankome (2010-06-27 22:18)
nyankome さん、こんばんは。
柿右衛門の白は「濁手(にごしで)」といって、マイセンなどのような真っ白とも違う軟らかいものです。
有田の方では米のとぎ汁を「にごし」と言うところから来ているそうです。近い色としては乳白色でしょうか。
ザクロは中東原産と言われ中国における桃のように滋養のある果物とされていました。
マイセンのブルーオニオンは元々はザクロなのですが当時その地域ではザクロというものがよく知られていず、似ていた(?)オニオンに変えられたようです。
ちなみにスペインのグラナダ(Granada)はザクロの意味だそうで、市章もザクロだそうです。
by センニン (2010-06-27 22:57)
すてきなカップですね。
陶器の材料とかまでこだわりがあるのでしょうか。
by ながぐつ (2010-06-28 07:40)
ながぐつ さん、こんばんは。
磁器に使われる土は「カオリン」と呼ばれる長石を主成分とする土です。中国の白い焼物はヨーロッパで珍重され、金以上の値段がつく事があったようです。
ドイツでも同じ土が発見されて以来マイセンやヘレンド、アウガルテンと言った窯で素晴らしいものが作られるようになりました。
柿右衛門の濁手のようにメーカーによって独自色を出していますが、基本的には同じ土が使われます。
by センニン (2010-06-28 20:26)
こんな素敵なカップにコーヒーを入れて飲んだら仕事も大らかな気持ちでこなせそうです(^^;
by kichi (2010-06-28 21:37)
kichi さん、こんばんは。
これは本当に珍しいのです。
あまりたくさん入らないのですが、確かに気持が優雅でおおらかになると思います。きっと味わいも一段と良くなるでしょうね。
by センニン (2010-06-28 22:32)