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ブルーベリーの恵み [花、植物]

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まだだろうと思っていたのですが、何年も前に初めて植えたラビットアイ系のうちいつも最も早く色付く品種がもう熟していました。


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こんな感じで実っています。


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後ろはキウイフルーツです。


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色づく時期は少しズレがあります。
ようやく食べ頃を迎えたばかりのようで、まだ鳥に食べられたものは少ないです。


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熟す途中で赤みが強くなるのを兎の目に例えてラビットアイと呼ばれます。


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昨日までにご紹介しましたハイブッシュ系でも赤みは出ますが、こちらの方がより濃い赤になります。


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鈴なりです。


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果実の色や葉の色あいがこの品種は特にきれいです。


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ブドウより密集して結実します。
こうした固まりのようになった状態をクラスターと言うそうです。


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幹の近くです。


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先端の方です。


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写真に撮りたくなる株なのです。


以前書きましたがブルーベリーの品種は大きく分けて3種類あります。
ハイブッシュ系:寒地向き。果皮は比較的硬く、粒は大きめ。
        加工、流通に適す。
ラビットアイ系:暖地向き。果皮は比較的柔らかく、粒は中くらい。
        果実狩り、生食向き。
ローブッシュ系:ワイルドブルーベリー系。原種に近いもの。樹高は低め。
        アントシアニンが豊富に含まれるのはこの品種。粒は小さめ。

アントシアニンはブルーベリーのブルーを出現させる色素でポリフェノールの一種ですが、ワイルドブルーベリーは果実の中まで青いのに対し、その他の系統はブドウのように中は白いです。
なのでアントシアニンをたくさん摂取したいのならワイルドブルーベリーを食べた方が効率的です。お値段は高いですが。

ブルーベリーが目に良いと言われるのはイギリス空軍のパイロットのエピソードに由来します。
特別成績が良かったそのパイロットに訊いたところいつもブルーベリーを食べているからだろうかと答えたとか。
視力がアップするという科学的な裏付けはないそうですが、暗いところに目が慣れる「暗順応」を改善する効果があると言われています。


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こちらはワイルドブルーベリーの一種、ビルベリーです。


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他のものとはまるで様子が違います。
果実も小さいです。


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こちらもワイルド系です。こちらの方が見慣れたものに近いです。


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少し色付いています。
樹高は低く、結実は少なく、粒も小さめです。


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さて収穫してみるとこれだけありました。
色付いたものはもっとありますが、甘みが強くなっていそうなものだけを穫りました。


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花のついていたあと、真ん中の小さな三角の部分が内側に倒れるほど果実が膨らんでいるものが熟しています。

ブルーム(白い粉のようなもの)のつき方は少なめですが、触っただけで跡が付きます。


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この株はラビットアイ系の中でも大粒の方です。


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やはりこのくらいの大きさになります。


木で完熟させると甘みが大変強く食べると幸せを感じるほどですが、ジャムにするならこのくらいで十分です。ジャムには少し酸味が必要ですし、砂糖を加えるので果実自体の甘みはそれほどなくても良いのです。
この量ではまだジャムにするには少ないので次の品種が熟すのを待ちます。
冷凍しておいても良いのですが、生で食べる楽しみも欲しいのです。


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コメント 6

Cecilia

まるで写真集に載っているブルーベリーのようですし、本当に美しい写真です。
なるべく生で味わいたいですよね。
とても贅沢な生活ですね。
うらやましいです。
by Cecilia (2010-06-20 19:18) 

センニン

Cecilia さん、こんばんは。
ブルーベリー自体がきれいなので撮っていて嬉しいです。
来週まで待つとジャム作り一回分(500g)くらいにはなると思うのですが、新鮮なうちに食べたいです。
田舎なので自慢できるのはこんなものしかありません。
by センニン (2010-06-20 20:28) 

yuuri37

ブルーベリーってこういう淡い色合いだったんですね。
by yuuri37 (2010-06-20 20:47) 

センニン

yuuri37 さん、こんばんは。
そうなんです。
熟す前は本当に可愛らしいんです。
秋には紅葉も楽しめますし、鉢植えでも栽培ができます。
ジャムが作れるほどの収穫を目指すなら鉢では厳しいですが、新鮮な果実を楽しむなら病気の心配もほとんどないのでお試しになってみてはいかがでしょう?
by センニン (2010-06-20 21:12) 

nyankome

採りたては美味しいでしょうね。
赤く色づいたブルーベリーは初めて見ました。
青黒いものしか見たことが何ので。(^_^;)
by nyankome (2010-06-20 21:30) 

センニン

nyankome さん、こんばんは。
ブルーベリーは小さいうちはみな緑ですが、兎の目や赤ワインのような色を経て紺色になります。
この色の変化がいつも目を楽しませてくれます。
鳥の目を逃れて木で完熟した果実はとても美味しく、私も去年初めて味わいました。
by センニン (2010-06-20 21:43) 

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