ワラジは何でできているか [違うだろ]
珍しいものをいただきました。
お守りだそうです。
五円玉で作ったワラジです。
亀が作られる場合もありますね。
「金のワラジ」というわけですが、これはどう読むのが正しいのでしょうか。
「きんのわらじ」でしょうか「かねのわらじ」でしょうか?
五円玉で作ってしまえば「カネ」のわらじですが、それはひとまず置いてちょっと考えてみましょう。
まず「きん」で作ったらどういう事になるのでしょうか。
「きん」と一口に言っても純度によって違いますが、ひとまず 9k としましょう。
9/24 で、37.5% が金です。
このワラジを履いて歩く事を想像しましょう。
減ってしまうのが心配で歩けませんね。
では「かね」の場合はどうでしょうか。
「かね」と言っても実は「おかね」でなく金属のことです。
「くろがね」は鉄、「しろがね」は銀、「あかがね」は銅である事はよく知られています。
黄色いのは「こがね(黄金)」ですね。
本当は「鉄」一字でくろがねと読むのですが、「黒鉄」と表記する事もあるようです。
同じく「銅」を「赤銅」、「銀」を「白銀」と表記する事もあります。
だから本当は「金」一字で「こがね」と読むのでしょうね。
金や銀はともかく鉄なら惜しくありませんね。
重いですが。
本物のワラジならたくさん歩くとすり減って使えなくなってしまいますが、これなら相当持ちますね。
このワラジを履いて探すのは「一つ年上の姉さん女房」です。
なぜかというと、鉄のワラジがすり減るほど歩き回って探す価値があるのだそうです。
ふうむ、二つ年上はもっと価値があるのでしょうか?
一回り年上は?
...その辺は更に考えてみましょう。
一つ年上って所がミソなのかもしれませんよ^^
by kichi (2009-08-29 08:11)
kichi さん、いつもありがとうございます。
昔の言い回しですからね。
ねえやは十五で嫁に行き、の時代では男の子はまだまだ頼りない。
二十代も後半なってしまえば大年増でしょうから、同い年より一つだけ年上の「大人」をもらう事が万事うまくいくポイントだと考えられていたのでしょうね。
by センニン (2009-08-29 20:10)