冷たくしないでね

Aihara の楽器、音色について厳しい事を言えば、強く惹かれるものは感じないのです。
ただ、全音域に渡って発音がスムーズである事、特に第３オクターブの反応が良い事は評価できると思います。
音のつながりもスムーズで、第３オクターブの F→Fis も滑らかです。
同じく A も響きが良くなります。

音色にもっと個性が備われば一般の評価も上がると思います。
今回購入したのはハードウェア面に興味を持ったからです。
今度伺ったとき、最新モデルのクラッチを試してみようと思います。

先日の山野楽器のフェアでは Pearl の楽器もいくつか試しましたが、強く惹かれるものはありませんでした。
Pearl の音色が好きな方にはまた違った評価を受けるかもしれません。


今回いろいろお話をうかがう中で、管の材料の調達に関するお話やソルダードの部分の腐食に関するお話など興味深い事をたくさんお聞きしました。
ここに書く事がためらわれるようなお話もありました。
次の機会にもいろいろお話が聞けるのではないかと期待しています。　


ところで上の写真は楽器を保護するためのものです。
フルートの他、クラリネットやオーボエでも使用できます。
必要に応じて使い捨てカイロを最大10個使う事ができます。

木製の楽器は暖まり難いですが、冷め難くもあります。
それに較べ金属製はすぐ暖まる代わりに数秒で冷えてしまいます。
特に夏場、冷房が効いている室内ではたちまちです。

先生には出番を待つ間歌口から時々息を吹き込んでおくようにと言われます。
カイロイを使うかどうかは別として、これに入れておくだけで少しは良いのではないかと思います。
機会があったら試してみたいと思います。