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本年最初の演奏会は田中桂子さん@こばやし [演奏会]

予定していた田中さんの演奏会を聴いてきました。
三回目の今回は箏の伊東奈津代さんとの共演です。
伊東さんのお師匠さんは宮城道雄のお弟子さんとのご紹介がありました。

曲目は
 1. さくら(日本古謡)
 2. 春の海(宮城道雄)
 3. 小鳥の歌(宮城道雄)
 4. 荒城の月(瀧廉太郎)
 5. わらべ歌メドレー

 6. 笛吹き女〈ふえふきめ〉(鈴木憲夫):フルートソロ
 7. 雪の華(中島美嘉):箏独奏
 8. 壱越〈いちこつ〉(山本邦山)
 9. 千の風になって(新井満)
でした。

7は J-POP ですが、学校などで指導するとき和楽器に親しみを持ってもらうためにこうした曲も演奏されるそうです。

箏の実演を聴くのは初めてですが、箏は曲によって調弦が異なり、曲を続けて演奏することはできないそうです。
糸(弦)を弾くのは右手の親指、人さし指、中指の三本で、柱(じ。駒に相当するもの)の右側を弾きます。
左手は開放弦を弾いて和声を付けたり、柱の左側を押して音程を変えたり、ビヴラートを掛けたり、ギターのチョーキングに相当する動きをしたりと、忙しいのです。

音色はハープのような響きに聞こえることもあり、ギターのようでもあり、ギターでもサウンドホールの右側を弾いたときのような硬い響きを出したりと、想像を越えた表現力に驚きました。

ギターやヴァイオリンと異なり、演奏者の手前が高い音、先の方が低い音の糸が張られています。

糸の端はこのように処理されています。
箏の本体は桐で、通常は調弦の異なる二台を用意しなければならないそうです。

お二人とも和服でしたが、フルートは息を使わなければならないので胃の辺りを締めつける和服では本当はきついそうです。

それにもかかわらず、いや、ことによるとそのせいなのか、フルートの音は和楽器との相性が良いらしく今まででいちばん良い響きに聞こえました。
日本の曲を目を閉じて聴いていると、まるで日本料理店でお正月を過ごしているような感覚に浸ってしまいます。

次の予定は未定だそうですが、次はどのような趣向で楽しませてくれるのか今から期待しています。

会場には早めに着いたので例によってニャンコ達の写真を撮りました。
今回はごはんをあげちゃいました。

実際はもっとたくさんいたのですが、好奇心の強いのはこの面々でした。

この続きは明日以降をお楽しみに。


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コメント 2

けいこ

昨日はありがとうございました。
聴いていただけて嬉しかったです。また、ケイコちゃんも判明し、すっきりしました。
またぜひ聴いてください。
by けいこ (2008-01-28 22:12) 

センニン

けいこさん、こんばんは。

昨日は十分楽しませていただきました。ありがとうございました。
どなたの演奏会でも一番注意を傾けて聴くのは音色です。
昨日は今までと違う音に聞こえました。良かったです。

「さくら」は吉田雅夫先生編曲の変奏曲があります。伴奏は箏ではなかったように思いますが、良い曲ですのでいつか聴かせていただきたいです。

譜面台についてはネットオークションに出ていますので、よろしければご覧になってみてください。
http://page17.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/v41804380?u=;piano440hz

こちらの記事もよろしければご覧下さい。
http://blog.so-net.ne.jp/music_1000/2007-12-11
by センニン (2008-01-28 22:22) 

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