カラヤンの大阪ライヴを視る:DVD [演奏会]
しばらく前に '84年10月のカラヤン/ベルリン・フィルの来日公演の DVD が発売されたので買っておきました。ザ・シンフォニーホールでのライヴです。
SONY CLASSICAL の発売ですが、以前視たほかの映像は画質が悪く、今回は少しは良くなっているのかと期待していたのですが、やはりダメですね。23年前ですが、こんな画質でしか記録できなかったとはどうしても思えないのですが、なぜなのでしょう?
曲目は
W.A.モーツァルト;ディヴェルティメント第15番変ロ長調 K.287(271H)
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」作品20
O.レスピーギ:交響詩「ローマの松」
です。
レスピーギはカラヤン/フィルハーモニアの演奏が初体験だったので、感慨深いものがあります。
オケについてはもう何も言うことはありません。
上手いオケはいくらもありますが、やはり別格です。
生で聴きたいですねえ。チケットが手に入れば。
ザ・シンフォーニーホールは『残響2秒』というドキュメントで有名になりましたが、本格的な音楽ホールのはしりですね。
『ローマの松』は好きな曲なので CD は何枚も持っています。最近買ったのはパッパーノ/ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団のものです。
このときのカラヤンの指揮ぶりは、若い頃に比べると解釈に深みが加わった代りにテンポ設定など、まるでローマ軍も年寄りになってしまったような印象です。
レスピーギの素晴らしい管弦楽法、スコアに指定された普段見ることができない管楽器達など、DVD の映像とサラウンドの音声はこうした曲では十分に威力を発揮します。
4曲目の「アッピア街道の松」ではそうした珍しい管楽器がフルに使われていますが、どの録音でもどうしても埋もれてしまう箇所があります。
この点やある特定のリズムがなかなか正確に演奏されないことなど、別の記事として取り上げます。
高校生の頃、やはりこの曲もポケットスコアを買いました。今でも持っていますが、さすがに細かい部分を読み取るのが辛くなりました。幸い今は大型のスコアも手に入るようになりました。昨年の春ごろ、ローマ三部作をまとめて収めたスコアを見つけたので買いました。
続きは明日以降また記事にします。
「生で聴きたいですねえ」
カラヤン/ベルリン・フィルの演奏会に一度だけ行きました...
by サンフランシスコ人 (2016-03-12 08:08)
サンフランシスコ人 さん、おはようございます。
とうとう一度も行くことはできませんでした。
お金もなかったので。
by センニン (2016-03-12 09:49)