小物を撮影する [写真]
エアーダスターなどと呼ばれる、掃除用のスプレーです。
レンズや細かいところなどを掃除するときの必需品です。
コーヒーミルを掃除するのにも使っています。
ところでこうした商品は傾けて使用するとガスが出て対象物を汚してしまうことがあるのが困った点でした。
ところが写真の製品は逆さにして使用してもガスが出ないのです。
連続3秒以内という注意はありますが、これはありがたいです。
レンズを掃除するはずなのにガスが付着して跡が残ると泣きたくなってしまいます。
ところで今日はこうした小物を撮影するときのお話です。
最近オークションが盛んなのでそうした小物をきれいに撮影するための小道具がたくさん販売されています。
お手軽なものから本格的なものまで様々ですが、私が愛用しているのは上の写真のセットです。
簡単に撮影するなら以前ご紹介しましたようにフラッシュライトの部分にティッシュ等を当てて和らげることでもいいのですが、より良く見せたいときにはこうしたものを使います。
光源は LED ではなく写真用蛍光灯です。ほんらいは足をネジで固定して使用するのですが、専用台があるわけではないので、その都度配置します。
ここでは四セット使っていますが、六台まで一度に使用できます。
フラッシュライトとの一番の違いは、予め反射や影の出方が分かることです。
ここでの例がベストとは言いませんが、背景を照らすなど使い方はいろいろ考えられます。
こうして撮影したのが次のようなものです。お手本になるほど凝ったライティングはしていませんが、全体的にきれいに照らすことができます。
ハードカバーの文庫本です。
学校の図書館によくありました。
CD ですが、ビニールカバーが光っていますので、これを避けるためには光源の位置を変更します。
以前掲載した同じ CD はフラッシュライトに白いものを当てて和らげて撮ったものです。
背景を照らして撮影した例です。
このほかガラスや飲み物など、被写体によっていろいろテクニックがあります。
楽器など表面の反射が強いものはそれなりの工夫が必要です。
お手許にフルートのカタログがありましたらご覧になってみてください。
たいてい管体の両側が白く反射し、真ん中に黒い部分が見えるような撮り方をしています。
こういうものは細長〜いライトを使用してライティングします。
商品撮影の基本は形を歪みなくとらえること。
フルートは長いので形をきちんととらえるのは案外大変です。
車の撮影などはとても大変です。
そうした目で写真を見るとなかなか面白いですよ。
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