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モイーズのレッスンを体験 [楽器]

まだ読んでいる途中ですが、昨日触れた本です。

生い立ちなども興味深いのですが、腹式呼吸や唇と音作りなど非常に参考になります。
音を言葉で説明するのは大変難しいのですが、言葉の中からいかに秘訣を引きだすのかは読む人にかかっているでしょう。
図解があればもっと良いなあとは思いますが。

ものすごいのは著者が「現代最高と思われるフルーティストは誰か」と訊ねる個所です。
その答えはぜひ本でお確かめいただきたいのですが、著者は更に「ランパル、ベーカー、デボスト、ガッツェローニ等については?」と訊ねます。

ランパルは以前ご紹介しました自伝『音楽、わが愛』に書いていましたが、モイーズはランパルの父は評価していたようですが、息子であるランパルについては「あの医者か」とコメントしたそうです。ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、お母さんは彼を医者にしたかったようで、ランパルは実際医学校に在籍していたのです。音楽の道に進むかどうかとても迷ったそうです。

モイーズの CD はまだ何枚も持っていません。『マルセル・モイーズの芸術』というセットものがあったそうですが、今は廃盤です。ムラマツが同じような内容の5枚ものを出しているようですが、まだ確認していません。
一番下はモーツァルトの協奏曲三曲。ハープはリリー・ラスキーヌです。
録音は1番が'36年、2番が'30年、「フルートとハープ」が '31年です。

真ん中は輸入盤で、内容は上のものと同じです。

一番上は SP からの復刻でドビュッシーの「フルート・ヴィオラとハープのためのソナタ」('27年録音)と同じ曲の'36年録音、そしてモーツァルトの「フルート協奏曲第2番 ニ長調」('30年録音)です。

モイーズとの対話—おいたちと演奏論

モイーズとの対話—おいたちと演奏論

  • 作者: 高橋 利夫
  • 出版社/メーカー: 全音楽譜出版社
  • 発売日: 2005/08/23
  • メディア: −


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