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一部訂正:剽窃ではない:「千の風になって」 [楽譜]

週刊誌と書いたのは具体的には「週刊新潮」平成19年2月15日号です。
記憶違い等がありましたので、ここで訂正します。

昨日の記事で私が
 「また、週刊誌にはコード進行が同じで「哀しみのソレアード」の伴奏で「千の風になって」が歌えてしまうとして、(以下略)」
と書いた部分は一部誤りです。
週刊新潮の上記の号にはコードの文言はなく、記事(P.142)の4段目にテレビ局関係者の発言として
 「『ソレアード』のメロディーに合わせて『千の風』を通して歌えちゃいましたよ」
と書かれてます。
「コード進行が同じ曲などいくらでもある」のは確かですが、ここではこの表現も削除します。

ところでこの「歌えた」という指摘は当たらないと思います。
歌詞が他の曲のメロディーでも歌えることがどう問題だというのでしょうか?

また、同じ人物の発言として、この発言の前に
 「全体の構成もそっくり。」
とありますが、これも的外れであることは昨日の記事をお読みいただいた方にはおわかりいただけると思います。

さらには同じページの最下段に歌謡史研究家の合田道人氏の発言として
 「出だしの四つの音は同じですし、テンポもよく似ている」
とありますが、同じ音についての指摘はその通りですが、テンポが似ていることを挙げるのはどうかと思います。

さて昨日の記事の中で
 「その四つのフレーズは最初のフレーズの発展・変形であり、(以下略)」
と書きましたが、分かりやすいように歌詞を当てはめてみましょう。
歌詞には特段の意味はありません。

楽譜一段目
 夕陽 が きれいだ ね  大き く 美しい

一段目末尾(5小節目4拍目)〜二段目
 そう とても あでやかで  いつで も きれいだ ね 

キーとなる言葉(メロディー)は
 「きれい」「美しい」「あでやか」「きれい」
で。その前にそれらを修飾する言葉(メロディー)が置かれている、という構造と見ることができます。
最初に使われた「きれい」が最後にも出現します。

同じフレーズの変形・発展というのはこうした意味です。

「千の風になって」は詩もメロディーもこうした構造ではないことはおわかりいただけると思います。


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