SSブログ

読んでいない本がたくさん [本]

l2022 07 01_0001.jpg


書店で目についてパラパラとめくってみて買いました。

目次をみると読んだ本あり、読もうと思いながら読んでいない本あり、書名は知っていても近寄らなかった本あり、全く知らないものありというわけで、内容を知りたい、読んだことのあるものを改めて辿ってみたいと思いました。



l2022 07 01_0002.jpg


収録されている作品は次の通りです。

映画の原作になったもの、オペラの原作になったものもたくさんあります。


 スコット・フィッツジェラルド『華麗なるギャツビー』
 ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』
 モーパッサン『脂肪の塊・テリエ館』
 フィリップ・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』
 (これは昔読みましたが、強い印象はありません。
  ただ、この本で触れていますがこのタイトルはジョン・ダウランドの曲名から取られています。
  別名『涙のパヴァーヌ』として知られています)
 
 ケネス・グレーアム『たのしい川べ』
 サマセット・モーム『アシェンデン 英国秘密情報部員の手記』
 カトリーヌ・アルレー『わらの女』
 アガサ・クリスティー『パーカー・パイン登場』
 フレドリック・ブラウン『スポンサーから一言』
 アガサ・クリスティー『終わりなき夜に生れつく』
 アントン・チェーホフ『かもめ』
 A&B・ストルガツキー『ストーカー』
 (これは今よく事件になる行為とは関係ありません)
 
 アンブローズ・ビアス『新編 悪魔の辞典』
 ポール・ヴァレリー『ムッシュー・テスト』
 コンラッド『闇の奥』
 ジェイン・オースティン『ノーサンガー・アビー』
 モーリス・ルブラン『813』『続813』ルパン傑作集
 ウィリアム・ギブスン『クローム襲撃』
 レイモンド・チャンドラー『長いお別れ』
 トーマス・マン『トニオ・クレーゲル ヴェニスに死す』
 中島敦『山月記・李陵 他九篇』
 カート・ボネガット・ジュニア『スローターハウス5』
 アーサー・ミラー『るつぼ』
 プーシキン『スペードの女王・ベールキン物語』
 ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』
 ホフマン『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』
 トルーマン・カポーティ『遠い声 遠い部屋』
 ヘルマン・ヘッセ『知と愛』
 ハーパー・リー『アラバマ物語』
 F・W ・クロフツ『樽』
 レイ・ブラッドベリ『たんぽぽのお酒』
 ハリー・クレッシング『料理人』
 シャーウッド・アンダソン『ワンズバーグ・オハイオ』
 ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』
 モリエール『人間ぎらい』
 カフカ『城』
 ジェームズ・M・ケイン『郵便配達は二度ベルを鳴らす』
 サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』
 アラン『幸福論』
 ラディゲ『肉体の悪魔』
 オー・ヘンリー『オー・ヘンリー傑作選』
 テネシー・ウィリアムス『欲望という名の電車』
 ジェイムズ・ヒルトン『チップス先生、さようなら』
 マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキス』
 ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』
 (これによく似た日本の作家の作品がありますね。
  ここから拝借しているのではないかと想像します)
 
 ルーマー・ゴッデン『人形の家』
 (これはイプセンの戯曲や 弘田 三枝子 の歌とは関係ありません)
 
 カミュ『ペスト』
 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』
 (これは新訳が出ていますね)
 
 アラン・シリトー『長距離走者の孤独』
 正岡子規『子規句集』
 ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』
 オスカー・ワイルド『ドリアン・グレイの肖像』
 ジョージ・オーウェル『一九八四年』
 (Apple の広告で使われましたね)
 
 デュマ・フィス『椿姫』
 リルケ『マルテの手記』
 フローベール『ボヴァリー夫人』
 ウィリアム・シェイクスピア『リア王』『マクベス』
 スタンダール『赤と黒』
 マキアヴェリ『君主論』
 ミル『自由論』
 マンスフィールド『マンスフィールド短編集』
 ボリス・ヴィアン『日々の泡』
 ダシール・ハメット『マルタの鷹』
 チャールズ・ディケンズ『クリスマス・キャロル』
 アーサー・C・クラーク『幼年期の終わり』
 P・L・トラヴァース『風にのってきたメアリー・ポピンズ』
 ナサニエル・ホーソーン『緋文字』
 『孫子』
 ロバート・L・スティーヴンソン『宝島』
 ロバート・L・スティーヴンソン『ジキルとハイド』
 ポー『アッシャー家の崩壊/黄金虫』
 J・G・バラード『ハイ・ライズ』
 ウィラ・キャザー『マイ・アントニーア』
 (これがよく知られている作品とは知らなかったのですが、高校の図書館で借りて読んで印象に残っています)
 
 ゴーゴリ『外套・鼻』
 ギャビン・ライアル『深夜プラス1』
 G・ヴェルガ『カヴァレリーア・ルスティカーナ 他十一篇』
 ロレンス『完訳 チャタレイ夫人の恋人』
 (読んではいないですが、現代では問題になるような描写はないだろうと思います。
  これがいけないなら発禁になってしまうだろうものはたくさんあります)
 
 イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』
 ヴォルテール『カンディード』
 (これはバーンスタインの『キャンディード』の原作です)
 
 シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』
 ギッシング『ヘンリー・ライクロフトの私記』
 R・A・ラファティ『九百人のお祖母さん』
 サキ『サキ短編集』
 『山海経』
 コルタサル『悪魔の涎・追い求める男 他八編』
 ラフカディオ・ハーン『怪談』
 太宰治『津軽』
 アンリ・ミュルジェール『ラ・ボエーム』
 ハラルト・シュテュンプケ『鼻行類』
 J・G・フレイザー『金枝篇』
 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』
 チャールズ・ディケンズ『荒凉館』



l2022 07 01_0003.jpg


『金枝篇』はありますが『金瓶梅』は取り上げられていませんね。まあぜひにというわけではないですが。


マドレーヌで有名(?)なあの小説もないですね。読み通した人はかなり少ないでしょうけど。



l2022 07 01_0004.jpg


著者も読んだことがない本が多いそうですが、若い頃読んだものも再読しています。


私も経験がありますが、若い頃読んだ方が良い作品もあれば若い頃では味わいきれない作品もあります。



l2022 07 01_0005.jpg


まだ読んでいる途中ですが、速くは読めません。

読んだことのある作品もこの著者のフィルターを通すとまるで違う印象になります。


単純な読書ガイドではありません。


昔は各社の文庫目録をよく読んだものでした。

そこに書かれた内容の紹介を読んで読む作品を選んでいました。



この本を読んでも、読んでみようかと思う作品はまだないのですが、読まなくてもいいかなと思ったものもかなりあります。

若い頃読んだら違っただろうと思うものもあります。

若い頃読んだものでまた読んでみようかなと思ったものはあります。


人生の残りに思いを馳せてしまいます。


nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:

nice! 7

コメント 2

katakiyo

近頃、本を読まなくなりました。パソコンばかりです。
ページをめくるごとのワクワク感は覚えているのですが・・
by katakiyo (2022-07-17 05:26) 

センニン

katakiyo さん、おはようございます。
最近読書量が増えました。
時間ができたこともありますが、光を発する画面は目が疲れます。
手に持って、読んだページと残ったページの厚みを感じながら。
残り少なくなるとやっと終わりかと思うものあり、終わらないで欲しいと思うものありです。
ものによってはもう一度頭から読む場合もあります。
by センニン (2022-07-17 08:32) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。